山形市長町7区落語会


一気に秋らしくなり、朝晩寒いくらいになりましたね。本日は山形市の長町7区での落語会。笑門亭福来助さんのご縁で呼んでいただきおました。今回は、走風亭満月さんと、楽笑亭明世さん、そして私、錯乱坊双極で精鋭3人で落語を披露させていただきました。会場いっぱいのお客様にたっぷり楽しんでいただきました。

【本日のプログラム】
〇走風亭満月・・・・・・・『酒と恩返し』
〇楽笑亭明世・・・・・・・『中村仲蔵』
〜仲入り〜
〇錯乱坊双極・・・・・・・『崇徳院』


開口一番は満月さん。ネタは柳家喬太郎師匠作の新作『酒と恩返し』。健康保険をテーマにした、この時期ぴったりのお噺です。酒を酌み交わす男達の軽いタッチのおしゃべりで、それでいながら、健康保険の問題に鋭く切り込んだ秀作を、満月さんがうまく演じます。お客様をがっちり引き込んで、お後と交代です。


お次は、明世さんの「中村仲蔵」です。ご存知、歌舞伎の世界を扱った芝居噺の大ネタです。仲蔵の心の葛藤を扱ったこの名作を、明世さんの渾身の演技でお客様も固唾を飲んでいる様子です。素人の落語会とは思えない雰囲気の中、明世ワールド全開の30分で仲入りとなりました。


仲入りを挟んで、トリは私双極がつとめさせていただきました。ネタは「崇徳院」。仲入り前の雰囲気とは全く変わり、恋をテーマにした非常に軽く、バカバカしいお噺で締めさせていただきました。若旦那の恋の成就のために奮闘する熊五郎の、ドタバタを軽く演じさせていただき、たっぷり笑っていただけました。


7区秋祭りのイベントとしてお招きいただいた落語会。とても雰囲気が良く演者も気持ちよくおしゃべりすることができました。新作、芝居噺、滑稽噺とバラエティに富んだ演目を楽しんでいただけたのではないでしょうか。またお会いできることを楽しみにしております!

【錯乱坊双極】

河北町 西里地区 塩之淵敬老会のご報告


すっかり秋らしく、朝晩は冷える季節となりました。本日は秋晴れの陽気の下、河北町にて開かれました塩之淵敬老会に2名の噺家でお邪魔させていただきました。
塩之淵敬老会は実に4年ぶりの開催とのこと。我々山形落語愛好協会でお邪魔するのも初めてのことでしたが、お集まりいただいた温かいお客様に大いに笑っていただきました!
【今日の噺家と演目】
○闘球亭 丘割 「親子酒」
○山彦亭 虎之輔「時そば」


初っ端はわたくし丘割です。いくつかの簡単な小噺から始めてみましたが、大変にウケがいい……。ありがたいお客様に恵まれたな、と思いながら演目の「親子酒」へ。中学生の頃から度々かけている演目ですが、気づけば私も二十歳……。酒の味もわかるようになり、いやー大人になったなという感慨もありつつ、ますます元気いっぱい、表情筋も声量もフル稼働でお送りいたしました。しょうがない親子のやりあいに笑っていただき、お次へ交代です。


続いて出て参りました、山彦亭虎之輔さんで「時そば」です。河北町にはゆかりのある虎之輔さん。河北町の思い出から話題は名物「冷たい肉そば」へ、そして演目へと移ります。虎之輔さんの強みはやはり伝える力ですね。繰り出されるナンセンスなボケととぼけた間に笑いが起こります。虎之輔さんのゆったりしたテンポは出前にはうってつけだなあと改めて感じました。途中、落語のライブ感ならではのちょっとした愛嬌も見せつつ、アレンジの利いた古典ネタでお開きとなりました。

塩之淵敬老会の皆様は会場においでになった時からとにかくお元気でしたね。控室にも明るい話し声が聞こえてきて、非常にいい雰囲気だなあと感じておりました。運営の皆さまもたくさん手を貸してくださり、助力をいただきながら楽しく務めさせていただきました。素敵な会にお声がけいただいたこと、心より感謝申し上げます。塩之淵敬老会の皆さまがますます笑い、ますます健康にお過ごし下さることを祈りましてご報告とさせていただきます。本日はどうもありがとうございました!

