山形市西部公民館「健康づくり講演会」のご報告

初夏の陽気に恵まれた本日、山形市西部公民館にて「健康づくり講演会」としてご依頼を頂き、三名の落語家が落語を披露して参りました。西部公民館での落語披露は実に四年ぶりとのこと。恒例の「笑う門には福来る」を合言葉にお客様に大いに笑っていただきました!!

【本日の噺家と演目】
〇闘球亭 丘 割・・・『ざる屋』
〇分福亭 丘 ん・・・『たらちね』
〇笑門亭 福来助・・・『長屋の花見』

初っ端は、私、丘割が務めさせていただきました。私、出前落語への参加は三年ぶりになります。大ブランクに震えながら高座に上がりましたが、楽しく務めさせていただきました。演目は「ざる屋」というひたすら縁起を担ぐ話でございます!ご地域のギャグも交えて笑いをお届けしました。上町、いい名前ですね。所在は篭田ですけど……。久しぶりの高座で緊張と楽しみが入り混じっていましたが、始まってみるとあっという間で、温かいお客様の前でのびのび演じることができました!縁起をしっかり担いだところで、バトンタッチです。

 続いては、こちらもお久しぶりの丘んで「たらちね」でした。名前からして「福を分けるオカン」という、大変おめでたい存在感。こちらも直前までは緊張の様子でしたが、始まれば堂々の高座でございました。女性の笑い声が弾ける客席で、オカンの生活実感に基づいたマクラが大いに笑いを誘っていました。演目の「たらちね」は仰々しい言い立てが聞きどころの噺です。終演後も主催の方から「ソツなくなさってすごい」とのありがたいお言葉を頂戴いたしましたが、そんな言い立てを久しぶりの高座で堂々やり切り、なおかつ八五郎のとんちんかんな言動で笑いを起こしていました。それと、仰々しい言い立てってなんだかおめでたい感じがしますよね。そんな「福」リレーはいよいよトリの福来助さんへ。

テーマは「笑う門には福来る」。トリはまさしく「笑門亭福来助」!なんたる偶然!まるで孫⇒母⇒祖父のような世代リレーで年齢層の厚さも見せつつ、『お客様と同年代』の福来助さんが登場です。演目は少々季節がずれ込みまして「長屋の花見」の一席でした。風格満点の福来助さんが、寄席の豆知識を交えながら、『桜の時期を読み違えた』『俺に断りなく散りやがって』とぶつぶつ言うのが可笑しいマクラから本編へ。貧乏長屋の面々がワイワイ花見に繰り出すこの噺は、福もうっかり招き寄せられるに違いない、ゴキゲンなムードに満ちた一席です。今日の会にピッタリ!江戸っ子ののんきな花見の様子、福がいっそ門から飛び出さんばかりの楽しいやりとりの数々にお客様も大いに笑ってくださいました。これは福来ること間違いなし、と思わせ、福リレーは軽やかにゴールイン!

本日の演者、演目は偶然「福」をキーワードに展開されていたのでした。終演後は高座名を改めてメモしてくださったり、「おちゃけ」を持たせてくださったりと会を楽しんで頂けた様子が伺え、噺家にとっても充実した時間になりました。また、丁重に案内をして下さった運営の皆様へも心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。「笑う門には福来る」、いい言葉だなあと改めて思いました。長いブランク明けの我々も、ますます多くの笑いを届けられるよう精進したいと思います。本日お越しの皆様にいっぱいの福が来ることを祈念いたしまして、報告とさせていただきます。
 【闘球亭 丘割】

上山市北部公民館落語会

風薫る五月のはずが、あいにくの雨となった5月15日(月曜日)。上山市弁天にある北部地区公民館で開催された「令和五年度 ゆうゆうライフ開講式~落語会」にお呼ばれし、山形落語愛好協会の輪々亭そらしさん、如月家道楽さんと私、山彦亭虎之輔がお邪魔して来ました。当協会の噺家が同公民館で落語を披露させてもらうのは、今回が初めてです。
今回のイベントは同地区の高齢者教室(ゆうゆうライフ)の年度当初の行事で、午前10時から開講式があり、その後10時40分から落語会が始まりました。同公民館の職員の方も含めて約40名の皆様に約1時間、当会の落語でたっぷりと楽しんでいただきましたよ(^^)/

【本日の噺家と演目】
〇如月家 道 楽・・・『蛙茶番』
〇輪々亭 そらし・・・『権助提灯』
〇山彦亭 虎之輔・・・『六尺棒』

初っ端(しょっぱな)は、道楽さんです。開口一番、「4月に出演した落語会はほとんどが男性でしたが、今日はお客様のほとんどが女性。何とやりやすいことでしょう」と満面の笑顔で語りかけ、お客様を引き込みます。そして、小噺を幾つか振ったところで、知る人ぞ知る恒例のカミングアウトでドカーン。その勢いで、素人芝居を題材にした艶笑落語の「蛙茶番」へ突入しました。古典落語には、目立ちたがり屋でそそっかしいお調子者の江戸っ子が登場しますが、この噺に登場する職人の半公も、相当なものです。「舞台番」として目立とうと、真っ赤なちりめんの褌を準備したまでは良かったのですが……。戦時中、禁演落語となった演目で会場を大いに沸かせて、お後と交代です。( ^)o(^ )