【闘球亭 丘割】

行く夏を惜しむ落語会のご報告

9/30(土)はやまらく亭にて企画落語会の第二弾、「行く夏を惜しむ落語会」を開催しました。
稲刈りや芋煮会など秋のイベント目白押しの中、少数精鋭のお客様に四人の噺家がこの日に向けて磨いてきたネタをみっちりとお聴きいただきましたよ!

【本日の噺家と演目】
・走風亭 満月『酒と恩返し』
・闘球亭 丘割『千両みかん』
 仲入り
・濃紺亭 らん朝『のっぺらぼう』『旅行日記』
・如月家 道楽 講談『怪談 耳なし芳一』

開口一番は満月さんです。
「空席以外は満席のお客様で‥」と初っ端からお客様の耳を捉えて離しません!スポットライトが当たる高座にもう一つ笑いのスポットライト、いつもよりさらに輝いております!
ネタは新作落語のトップランナーの一人、柳家喬太郎師匠作の『酒と恩返し』。居酒屋にて酒を酌み交わす男達の話題は保険料の値上げや薬代の高さなど身近でちょっと重い話・・になるはずが、ボケとツッコミの応酬で笑いが止まりません!しんみり飲むよりも酒の席くらいは笑って飲む方が身体にも良いようで。
しっかりと場を温めてもらいお後と交代です。

続いては丘割くんです。
よほどの気合の入りよう、かつて受験の時に巻いた白地に校章の長ハチマキで入場です。(写真を撮るのが間に合わずゴメンナサイ!)中学生の時に入会した彼も今や大学生、月日の経つのは早いものです。その中学生の時に覚えた『千両みかん』、数年ぶりの口演となりました。年月を経て、ウケどころやクスグリを意識してお客様を楽しませようという、噺家らしい了見を披露してくれました。
端から聞けばバカバカしい、ところが本人たちはいたって大真面目に、うだるような夏の暑さが応える中で冬の味覚、みかんを巡る一席です。
丘割くんにとっては2つの意味で「蔵出し」のネタでもってお仲入りとなりました。

仲入りの後はらん朝です。
夏の思い出、歳を重ねるごとにかえって子供の頃の記憶がまざまざと蘇るようになった、というマクラから昔好きだった「ゲゲゲの鬼太郎」の話題、そこから『のっぺらぼう』にてお付き合いいただき、その後は山形の秋の味覚といえばやっぱり芋煮、その具材に関わるマクラを振りながら、その土地のあまりにクセのある味の噺『旅行日記』の一席を。
笑いを交えながらちょっと背筋が寒くなる噺でもってお後と交代です。

本日のトリ、道楽さんです。
写真でご覧の通り見台に膝隠し、小拍子と、トリネタは講談にて、それもまさに「行く夏を惜しむ」怪談噺にてお楽しみいただきました。
怪談として昔から語り継がれ親しまれている『耳なし芳一』、これを道楽さん独特の低音が響く声でもって聴くものを楽しませる講談に改めての高座です。
クライマックスの、平家の亡霊に芳一の耳が千切られる場面は、思わず自分の耳を確かめるほど真に迫った一席となりました。
最後はボーナストラックとして、山形県にまつわる怪談の朗読でもって幕となりました。

お忙しい中、お客様には足をお運びいただき、ウケどころではたっぷり笑っていただきました!ありがとうございます!
またの企画会をお楽しみに〜!
【濃紺亭 らん朝】

河北町かすみ町町内会敬老会


秋らしいお天気となり、だいぶ過ごしやすくなりました。本日は河北町のかすみ町町内会の敬老会へお招きをいただきました。今回は、たけのこ亭きの子さんと、私、錯乱坊双極で東根コンビで落語を披露させていただきました。河北町といえば、東根のお隣。すっかりホーム気分で、約30名のお客様にたっぷり笑っていただきました。

【本日のプログラム】
〇たけのこ亭きの子・・・・『雑俳』
〇錯乱坊双極・・・・・・・『粗忽長屋』


一番手はきの子さんです。演目は「雑俳」です。春風亭柳昇一門の得意とする前座噺で大好きなネタを、きの子さんが流暢に語ってくれました。小気味の良い噺で、とても楽しい高座となり、お客様も大笑い。とても楽しい雰囲気となり、場が大いに温まりました。


お次は、双極の「粗忽長屋」です。そそっかしい奴でしっちゃかめっちゃかでバカバカしいお噺。お客様もそのバカバカしさを大いに笑っていただけたかなぁという感じです。サゲに向かって盛り上がっていき、いい感じになったところでお開きとなりました。

落語の後は皆さんと芋煮をいただきました。この季節はこのように芋煮会にも参加させていただく機会が多く、大変ありがたいです。落語も良かったと言っていただき、大変嬉しく思います。楽しい時間をいただきありがとうございました。

【錯乱坊双極】

西下条町内会いきいきサロンのご報告


本日は西下条町内会のいきいきサロンに伺いしました(^^)
こちらにお伺いするのは今年2回目(^^)
嬉しいことに、前回のサロンで皆さんに大いに喜んでいただけたとのことで、前回来れなかった皆さんのためにもう一度と言うことでお招きいただいたのでした(^^)
ご期待にお応えできるよう、間助、福来助さん、半生さんの3名で精一杯高座を務めさせていただきました(^^)
 
【今日の噺家と演目】
○笑門亭 福来助 「千早振る」
○笑望亭 半生  「七段目」
○笑風亭 間助  「初天神」
 

初っ端は福来助さんの千早振るです。初っ端に相応しい分かりやすくもバカバカしい演目だと思います。少しずつ話を盛り上げながら最後には爆笑に繋げる素晴らしい高座でしたよ(^^)
 

続いては、半生さんの七段目です。福来助さんの作ってくれた場をさらに盛り上げるように爆笑マクラを連発です(^^) 本題に入ってからもお客さんをグイグイと引っ張り爆笑を誘う素晴らしい高座となりました(^^)
 

 トリは、わたくし間助の初天神です。前回とは違う演目で、古典らしくトリに相応しいものということで選ばせていただきました(^^) 親子の掛け合いを通した温かい笑いを感じていただけたようで、みなさんホッコリしていただけたみたいです(^^)
 
 西下条のいきいきサロンは活動が活発で、参加しているみなさんも温かい方ばかりでした(^^) 演じる側も温かい気持ちにしていただけるような素晴らしい落語会でしたよ(^^)
 
【笑風亭 間助】

山形市立第六小学校での落語会

九月後半になっても厳しい残暑が続いていましたが、ようやくしのぎやすくなった9月26日(金)、山形市立第六小学校の六年担任団からのご依頼で、山形落語愛好協会の如月家道楽さんと私、山彦亭虎之輔の2人が同小学校にお邪魔してきました。同校に山形落語愛好協会がお呼ばれするのは、2013年以来の二度目となります。会場の4階ホールに入ると、本日の授業のタイトル『六年総合「みつけよう」JAPAN~落語を聞こう~』のポスターが掲示してありました。講師として我々二人の名前も大書されており、恐縮した次第です。そして、本日第三校時(10:55~11:40)の授業の45分間、六年生約40名と、担任団の先生方に、「落語入門」の話と落語二席で、大いに笑って、伝統芸能の落語にたっぷりと浸ってもらいましたよ。(^_-)-☆

【本日の噺家と演目】
〇山彦亭 虎之輔  「落語入門(落語の歴史、特徴、演じ方など)」
➡「還付金詐欺落語~スーパーマン」
〇如月家 道 楽   「味噌豆」
〇質疑応答のコーナー