続いては、艶やかな着物で登場のそらしさんです。最初に、「あたし、上山市の西郷地区出身なんだけど、誰か知っている人来てねべがとドキドキしてんの」と、嬉し恥ずかしの乙女心を吐露すると、会場がざわつきましたね。その問いかけの答えは、終演後に判明。「私、西郷地区出身です」とそらしさんに会われた女性の方がおられたのでした。ともあれ、ゆったりとした雰囲気の方言で、お客さまをほんわかとさせるそらしワールドは今日も絶好調で、会場は笑顔全開です。演目は、「蛙茶番」同様、戦時中禁演落語となった『権助提灯』。本妻と妾の間できりきり舞いをする商家の主人を描いた噺ですが、キイパーソンは提灯持ちの権助。権助の セリフで大いに笑いを誘って、お後と交代です。(^^♪

そしてトリは、地元出身の虎之輔が務めさせてもらいました。マクラでは、上山市の観光ボランティアガイドも務めている虎之輔が、お客さまを「上山の城下町散策コース」にご案内。そこから、お客様参加型の「寅さんのタンカバイ」に進みました。噺家がオチを言う矢先に、お客様がオチを答えるという禁じ手に敢えて挑戦してもらい、答えが出ると私がジェスチャーでリアクションを返す流れですが、正解率の高さは抜群。会場は大いに盛り上がりましたよ。その勢いで、これもなぜか戦時中に禁演落語の一つになった「六尺棒」へ。頑固一徹の真面目な父親と、遊び人の息子の丁々発止の馬鹿々々しいやり取りが楽しい一席で、会場はさらに盛り上がり、無事お開きとなりました。( ^)o(^ )

本日のお客様と本日の出演者三名は、ほぼ同世代。本日の演目は、奇しくも戦時中の禁演落語三席になりましたが、アットホームな雰囲気の中、出演者一同も楽しいひと時を過ごさせてもらいました。終演後には、篠田精肉店特製のお弁当や、北部地区公民館特製のボールペンもいただき、ありがとうございます。また、帰りがけにたくさんのお客様からお礼のことばをかけていただき、嬉しい限りです。ご来場のお客様と、企画・運営して下さった関係者の皆様に感謝申し上げ、落語会の報告とさせていただきます。<(_ _)>  【山彦亭 虎之輔】

東北電気管理技術者協会 山形県支部 落語会のご報告

本日4月27日(木)春真っ盛りの快晴の中、東北電気管理技術者協会様のご依頼で寒河江の「一龍」さんにやって参りました。
本来はちょうど桜満開の季節ですが、例年になく季節が早く、既に新緑の季節となりました。
いつもとはちょっと雰囲気の違う、高級ホテルの広ーいスペースの会議室、男性のみ50名、一人一人に机がある研修会なのでお客様は点在という感じ。そして懇親会の間という、これ以上ないくらいのアウェー感満載の落語会でしたね。(-.-)でも、それが噺家魂に火をつけます。結果、ガツーンと、笑って楽しんで頂けましたよ。!(^^)!

【本日の演目】

◎「蛙茶番」 如月家 道楽
◎「勘定板」 天空亭 魚々太郎

まずは、私、如月家道楽の「蛙茶番」で笑って頂きました。マクラでは三文字以上覚えられない落語家にとって、今回の研修会のテーマ「使用前自己確認制度の対象範囲拡大に伴う太陽光発電所の測定について」という、もはや日本語とは思えない言葉をネタにさせて頂きました。さて、演目の「蛙茶番」。笑っていただけるかハラハラの高座でしたが、少々アブないネタにも関わらずバッチリ笑って頂けたようでホッと一安心!!

次はお待ちかねの天空亭魚々太郎さん登場です。
3月の「落語まつり」でご覧いただいた方がいらっしゃったのでお馴染みでしたね。
マクラでは健康をネタに男性客のみを逆手にとってお得意の「客いじり」。ソコは良質なお客様、グングン乗っかって来ますね。いつもながら、自分のペースに引き込むスキルは絶品ですね~。
さて、演目の「勘定板」ですが、アチコチでウ○コを連想させまくり、大ウケ。魚々さん八面六臂の所作で大笑いでした。

奇しくも?「蛙茶番」「勘定板」と下ネタが揃いましたが、実は参加者が男性のみと聞いていたので正直言うと仕込みました。笑(^o^;)

懇親会を眼の前にしてお客様のハヤる気持も何処へやら。懇親会でも話題にしていただき、生の落語に、「心に響いた」「感動した」との嬉しいメールまで頂戴したところです。

東北電気管理技術者協会の皆様、またお会い出来るのを楽しみにしております。

【文責 如月家 道楽】

大蔵村いきいき講演会(落語)~大人も子供もみんなで大笑い~のご報告


 3月12日(日)は大蔵村教育委員会のいきいき講演会(落語)にお呼び頂きました。この会は2013年の第1回以来ほとんど毎年3月に開催を重ね、9回目を数えます。ここまでご贔屓を頂けるのは大変光栄なことで、当会にとっても非常に特別な会になっています。コロナ禍の影響で2年ぶりの開催となりましたが、春の日射しに包まれた大蔵村中央公民館には20人ほどの皆様が集まって下さいました。初めての組み合わせとなった註馬、魚々太(天空亭魚々太郎)、双極の3人で、落語4席と奇術を組み合わせ、2時間たっぷり楽しんで頂きました。

【本日の根多帳】
〇モンキードライバー  石々亭 註馬
〇粗忽長屋       錯乱坊 双極
〇紀州         石々亭 註馬
 ~中入り~
〇奇術         天空斎魚々太
〇蜘蛛駕籠       錯乱坊 双極