開口一番は、虎之輔です。初めに『「落語」とは「落ち(オチ)」のある噺』ということで、超短い小噺を次々に披露しました。すると子供たちの反応が大変良く、オチのたびに大笑いがおきましたよ。続いて、落語の歴史や特徴、道具の使い方について話し、「扇子を少しだけ開き、耳に当てると電話をかけているように見えますね」と言いながら、演目の「還付金詐欺落語~スーパーマン」に突入しました。とぼけた味わいのおばあちゃんが紳士然とした詐欺師にだまされそうになるのですが……。子どもたちは笑いながら、初めて聞く生の落語を楽しんでいましたよ(*^▽^*)

続いての登場は、道楽さんです。最初に「只今の虎之輔さんの落語は『新作落語』でしたが、私の落語は『古典落語』です。『古典落語』と『新作落語』では、出てくることばが違いますね。「はばかり」ってわかる人いますか」と問いかけたところ、挙手した人はいませんでした。小学6年と言えば、「Z世代」の次の「α(アルファ)世代」。生まれた時から、ウオシュレット付きの水洗便所で育っているわけですからね。ともあれ、道楽さんは小僧の定吉が味噌豆を持って、はばかりに向かうところで、「おいしい味噌豆、heyhey」とロック調の歌まがいにしたノリノリのセリフで子どもたちを沸かせ、会場は大いに盛り上がりましたよ( ^^) _U~~

 そして、最後は質疑応答のコーナーです。子供たちは次々に挙手して、質問や感想を述べてくれました。その中で「(お二人が)落語を始めようと思ったのは、どうしてですか」と聞かれ、「自分は元々朗読や演劇をやっていて、落語にも興味を持ちました。お客さんを楽しませることが好きです」、「私も以前は和太鼓をやっていたし、合唱は今もやっています。人前で発表してお客さんが喜んでくれると、自分も楽しくなります」とそれぞれ答えた次第です。そして、「皆さんも大いに自分の培ったものを発表してください。この中で、落語に興味を持った人は落語に挑戦して見ませんか」と、手前みそながら未来の噺家に向けての誘いもさせてもらった次第です。
このような機会をいただきました先生方、活発で反応の良い6年生の皆さんにお礼申し上げ、ご報告とさせていただきます。本日はありがとうございました。  【山彦亭 虎之輔】 

 

山形市成沢第六町内会 落語会開催

9月26日、ここ数日は秋らしい季節が続きましたが今日は真夏日のような暑さが、ぶり返した山形市内。
そんななか 「成沢町第六内会 いきいきサロンむつみ」さんからお声がけ、お集まり頂いた30人弱のお客様にひととき、笑いでお愉しみ頂きました。

◎本日の演目と噺家
・「味噌豆」      如月家 道楽
・「火焔太鼓」     山彦亭 虎之輔
・講談「怪談 耳なし芳一」 如月家 道楽

60分びっちり三席お楽しみ頂きました。
まずはわたくし道楽の「味噌豆」。
前座噺ではございますが、マクラから爆笑でお迎え頂きます。シンプルな演目なので食べる所作ではやや誇張気味で。
思いの外ウケたようでございます。

さて、お次の登場は虎之輔さん。
お得意のフーテンの寅さんの啖呵売から始まり、お客さんとの掛け合いも大盛り上がりで、マクラから座を一気に引っ張ってくれました。
「火焔太鼓」は虎之輔さん得意中の得意演目、笑って頂くべきツボはしっかり抑えた円熟の技と言えましょう。バカウケでしたね。

三席目、トリは道楽の講談「怪談 耳なし芳一」
暦の上では秋とはいえ、本日のような暑い日はまだまだ「怪談」がうってつけ、と勝手な解釈で(笑)色物で〆させて頂きました。
笑いの演目ではないものの、じっくり真剣に耳を傾けて頂きました。