 本日はとにかくお客様が最高!5回以上お越しの方も数人いらっしゃったのですが、初めての方が半分以上を占めていました。反応がとても素晴らしく、噺家の側も実に楽しい時間を過ごすことができました。最前列に陣取った2人の5年生の女の子をはじめ、皆様がよく反応し、笑って下さりました。噺家は笑い上手に助けられ、を体現する会になったと思います。

 魚々太さんの奇術は会の全体を見越しての選択でしたが、魚々太さんの持つバカバカしい空気感も相まって、お客様みんなが大爆笑の連続!引き込まれていました。

 圧巻は双極さんの蜘蛛駕籠で、個性的な人物が次々に登場する難しい噺を見事に口演していました。古典落語は変な小細工をしなくとも面白くなるよう設計されている、そんなことを改めて感じる高座でした。

 終演後は、こちらも恒例の「山蕎麦ねぎぼうず」さんでの昼食です。最上早生十割の板蕎麦と天麩羅は絶品で、大満足です。店では先ほどのお客様もお食事に来られており、お声掛けを頂きました。
 店に着いた時、同じ敷地内で8日前にオープンしたばかりの「大蔵コッペパン」さんの前に行列ができていました。食事の後に私たちも買い物の行列に並んでコッペパンを購入したのですが、私たちの番になった直後に売り切れる大人気ぶりでした。先に並んでいた方の中に本日のお客様がいらっしゃっており、私たちのためにきな粉コッペを買ってご馳走して下さりました。これも初めての経験で、大感激でした。コッペパンももちもち感が絶妙で、こちらも最高です。
 1日を通して、大蔵村の皆様からは大変良くして頂きました。主催者の教育委員会の皆様からは、会場設営から撤収まで様々なお気遣いを頂いたほか、昼食をご馳走になり、さらに上司の方からは「肘折温泉ほていまんじゅう」のお土産を頂戴しました。お客様は最高の皆様で、反応も良く、さらにお店でお気遣い頂きました。また来年も皆さんとお会いできれば最高です!ありがとうございました。

【石々亭註馬】

鶴岡市渡前地区落語会

日一日と春めいてきた3月5日(日曜日)。鶴岡市の渡前地区地域活動センターで開催された落語会にお呼ばれし、山形落語愛好協会の錯乱坊双極さんと、私、山彦亭虎之輔がお邪魔して来ました。当協会の噺家が同公民館のイベントで落語を披露させてもらうのは、2018年以来5年ぶりのことです。
今回の落語会は同地域活動センターが企画し、地域の住民の参加を募った行事で、会場にお集まりの小学生から高齢者まで幅広い年齢層の約40名の皆様に、当会の落語四席でたっぷりと笑っていただきましたよ(^^)/

【本日の噺家と演目】
〇錯乱坊 双 極・・・『平林』
〇山彦亭 虎之輔・・・『時そば~アレンジバージョン』
    中入り
〇山彦亭 虎之輔・・・『六尺棒』
〇錯乱坊 双 極・・・『蜘蛛駕籠』

初っ端は、双極さんです。最初のあいさつで、虎之輔が「笑うと長生きすることが医学的にも証明されているので、皆さん大いに笑ってください」と呼びかけたのを受け、「笑うと長生きするなんて、そんな生易しいものじゃないんですよ。笑わないと早死にします。みなさん、早死にしてもいいんですか。さあ、笑う練習をしましょう」と強引にプレッシャーをかけ(笑)ながら、次々に小噺を振っていきます。笑い声が巻き上がり、場がしっかり温まったところで、演目の『平林』へ。「🎵たいらばやしか、ひらりんか。いちはちじゅうのもーくもく、ひとつとやっつとトッキッキー🎵」おなじみ、名調子のリズムが心地いい前座噺で会場はさらにヒートアップして、お後と交代です。(^_-)-☆

続いては、虎之輔です。マクラでは、庄内地方のおいしい食べ物をネタにして「食べ物なぞかけ」をかけました。天然のかき・庄内柿、庄内メロン、麦切り、日本海で捕れた魚と庄内米のベストチョイスであるすしと進みましたが、今日のお客様は大変ノリが良く、一つ終わるたびに、拍手や歓声をいただきましたよ(^_-)-☆その勢いで、演目へ突入。本日の演目『時そば』は、前半が古典落語で後半が新作落語という虎之輔のアレンジバージョンですが、お客様に笑いどころを外さずに笑ってもらいましたよ( ^^) _U~~、

中入りをはさんで、再び虎之輔が務めます。改めての自己紹介で、「虎さん」から「寅さん」の話へ。そこから、お客様参加型の「寅さんのタンカバイ」に進みました。噺家がオチを言う矢先に、お客様にオチを敢えて答えてもらい、答えが出ると私がジェスチャーでリアクションを返す流れですが、正解率の高さは、はなまる💮でした。今回のお客様は女性が多かったのですが、女性の方が言いにくい答えのところもすんなりと出て、会場は大いに盛り上がりました。その勢いで、なぜか戦時中に禁演落語になった「六尺棒」へ。頑固一徹の真面目な父親と、遊び人の息子の丁々発止の馬鹿々々しいやり取りが楽しい一席で、会場は再び温まりましたよ(^^♪)

そして、トリは再び登場の双極さんで、演目は『蜘蛛駕籠』です。駕籠とは、人を乗せて人力で運ぶ乗り物で江戸時代まではよく使われていました。街なかで客引きをする駕籠屋を、蜘蛛が網を張って獲物を狙う様子と重ねて「雲助」と言ったのですが、蜘蛛駕籠とは、はてさて。双極さんのパワフルな進め方に引き寄せられ、ワクワクしたり、ハラハラしたり、大笑いしたりして、お開きとなりました!(^^)!