以上、三席お愉しみ頂きました。
良く笑って頂き、素晴らしいお客様でした。
成沢西地区の皆様に少しでも楽しい時間を過ごして頂いた事は私達、やまらく亭のメンバーのこの上のない歓びでございます。
またお会いできるのを心より楽しみにしております。

【如月家 道楽】

   

鶴岡市鷹匠町親和会敬老会


ようやく秋らしいお天気となり、特に朝晩は涼しくなりましたね。そんな秋晴れの良い日、鶴岡の新茶屋さんで開催された、鷹匠町親和会の敬老会にお招きをいただきました。初めてのお招きとなりましたが、楽笑亭明世さんと、私、錯乱坊双極で落語を披露させていただきました。約30名のお客様にたっぷり笑っていただきましたよ。

【本日のプログラム】
〇楽笑亭明世・・・・『熊の皮』
〇錯乱坊双極・・・・『浮世床〜夢〜』
〇楽笑亭明世・・・・『松曳き』


開口一番は明世さん。演目は私の大好きな「熊の皮」です。何年かぶりに高座にかけたということでしたが、甚兵衛さんの突っ走り方が、やっぱりとっても良いですね。とても楽しい高座となり、お客様もクスクスクスクス。とても楽しい雰囲気となり、場がしっかりと暖まったところでお次と交代です。。


次は、双極の「浮世床〜夢〜」です。急に朝晩が寒くなったせいか、喉の具合があまり良くなかったのですが、半公と姉さんのなんとなくいやらしいやり取りを演じ分けることができたかなぁと思います。オチで全てが明らかになった時に、お客様の失笑が起きたので、しめしめと思いました。なんとかトリに繋ぐことができてホッとしています。

トリは明世さんの「松曳き」です。粗忽者のお噺。やっぱりいいですね。そそっかしいエピソードをたっぷり散りばめて、わけがわからなくなっている三太夫さんの様子がとっても面白かったです。お客様もたっぷり笑っていただけた様子。いい感じでお開きとなりました。

会場となった新茶屋さんの建物は明治39年に落成した建物で100年以上の歴史があるそうです。お庭の松も樹齢300年以上とか。そんな趣のある会場で落語をやらせていただき光栄でした。あとで幹事の方から、「皆さんとっても喜んでいましたよ。」とお声がけいただき、大変嬉しく思います。またお会いできるのを楽しみにしております。

【錯乱坊双極】

南陽市荻・下荻・太郎地区敬老会のご報告

 9月24日(日)には南陽市北部の3地区が一緒になって開催した敬老会にお呼び頂きました。ちょうど敬老の日の18日にお邪魔した小滝地区の南隣で、今回も地区公民館長のYさんから連絡を頂き、準備を進めました。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、空気はかなり秋めいてきました。会場は今年度一杯で休校となる荻小学校体育館で、40人ほどの敬老の皆様をはじめ、来賓や実行委員、社会福祉協議会の皆様など総勢約70人の皆様がお集まりになり、盛大に開催されました。第一部の式典では荻小学校の子どもからもお祝いの言葉があり、温かい雰囲気です。第二部の長寿を祝う会の最初の約30分、高座を披露させて頂きました。

【本日の根多帳】
〇カラオケ病院    石々亭註馬

 出演は18日に続いて註馬で、お客様は違う皆様でしたが、別の根多でご機嫌を伺いました。こんな落語もある、という楽しみを感じて頂けたのかな、と感じています。
 その後は1時間ほどの親睦会で、前回同様に美味しい芋煮やお浸しなどを頂きました。こちらの地区にも長寿番付があり、75歳以上の皆様は110人、東の横綱は103歳だそうです。95歳を超えた横綱の方もお見えになり、皆様の元気を分けて頂けた思いです。かつて鉱山で大繁栄し、映画館などもあったという、この地区の歴史についても伺うことができました。
 今回、こちらの地区にご縁を頂けたのは嬉しい限りです。お世話になった皆様に深く感謝申し上げます。またお呼び頂けたら何よりです。ありがとうございました。
【石々亭註馬】

第二回 ひびきおきらく寄席のご報告


敬老の日でありました9月18日、庄内響ホールにて「第二回ひびきおきらく寄席」が開かれました。昨年に引き続いてsupported by 山形落語愛好協会での開催です。午前中にお邪魔した猿田町敬老会さまに引き続き、錯乱坊双極さんと、遊歩亭千早くん、闘球亭丘割の大学生コンビの三名でお送りいたしました。勢いたっぷり、パワフルな一時間少々の会になりました…!