最後のあいさつの後は、代表の方から、お礼の言葉とおみやげの品(菓子セット)を頂戴しました。鶴岡市渡前地区の皆様、またお会いかかることを楽しみにしています。本日は誠にありがとうございました。  【山彦亭 虎之輔】

第8回湯野浜出前落語会のご報告


 3月5日(日)、第8回目となります湯野浜出前落語会に石々亭註馬さんと、私、天空亭魚々太郎の2人でお邪魔してきました。スタッフも含め50人余りの皆様に、1時間ほどにわたって落語3席を披露してきましたヨ!これまでの8回すべてにご参加の方も10人近くいらしており大感激で御座いました。

本日のプログラム
〇「フルムーン」&「雑俳」・・・石々亭  註馬 
〇「片棒」・・・・・・・・・・・天空亭魚々太郎

 開口一番は石々亭註馬さんです。随分と長いこと喋っていないとこぼしながらも、いざ本番となると口が回る回る!温泉の時事ネタを振ったり、昨夜の泊まった民宿の話を入れたりして、瞬く間にお客さんを引き込んでいきます。正にボケと突っ込みをテンポよく一人でやっている感じ。お客さんをどんどんあたためていきます。最初の演目は「フルムーン」。これは最後の下げでみんな大爆笑!お客さんの笑いのタガが一気に吹き飛びました。次の演目「雑俳」も面白くテンポよく進めて、とにかくお客様の笑顔を絶やす事がありませんでした。さすがは百戦錬磨の註馬さんと感心したところです。

 最後は、私、天空亭魚々太郎の「片棒」にお付き合いいただきました。何しろもの凄く反応のよいお客様たち。途中で何度か拍手をいただくやら、大いに笑っていただくやらで、もうこちらも喋るのが楽しくてたまらないという感じで終える事ができました。噺家をこんなに調子に乗せてくれるお客様に巡り合えたことを感謝、感謝!です。

 何を隠そう私達2人は前日から湯野浜の民宿に泊まり、新鮮な海の幸を肴においしいお酒に酔いしれ、朝も米が旨くて爆食!その上、会場で何とも豪華な海鮮丼とカニの味噌汁を昼食でご馳走になり、もうこれ以上無いと思える程の贅沢をさせていただきました。その上、ご来場いただいたお客様からは最高の反応。最後はお土産のお饅頭まで頂戴し、腹一杯・笑顔一杯の落語会になったのでした。今回の落語会を企画して下さった皆様方、そして拙い素人芸に気持ちよく付き合って下さったお客様方に心より感謝申し上げ、湯野浜出前落語会の報告とさせていただきます。本当にどうもありがとうございました。

近くの店にポスターが貼ってありました。力の入れ具合がわかります。ありがたや!です。

 湯野浜温泉は浦島太郎の様な話でした。さすがの名湯。足湯で埼玉から来たご家族と会話が弾みました。皆さんも湯野浜へGO!

【文責 天空亭魚々太郎】

(以下追記:石々亭註馬)
 この落語会の主催者は「湯野浜地区社会福祉協議会」の皆様で、「赤い羽根共同募金」の分配金を利用して開催を頂いているとのことです。私達の活動が、たくさんの皆様のご協賛があってこそだと改めて感じております。募金を頂いた皆様すべてに感謝申し上げます。
 また、各地のいきいきサロンなど、同様に「赤い羽根共同募金」により開催を頂いている会がたくさんあります。今後とも皆様にご贔屓頂けるよう、また、地域福祉のお役に立てるよう、ますます精進していく所存です。今後ともよろしくお願いします。

最上町 「八森ふれあい大学」山と川の学校 落語会のご報告

最上町で開かれている八森ふれあい大学。その閉校式に笑いを!ということでお招きいただき、落語を聴いていただきました。山彦亭虎之輔さん、天空亭魚々太郎さん、そして錯乱坊双極の三名でお伺い。生落語が初めてというお客様がほとんどということでしたが、大いに笑っていただきましたよ。

【本日のプログラム】
〇錯乱坊双極・・・・・『蜘蛛駕籠』
〇山彦亭虎之輔・・・・『六尺棒』
〇天空亭魚々太郎・・・『片棒』


開口一番は私双極が務めさせていただきました。「蜘蛛駕籠」でお伺いです。なかなかお客さんを捕まえられない駕籠かきの奮闘ぶりを演じさせていただきました。ほぼネタおろしで、まだまだの出来でしたが、温かいお客様に助けられて、お後と交代でございます。


続いては虎之輔さんの登場です。まくらでいつもの啖呵売。お客様との掛け合いをたっぷり楽しみ、場をしっかりと掴みます。ネタも得意の六尺棒。父親と道楽息子の馬鹿馬鹿しいやりとりをお客様もたっぷり楽しんでおられました。


いよいよトリの魚々太郎さんが登場です。じっくりとまくらで場の雰囲気をつかみながら、大ネタ「片棒」に突入。お祭り?のにぎやかな場面にさしかかると、お客様も大いに盛り上がり、最後までおおいに楽しんでいただけました。