たいへん立派な会場です。これはすごい……。ありがたいことにポスターまで…!!

【本日のプログラム】
〇錯乱坊双極・・・・『堪忍袋』
〇遊歩亭千早・・・・『転失気』
〇闘球亭丘割・・・・『たいこ腹』


初っ端は当会随一の本格派、錯乱坊双極さんの「堪忍袋」で、にぎやかな鉄板ネタです。重厚な演技で引き込み、だんだんとナンセンスさが際立つ展開へ観客を引き込んでいきます。こちら、ガヤガヤとした演目ですが夫婦のお話でもあります。「喧嘩するほど仲がいい」という温かみも感じさせる一席でした。どこかファンタジーな展開ですが、馬鹿馬鹿しさにくるんで説得力を持たせるのは本格派の巧さあってこそですね。会場中に響くエネルギッシュな開口一番でお次の千早くんへ。


続いて登場したのは今回の大学生1号、遊歩亭千早くんです。大学生らしい実感たっぷりのマクラに続いて披露された演目は「転失気」で、こちらも千早くんの鉄板です。千早くんの「転失気」の聴きどころについて、個人的には、千早くんらしい愛にあふれた子供観が小僧珍念の演じ方にしっかり投影されている点にあると思います。そのうえ今回の転失気は客イジリも交えた大爆笑の一席!温かいお客様に恵まれ「いつもより張り切った」とのこと。この好青年が笑いに貪欲なんだから心憎い話です。マクラでは私も軽くイジって頂きましたね……、心憎い話です。客席を巻き込みつつ繰り出されるギャグの連続、愛嬌たっぷりの高座で大いに会場を沸かせて、次に交代!


トリは大学生2号、闘球亭丘割で「たいこ腹」でした。お客様の前で披露するのは初めてで少々緊張しておりましたが、前の二人と同様、のびのびと元気に務めさせていただきました。平然とぶっ飛んだ若旦那と軽薄で不憫な太鼓持ち一八のお話です。二人のキャラ、特異な関係性が可笑しい話で、カラッと明るいブラックジョークです。若旦那に振り回されてひどい目に遭っていく一八の様子に笑っていただき、夫婦喧嘩→屁→太鼓持ちと非常ににぎやか(?)となったこの会も終演です。

ひびきおきらく寄席は昨年に引き続いて二回目の開催でした。終演後にはお客様からお褒めの言葉をいただき、演者一同非常に充実した一日になりました。また、大変素敵な会場で落語をする機会に恵まれ、喜びを噛みしめているところです(大学生も年長者もすっかりはしゃいでましたね……!たくさん写真撮りました)。「来年もひびきおきらく寄席に出れたらいいな」と、この会が恒例になること、ますます楽しい会になることを祈り、会場を後にいたしました。改めて、温かいお客様、素敵な会を作っていただいたスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました!

【闘球亭丘割】

南陽市小滝地区敬老会のご報告

 例年、敬老の日の前後には多くのご依頼を頂きます。コロナ禍で激減していたのですが、5類移行とともに少しずつ戻ってきています。
 そんな中、会のホームページをご覧頂いたのをきっかけに、南陽市北部の小滝地区の敬老会にご依頼を頂きました。お集まりの皆様は元気そのもの、地区長寿番付大関(90歳以上)のお2人も含め、20人ほどのご長寿の皆様が会場の小滝多目的集会施設の2階にお集まりになりました。来賓や実行委員の皆様も加わり、約40人の皆様を前に、30分の高座を務めさせて頂きました。
 ※番付の東横綱は101歳だそうです

【本日の根多帳】
〇堪忍袋   石々亭 註馬

 恥ずかしながら、第一部の式典が始まった直後、座布団を忘れたのに気づきました。会場からお借りして事なきを得ましたが…高座自体はやや課題が残ったものの、会場のあたたかな空気にも助けられ、皆様に大喜びして頂くことができました。「噺家は笑い上手に助けられ」、改めてお客様あっての噺家だと感じます。
 高座の後は懇親会で、芋煮や葡萄などとともに懇談させて頂きました。中にはビニール袋を堪忍袋に見立てる方も…「来年も是非」とのご指名も複数の方から頂けたのはありがたい限りです。
 公民館長のYさんには、事前の電話打ち合わせに加え、当日朝に道路工事の迂回路を電話で教えて頂きました。他にも役員の方には高座設営や音響、写真撮影のお手伝いを頂くなど、地区の皆様からは本当に良くして頂きました。ありがとうございました。またお邪魔できれば幸いです。
【石々亭註馬】

庄内町猿田町敬老会


敬老の日になりました。まだまだ暑いですね。本日は庄内町の商工ふれあい会館コアアルザで開催された猿田町敬老会にお招きいただきました。今回は、遊歩亭千早さん、闘球亭丘割さんの大学生コンビと、私、錯乱坊双極がお邪魔させていただきました。30名を超えるお客様。たっぷり笑っていただきました。

【本日のプログラム】
〇遊歩亭千早・・・・『やかん』
〇闘球亭丘割・・・・『親子酒』
〇錯乱坊双極・・・・『粗忽長屋』


開口一番は千早さんです。演目は「やかん」です。お馴染み、知ったかぶりのご隠居のお噺ですが、見せ場はやっぱり講談の言いたてのところです。扇子で膝を叩きながら、すらすらと澱みない口調で話す千早さんにお客様もびっくり。拍手まで出る始末で、大喜びしていただき、場がしっかりと暖まったところでお次と交代です。。


次は、丘割さんの「親子酒」です。二十歳になって実際にお酒が飲めるようになった丘割さん。そのせいか、酔っ払いを演じることに、どんどん真実味を帯びてきた模様です。お酒が進んで酔いが回っていく様子に、お客様も拍手喝采。噺が進んでいくに連れて、会場もどんどん盛り上がっていきました。


トリは私、双極の「粗忽長屋」です。自分のことなのに、全く様子がわからなくなってしまっている、粗忽者二人の様子を、たっぷりと楽しんでいただけた模様です。わけのわからないやり取りの所々に笑いが起り、いい感じでお開きとなりました。

初めてのお招きでしたが、お一人、お一人のお客様には、大変喜んでいただけたご様子、ホッといたしました。また次も企画したいと、ありがたいお言葉もいただけました。100歳を超える方もいらっしゃるとのこと。まだ暑い日が続いておりますが、お身体にはくれぐれも気をつけていただき、また次回お会いしましょう!

【錯乱坊双極】

上山市旭町地区敬老会での落語披露

 敬老の日の9月18日(日)、上山市の旭町公民館で開催された「のんき・元気・やる気!旭町地区敬老祝賀会」にお呼ばれし、山形落語愛好協会の輪々亭そらしさんと、私、山彦亭虎之輔がお邪魔して来ました。午前10時に始まった同会では、最初に上山市長・県会議員(上山市区)・上山市議(旭町在住)のあいさつがあり、落語の部は10時15分にスタートです。約35名のお客さんに当会の落語三席で笑って楽しんでいただきましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】
・山彦亭 虎之輔・・・・・『還付金詐欺落語~スーパーマン』
・輪々亭 そらし・・・・・『地獄八景』
・山彦亭 虎之輔・・・・・『火焔太鼓』