落語の後はお客様とみんなで和気藹々と写真撮影です。また、私どもは修了生ではありませんが、紅白饅頭をおすそわけしていただきました。
楽しかったとの声をいただき、演者一同嬉しく思っております。

【錯乱坊双極】

第15回山形落語まつりのご案内

「第15回山形落語まつり」開催のお知らせです(*^_^*)。
今回も木戸銭無料でお待ちしております。

■日 時: 令和5年3月18日(土)13時開場 14時開演
■場 所: 遊学館ホール(定員324名)
■木戸銭: 無料
■駐車場: 県営駐車場をご利用の場合、2時間無料になります。

※入場にチケットは必要ありません。
※定員に達した場合、またはコロナ感染防止のため指導があったなどの場合には、入場を制限させていただく場合があります。
※未就学児のご入場はできませんのでご了承ください。
※新型コロナ感染症対策のため、マスク着用のうえ、ご来場ください。

※チラシのダウンロードはこちらから

山形落語愛好協会では、「山形落語まつり」と題して市民の皆様への無料の落語会を平成26年7月より年2回ペースで開催して参りました。このところコロナ禍の状況をふまえ、三密を避けるため寄席形式での催しや、飛沫が飛ばないように配慮したオンラインでの催しと、本来のプログラムを変更し、「山形落語まつり」の番外編という形で開催して参りました。いずれのイベントにおきましても、皆様に大変喜んでいただき、「笑い」が持つ可能性や必要性、そして生活に潤いを与えてくれる素晴らしさを改めて感じたところでした。

今回も実際のホールを使い開催することを迷いましたが、皆様から開催を楽しみにしているとのお声を多数お寄せいただいたこともあり、コロナ感染対策を十分に行った上で、『第15回山形落語まつり』を開催することに致しました。コロナ禍で閉塞感が漂う今こそ、山形のみなさんに笑って楽しんで、心も健康になっていただきたいと考えております。ぜひお誘いあわせの上、お気軽にご来場くださいませ(*^_^*)

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京田地区ふれあいハート講座第2回お笑い劇場落語会のご報告


本日は、鶴岡市京田コミュニティーセンターにて開催された、ふれあい講座第2回お笑い劇場落語会に、天空亭魚々太郎さん、走風亭満月の2人で伺いました。こちらは、令和2年2月22日以来の3年ぶりのご依頼で、3年前の落語会の記録写真が会場に掲示されており、懐かしさと暖かさを感じることができました。
私(満月)のことを覚えてくださっているお客様も多く、大変嬉しい限りでございました。時折雪混じりの天候ではありましたが、会場には約30名のお客様が集い、会長のご挨拶とともに開演となりました。
【本日のプログラム】
◯ 天空亭 魚々太郎 ぜんざい公社
◯ 走風亭 満月   そば清

 開口一番は、魚々太郎さんの「ぜんざい公社」です。別の演目でトリの予定でしたが、諸事情もありこちらに変更です。そんなことは魚々太郎さんにとっては朝飯前のことです。(本日は昼飯後ですが(๑>◡<๑))序盤は、軽めの毒を吐きながらもお得意の洒落を入れ込み、たっぷりとマクラで会場を温め、まるで春に向かうような雪解け効果をもたらしてくれました。魚々太郎ワールドに引き込まれたお客様は、肩を揺らしながら腹筋を使って笑っておられました。本編の「ぜんざい公社」も高座にかけるのは、本日で3回目とのことでしたが、途中で入れ込む歌の効果もあり、独特で完成度の高い内容になったのではないでしょうか( ^∀^)
 続いて、私満月の「そば清」です。普段よりも長めのマクラで、自己紹介や町中華屋さんあるあるなどをお話しさせていただきました。本編は、最近連続してかけている演目でそばを食べる場面では多少のアレンジを加えながらお楽しみいただくことができました。
 終演後、主催者様から2人に菓子折りもいただき、感謝感激でございました。来年もふれあいハート講座が継続的に開催される予定とのことで、ウィズコロナの中で地域交流行事が続いていかれることは何より喜ばしいことだと思いました。今後ともよろしくお願いいたします。
【走風亭 満月】

南陽市赤湯地区はつらつ学級

青空見える気持ちのいいお天気の中、南陽市の赤湯地区はつらつ学級にお招きをいただき、落語を聴いていただきました。当協会、初めてのお伺い。山彦亭虎之輔さん、遊歩亭千早くん、そして錯乱坊双極の精鋭三名でお邪魔いたしました。約30名のお客様、十分に楽しんでいただけたと思います。

【本日のプログラム】
〇錯乱坊双極・・・・・『長短』
〇遊歩亭千早・・・・・『金明竹』
〜仲入り〜
〇山彦亭虎之輔・・・・『三方一両損』


開口一番は私双極が務めさせていただきました。「長短」で性格が全く違う二人のやり取りを、おもしろおかしく演じ分けさせていただきました。
まんじゅうを食べる、タバコを吸う。会場からはクスクス、クスクス笑いが漏れる感じで、演者としては嬉しい反応です。いい感じの流れで次の千早くんに繋ぐことができました。


千早くんです。2週間ほど前に「金明竹」を演ろうと決めたとのこと。この短い期間であの言い立ても完璧に覚え、笑いどころも外さずにお客様を納得させれいるというのだから、素晴らしい。言い立てのところのお客様の反応もバッチリで、落語らしい落語を堪能していただけたのではないでしょうか?