 初っ端は、虎之輔です。マクラで「お客様参加型の寅さんのタンカバイ」をかけたのですが、お客さんがオチをしっかり答えてくれましたよ。特に「四角四面の豆腐屋の娘、色は白いが」のオチは、今まで出たことなかったのですが、男性の方が「○○くさい」とすんなり答えてくれ、会場は盛り上がりましたよ。その勢いで、『還付金詐欺落語』へ。紳士然を装う詐欺師と、とぼけた味わいのおばあちゃんとのやりとりをしっかり笑って楽しんでもらい、お後と交代です (^_-)-☆

 続いて、そらしさんの登場です。演目はお彼岸の今の時期にぴったりな『地獄八景』。実は、当初そらしさんは別の演目をかける予定でした。しかし、会場に到着し準備をしている女性役員の方との会話から、「五月に上山市北部公民館で開かれた落語会を聞いた人が何人か、本日もおられる」という情報を得たとのこと。雑談から情報を得て、それではと演目を変える彼女の裁量はさすがですね。ともあれ、お客さんを 賽の河原、三途の川渡り、閻魔の庁等の地獄めぐりにご招待。お客さんは笑ったり、ハラハラしたり、未知なる地獄の風景をたっぷりと楽しんでいましたよ( ^^) _U~~。

 そしてトリは、虎之輔が務めさせてもらいました。旭町地区には百歳を超えた方がお二人、九十歳を超えてお元気な方もたくさんおられるということをお聞きしたので、「皆様が幸せに長生きしてほしい」願いを込め、演目はハッピイエンド感満載の『火焔太鼓』にしました。この演目をかけるのは久しぶりでしたが、会場の和気あいあいとした雰囲気に助けられ、サゲまで盛り上がって無事お開きを迎えましたよ(^o^)

 終演後は、懇親会にも参加させてもらい、お弁当や手作りのおいしいなす漬け、味噌汁等をごちそうになりました。また、私が2017年度の同公民館での落語会に出演したことを覚えてくれていた役員の方がいて、「この間、上山市の浄公寺の落語会を聞き行き、あなたが来ると思ったがいなかった。今日聞けたので良かった」と言葉をかけてもらい、感謝の至りです。「旭町地区敬老会」のスタッフの皆様、そしてお客さまの皆様、本日はまことにありがとうございました。また、皆様とお会いできることを楽しみにしています(*^_^*) 
   【山彦亭 虎之輔】

南館西町内会いきいきサロン落語会のご報告


本日は、山形市南沼原コミュニティーセンターにて、南舘西町内会いきいきサロンに走風亭満月がお伺い、約20名のお客様に落語を楽しんでいただきました。
【本日の演目】
○ 寿限無
○ 酒と恩返し
 まず初めに、町内会長様のご挨拶と健康のための運動のポイントの実演、続いて今年米寿を迎えられた町内の方へのお祝いが贈呈されました。偶然にも町内会長様は知っている方でお互いに驚いた次第でございます。
 続いて、私から挨拶と落語2本で30分のお付き合いをいただきました。1本目は、敬老の日ということで、いつまでも健康で長生きしていきましょうという願いを込めて「寿限無」。2本目は、とある居酒屋における健康保険を題材とした新作落語「酒と恩返し」でお開きとさせていただきました(^ ^)
 役員の方からは、写真撮影にご協力いただくとともに、また来年もという嬉しいお言葉を頂戴いたしました。本日はありがとうございました。【走風亭 満月】

やまらく亭「行く夏を惜しむ落語会」のご案内

山形落語愛好協会の企画落語会第二弾!
「行く夏を惜しむ落語会」をやまらく亭にて行います!

○9/30(土)13:30開場 14:00開演 16:00終演予定
○やまらく亭(山形市風間1227)
○木戸銭無料
※詳しくは下のご案内をお読みください

「行く夏を〜」などと言っておりますが、果たして当日まで涼しくなるのか?噺の内容まで寒くならないように精進いたします!
お時間のある方は寄ってけらっしゃい~