仲入りを挟んで、トリは虎之輔さん。得意の「三方一両損」でお伺い。まくらで啖呵売を入れたことで、赤湯のお客様も巻き込んで大盛り上がり。いい雰囲気のまま、話の本編に入り、江戸っ子の粋な、頑固な、そして馬鹿馬鹿しい気性からくるドタバタを、十分に堪能していただけたと思います。

初めてのお伺いでしたが、お客様の雰囲気はとてもよく、演者も楽しんで演じることができました。
お客様からも「楽しかった」という暖いお声もいただき、また次に会える機会を楽しみにしております。
赤湯地区はつらつ学級の皆様、本当にありがとうございました。

山口公民館楽楽教室での落語披露の御報告

 久しぶりに雪景色となった2月16日(木)、天童市立山口公民館で開催された「令和四年度第五回山口公民館楽楽教室」にお呼びいただき、天空亭魚々太郎さんと、私、山彦亭虎之輔のニ人が落語を披露させてもらいました。コロナにも負けず、大雪にもめげずにご来場いただいた約30名の皆様には、「楽楽教室」の閉講式の後、当会の落語三席でたっぷりとお楽しみいただき、余寒厳しき折りにあったかーいひと時をすごしてもらいましたよ(^_-)-☆

【本日の噺家と演目】
〇天空亭魚々太郎・・・・『ぜんざい公社』
〇山彦亭 虎之輔・・・・『六尺棒』
〇天空亭魚々太郎・・・・『転失気(てんしき)』

 開口一番は、地元天童市出身の魚々太郎さんです。なんと、先だっても当公民館の別会場で落語を披露したとのこと。顔なじみのお客様も少なくないというアットホームな雰囲気の中で小噺を振り、ゆったりと場を温めてくれました。そして、本日がネタ下ろしの演目、『ぜんざい公社』に進みます。ある男が「ぜんざい公社」の存在を知り、ぜんざいを食べようと中に入ると、食べる前の手続きで次々にたらい回しされます。なぜかフランス人の役人が出て来たり、歌を歌わされたり。インチキくさいフランス語での叫びや、昭和の香り満載の「ブンガチャ節」の替え歌が楽しく、会場には笑いの渦が巻き起こりましたよ。会場をさらにヒートアップさせ、ブラックユーモアたっぷりのオチで締めて、お後と交代です(^^)/

 続いては、天童市での落語会に出演するのは久しぶりの虎之輔です。マクラでは、天童市で昨年、三年ぶりに開催されて大盛況だった「人間将棋」や「鍋合戦」、リアルタイムの「寒中引き抜きそば」提供等、町おこしイベントの話題を取り上げました。そこから、「そば」や「町おこしイベント」を題材にした「なぞかけ」に進み、さらに「落語の楽しみ方は笑うだけにあらず」ということで、お客さまにところどころでオチを答えさせる「寅さんのタンカバイ~お客様参加型バージョン」を披露しました。お客さまの正解率が高く、大いに盛り上がったところで、演目の『六尺棒』に突入。頑固一徹親父と道楽息子が丁々発止と展開する親子喧嘩の噺ですが、お客様にはくすぐりどころを外さずに、大いに笑っていただきましたよ( ^^) _U~~

 さて、本日の落語会は午前10時半開始予定でしたが、閉校式が予定より早まったために10時15分にスタートしました。そのため、二席終了した時点でまだ11時10分。そこで主催者に「もう一席やりましょうか」と水を向けると、「ぜひお願いします」とのこと。急遽、魚々太郎さんに再び登場してもらうことに相成った次第です。魚々さんが持ち時間を考えて選んだネタは、『転失気』。「転失気」とは医学用語で「放屁」の意味ですが、医師に「転失気はあるか」と聞かれ、わからないのに知ったかぶりをする和尚と、小僧珍念や、周りの人々の織りなす珍妙な噺で大いに盛り上げ、ちょうど時間となりました(^_-)-☆

 落語会終了後、事務室でお茶をごちそうになり、館長さんと歓談してきました。また、おみやげに地元の老舗和菓子屋のまんじゅうもいただきました。ありがとうございます。山口公民館にご来場いただいた楽楽教室の皆様、公民館スタッフの皆様、本日は誠にありがとうございました。また来年も皆様と元気でお会いできることを楽しみにしております( ^)o(^ )
    【山彦亭 虎之輔】

「令和四年度 笑いと健康のつどい」の御報告

 立春を迎えた2月4日(土曜日)。上山市高野にある中川地区公民館で開催された「令和四年度 笑いと健康のつどい」にお呼ばれし、山形落語愛好協会の浅草亭恋之介さん、遊歩亭千早さんと私、山彦亭虎之輔がお邪魔して来ました。当協会の噺家が同公民館の「笑いと健康のつどい」で落語を披露させてもらうのは、今回で五回目になります。
 今回のイベントは同地区の地区会長会の皆さんが主催するこの時期の恒例行事で、午後1時半に始まり午後3時に閉会しました。同公民館の職員の方も含めて約30名の皆様に、当会の落語でたっぷりと楽しんでいただきましたよ(^^)/

【本日の噺家と演目】
〇遊歩亭 千 早・・・『転失気(てんしき)』
〇山彦亭 虎之輔・・・『時そば~アレンジバージョン』
―中入りー
〇浅草亭 恋之介・・・『先駆け一代記』

 開口一番は、只今、当協会最年少の遊歩亭千早君です。デビューしてまだ一年経っておらず、初々しさも健在ですが、マクラの小噺でお客様のハートをしっかりつかみ、場を存分に温めてくれました。そして、前座噺のスタンダート、『転失気』に突入です。お寺で繰り広げられる負けず嫌いで知ったかぶりをする和尚と、小僧の珍念のなんとも珍妙な会話に会場はさらにヒートアップして、お後と交代です。(*^-^*)

 続いては、当地区落語会に皆勤している虎之輔です。マクラで、明日2月5日に発表される「笑点」の新メンバーと、三日後の2月7日に発表される「ラーメン消費量日本一」の話題を取り上げ、虎之輔の独断と見解を示しました。「笑点」は、立川志らく師匠で決まり。「ラーメン」の方は、昨年新潟市に奪われた王座を山形市が奪還すると予想したのですが、結果ははたして、いかに。そして、「ラーメンもいいけど、山形はそばもうまい」と振って、寒くなってくると聞きたくなる演目の『時そば』へ入りました。特に後半の「健康」と「環境保護」をコンセプトとする蕎麦屋の「ああ言えば、こう言う」受け答えに大いに笑っていただきましたよ(^^♪


 中入りをはさんで、トリは当地区落語会に五回中四回出演している恋之介さんです。切れのよい話しっぷりで、この会場の雰囲気の良さや、「笑点」の新メンバーになることがどんなにすごいことなのか等、知る人ぞ知る事実を紹介し、お客様の気持ちをつかみます。いやあ、「マクラのリレー」って、楽しいっすね(^^♪)。その勢いで、本日がネタ下ろしの「先駆け一代記」へ。「先駆け一代記」とは、とある落語台本コンクールで入選した作品で、恋之介さんは香川県在住の作者から作品を委ねてもらったとのこと。いわば、ほかほかと湯気が立っているような演目で、会場をしっかりと沸かせて、お開きとなりました。( ^)o(^ )

 終演後には、お客様からの質疑応答の時間が設けられ、様々な質問をいただきました。その中で「方言で話す落語を聞きたい」というリクエストがあり、「方言バージョン落語を、虎之輔が次回披露させていただきます」と約束手形を切った次第です。また、終会後に事務室でコーヒーをご馳走になった際、中川地区会の会長さんより「来年も山形落語協会を招いての落語会を開催したい」との有難いことばをいただきました。嬉しい限りです。企画・運営して下さった関係者の皆様、ご来場のお客様に感謝申し上げ、落語会の報告とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。<(_ _)>    【山彦亭 虎之輔】

共生ホームわ新春落語会

 大寒に入り、折しもこの冬一番の寒波が押し寄せるという1月25日(水)の午後。上山市の「共生ホームわ」にて開催された落語会にお呼びいただき、天空亭魚々太郎さん、如月家道楽さんと、私、山彦亭虎之輔の三人でお邪魔してきました。こちらでの落語会には、当協会の噺家が2018年、19年、20年と毎年のようにお呼ばれし、一昨年、昨年とも同時期にご依頼をいただいていましたが、あいにく二回共、コロナが拡大したため中止になってしまいました。そして本日、満を持しての四回目の出演を果たすことが出来たのでした(^^)
 コロナにも負けず、大雪にもめげずにご来場いただいた約15名の皆様には、当会の落語三席でたっぷりとお楽しみいただき、真冬のホットなひと時をすごしてもらいましたよ(^_-)-☆

【本日の噺家と演目】
〇如月家 道楽・・・・『紙入れ』
〇天空亭魚々太郎・・・『勘定板』
〇山彦亭 虎之輔・・・『六尺棒』

 開口一番は道楽さんです。マクラでたーっぷりと小噺を振って場を温めたのち、知る人ぞ知る恒例のカミングアウトでドカーン。その勢いで、本日の演目、艶笑落語の『紙入れ』に入りました。この話の主な登場人物は、まだうぶな若者、新吉と、彼をひいきにする豪快でちょっと間抜けな旦那。そして、その女房であり、新吉を誘惑するおかみさんの三人。三人の織りなすやり取りで、会場をさらに温め、お後と交代です(^^)/

 続いては、魚々太郎さんの登場です。マクラで「家庭生活の中で、一番多くの呼び名があるものは何ですか」とお客様に質問すると、今日のお客様は積極的です。すぐ「ヒントをください」というリアクションがあり、魚々さんが「家の中の場所です」と答えると、なんと「トイレ」という正解が即出たのです。そして、147あるというトイレの呼び名の一つでもある、演目の『勘定板』に突入。お客様にはくすぐりどころを外さずに大いに笑っていただき、会場がさらに温まったところでお後と交代ですv(^^)

そしてトリは、地元上山市出身の虎之輔が務めさせてもらいました。前のお二人の熱演で、高座に上がった時点で残り時間がなんと五分。お客様に「実は…」とお伺いを立てると、あたたかい反応で迎えられ、予定通り進めさせてもらった次第です。マクラでは、お客様を「上山のミニ城下町散策コース」にご案内。湯上観音と呼ばれ、寅さん映画のロケ地になった観音寺では、お客様参加型の寅さんのタンカバイを披露。ところどころでお客さまにオチを答えさせたのですが、本日のお客様はここでも絶好調。大いに盛り上がったところで、演目の『六尺棒』へ。ここでも、笑いどころを外さずにしっかりと笑っていただき、無事お開きとさせていただきました( ^^) _U~~

 落語会終了後のご挨拶で、本日の演目の紹介後、来たる3月18日に開催される「第15回山形落語まつり」のご案内等もさせてもらいました。その後、主催者の方より「来年も同じ時期にまたお願いします」とご予約をいただき、嬉しい限りです。また、おみやげに三種類のりんごの詰め合わせ袋や、手作りのお菓子もいただき、重ね重ねありがとうございました。
 「共生ホームわ」にご来場いただいた皆様、また来年も皆様と元気でお会いできることを楽しみにしております。本日は誠にありがとうございました(^_-)-☆      【山彦亭 虎之輔】

鶴岡市長沼地区新春初笑い落語会のご報告


 1月21日(土)に、鶴岡市は長沼地区の落語会にお邪魔してきました。笑風亭佐と吉代表と、私、天空亭魚々太郎の2人です。雪を気にして早めに出発したのですが、天気もよく、たっぷりとおしゃべりし、大いに笑いながらのドライブ気分でございました。(佐と吉代表は運転疲れの様子でしたが((+_+))。午前中に輪投げ大会を楽しんだという約30名のお客様に落語をたっぷりと堪能していただきましたよ。

【本日のプログラム】
◯ 笑風亭 佐と吉 「勘定板」
◯ 天空亭魚々太郎 「片 棒」

 開口一番は佐と吉代表の「勘定板」です。私も得意な持ちネタにしていますが、落ちも含めて細かな部分がいろいろ違っていて面白かったです。お客さん以上に興味津々で聴いてしまいました。お客様はこういう噺が本当に好きですねえ。おばちゃんたちからは特に大きな笑い声が絶えず聞こえてきました。噺の中身は下の事(便所)なのですが、佐と吉代表がやるとそう思えないから不思議です。上品なフラがそうさせるのでしょう。たっぷりと温めていただきました。!(^^)!

 そして、私、天空亭魚々太郎の「片棒」です。約3年ぶりにかける大ネタですが、苦労して覚えたせいか割にスムーズに言葉が出てきて、楽しくおしゃべりすることができました。途中、楽器の演奏が入る場面があったり、リズムをとったりする場面があったりするのですが、軽く手拍子をしてくれるお客様がいたり、足でリズムをとったりしてくれるお客様がいたりと、噺にとても集中して聴いて頂くことができました。じっくりと丁寧に聴いて下さる方が多く、強い視線と笑いを絶えず感じながら高座を無事終える事ができました。(*^^)v

 帰りのお客様から「凄く楽しかった」「面白かった」「生の落語は違うね」と嬉しい言葉を頂戴することができました。一番嬉しかったのは「芸人の本物の芸を見せてもらった」という言葉です。芸にはやはり素人芸と玄人芸というものがあります。玄人芸だと認めていただいたことになります。私達は、素人ながらも芸人の端くれ。最大限の賞賛の言葉をいただきました。最後に事務室でお茶のみをしたのですが、長沼地区の自治振興会長の高橋さんから、「この辺りの年寄りは便所に行くことを勘定に行くと言うヨ」という事を聞き、2人に共通する持ちネタにリアリティーが加わったということも大きな収穫でした。この落語会にお招きいただきました関係者の皆様、そして日々の生活に何にも役に立たないおしゃべりにお付き合い下さいましたお客様に感謝申し上げ、鶴岡市長沼地区落語会の報告とさせていただきます。本当にどうもありがとうございました。

【文責:天空亭 魚々太郎】 

第6回吉野宿いきいきサロン〜新春初笑い落語会のご報告

 1月14日(土)、山形市の吉野宿町内会様のいきいきサロンで開催された「新春初笑い落語会」に如月家道楽さん、笑門亭福来助さん、走風亭満月の3人でお伺いしました。吉野宿いきいきサロンにお呼ばれするのは今回で6回目ですが、コロナ禍の影響で3年ぶりに開催できることとなり、約20名のお客様に楽しんでいただけました。
【本日のプログラム】
◯ 如月家 道楽 「金色夜叉」
◯ 笑門亭 福来助「饅頭こわい」
◯ 走風亭 満月 「そば清」


 開口一番は道楽さんです。マクラから知る人ぞ知るお馴染みのパフォーマンスが繰り広げられ、会場があっという間に温まりました。本日の演目は久々にかけたという「金色夜叉」です。道楽さんによる新年からお客様参加型の一席で、テーマソングを一緒に合唱しながら駆け抜けた一席でした。勿論大爆笑です(^^)

 続いて、福来助さんの登場です。福来助さんといえば、素敵なハスキーボイスが特徴で、マクラでもその特徴を活かした形でお客様からのウケが抜群ございました。演目は誰もが知る古典落語の真骨頂「饅頭こわい」です。怖がりながらも饅頭を口に頬張る所作が面白おかしく、しっかりと笑っていただきました。まさに笑う角には福来る一席でございました。
 中入り休憩を挟み、満月がトリを務めさせていただきました。マクラでは、年末年始の出来事や目標を立てる話題を取り入れ、くすぐりどころでしっかりと笑っていただきました。演目は、最近のお気に入り「そば清」です。お昼前にそばを沢山食べる所作でお客様もお腹が膨れたかもしれませんが、それ以上に笑っていただきましたよ(^^)
 終演後、早速、1年後の1月13日(土)同じ時間に出前落語のご依頼をいただきました。毎回のことながら重ね重ねありがとうございます。また来年も新しい笑いをお届けにあがりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。【走風亭 満月】