やまがたNPOウイーク2024落語会のご報告


霞城セントラルの毎年恒例イベント、やまがたNPOウイークの企画に昨年に引き続きご招待いただきまして、今年も華やかな装飾の中、大勢のお客様方に落語を届けて参りました。

【本日の噺家と演目】
・濃紺亭らん朝・・・「ん廻し」
・遊歩亭千早 ・・・「転失気」
・雲鳴家丘割 ・・・「始末の極意」


開口一番はらん朝さんの登場です。お得意のマクラからの流れるような導入で、これまたお得意の「ん廻し」。会場の特性上、どうしても流動しやすいお客様たちを前に臆することなく言い立て、ばっちり笑いをとってお後と交代です。


続いては千早が上がりました。通りすがりのお客様もおられるようでしたので、昨年の反省を踏まえて途中から見ても分かりやすいネタを…と思ったのですが、お子さんがおられたので「転失気」で。こちらもしっかりウケました!


トリは若手にして、もはやベテラン。丘割くんの登場です。新作のマクラで聞き手の心をグッとつかんだところで、スムーズに導入した話は「始末の極意」。シンプルな噺ながら後半は動きが大きく、お客様は話に引き込まれているようでした!

大蔵村いきいき講演会落語会のご報告


 本日は、コロナ禍でも継続して開催され続け、なんと12回目を迎えた大蔵村いきいき講演会落語会でございました。
 昨年から11月に開催時期を変更しておりまして、偶然にも昨年と同じ4人のメンバーが、約20名のお客様に笑いをお届けして参りました(^ ^)
【本日の噺家と演目】
⚫︎ 如月家 道楽 「洒落番頭」
⚫︎ 走風亭 満月 「うどん屋」
 〜仲入り〜
⚫︎ 錯乱坊 双極 「猫の災難」
⚫︎ 山彦亭 虎之輔 「三方一両損」

 開口一番は、道楽さんの登場です。道楽さんといえば、小噺集!連続的な小噺の嵐で会場は冬の寒さも吹き飛ばす勢いで、本編「洒落番頭」へ入ります。
 気の利いたシャレを返す番頭さんとなかなか洒落を理解してくれない旦那のとやりとりに会場も盛り上がっていきました。最後はお約束のカミングアウトでお後と交代です。

 続いては、満月の登場です。だいぶ寒くなって参りまして、この時期にはもってこいの「うどん屋」でお伺いです。
 大蔵村といえば、お蕎麦が美味しいのですが、時には温かいうどんで温まってみてはいかがでしょうというわけでございました。酔っ払いの話を店主が懲りずに聞きながら、最後は、、、、なかなか商売は難しいという噺ですね。

 仲入りを挟んで、双極さんの登場です。年末が近づくとお酒を飲む機会も増える頃ですが、「猫の災難」は、酒の飲み方は注意しなければならないという教訓を示してくれる噺ですね。
 相棒が鯛を買いに行っている間に、調子づいて5升の酒をほとんど飲み尽くした上、溢してしまったことを猫のせいにするなんともバカバカしい流れですが、笑いどころが多く会場も拍手喝采です。

 トリは虎之輔さんの登場です。マクラでは、謎かけでお客様との距離をぐっと縮めながら本題「三方一両損」へ。
 財布を落とした吉五郎とこれを拾った金太郎の江戸っ子同士の頑固なやり取りに加え、吉五郎の大家さんも巻き込まれ、大家さんも吉五郎から散々文句を言われる始末。ついには、ご奉行の大岡越前が上手く裁いて一件落着。
 お客様からも大きな拍手と笑顔をいただきました。

 終演後は、近隣のお蕎麦屋さん「ねぎ坊主」にご招待いただき、メンバー4人とも美味しいお蕎麦に舌鼓。今年も温かいお客様とお蕎麦に大満足とありがたい落語会となりました。来年も引き続きよろしくお願いいたします。
【走風亭 満月】

山形市七浦いきいきサロン落語会

11月も下旬と言うのに、なんとこの暑さ。
こんな季節ハズレの陽気の中、ですが人選にハズレなし、3人合わせて200歳超の熟年トリオ(いえ、精鋭御三方と司会して頂きました)でお伺いしました。
耳の肥えたお客様、「待ってました‼️」のお声もかかり、さぁ、エンジン全開でスタートです。

本日の演目と噺家
●「洒落番頭」・・・・・・・如月家 道楽
●「元禄女太陽伝」・・・・・楽笑亭 明世
●「饅頭こわい」・・・・・・笑門亭 福来助

1番手道楽、まずは七浦マダムにウケそうなマクラでご機嫌伺い、こちらの仕掛け通りにドッと笑って頂きました。
あまりウケるので「カミングアウト」もヤリガイ、トリ貝、サクラ貝。
本ネタよりパッション溢れました。

お次は明世さん、恒例の道楽いじりネタのマクラ、ウケまくりで本人(わたくし)も思わず笑ってしまった!
本ネタ「元禄女太陽伝」でもお客さんがツッコミ入れるわ、まァ楽しい落語になりました。
ソコも笑うか?!の大繁盛でした。

さて、トリは福来助さん、家が近くの福来助さんはオキテ破りのご近所ネタでガッツリ笑いを取りながらも落ち着いた趣は真似が出来ません。
なんと今日の演目は「饅頭こわい」誰もが知ってるこのネタ、お客さんも大好き!
「聴けて良かったぁ」と大好評!!
大ウケでした。

本日のお客さんはリアクションバツグン、そんな「七浦マダム」と掛けまして「高級おにぎり」と解く。そのココロは?          「ノリも最高!」

オヤツもいただき、なんと福来助さんもビックリ。
七浦の銘店八右ェ門さんの「かりんとうまんじゅう」さすが、オチもちゃんと付きましたね。

というわけで12/1のNPO落語ブースの宣伝もさせていただき、来年のオファーも頂きました。
3人爺さん面目躍如でございます。
ステキな七浦マダムの皆さん、また笑って下さいね〜。

【如月家 道楽 記】

東根市神町通いの場よってみっ家か落語会

朝晩はめっきり寒くなってまいりましたが、本日11/21は秋晴れのいいお天気。東根市のボランティア団体まちねっと神町さんが運営している通いの場よってみっ家かさんで、落語を披露させていただきました。私の地元である東根で、我らが顧問笑風亭間助さん、私、錯乱坊双極でお伺いです。ホーム感たっぷりの場で、最高の笑いに包まれた素晴らしい会になりました。

【本日のプログラム】
〇錯乱坊 双極・・・・・寿限無
〇笑風亭 間助・・・・・カラオケ病院
〇錯乱坊 双極・・・・・宿屋の富


開口一番は双極の「寿限無」でございます。落語が初めての方でもわかりやすいネタということで、この噺をチョイスしましたが、言い立てで大笑いしてもらいました。私、思わずガッツポーズ。手応え十分の滑り出しとなりました。


続いては間助さんの鉄板ネタの「カラオケ病院」です。噺の面白さはもちろんですが、やはり歌の場面は大受けです。「歌がうまい」とお褒めの言葉もいただきながら、最高の雰囲気て、お次と交代となりました。

そして、私双極が再び登場。「宿屋の富」を披露させていただきました。せっかくなのでちょっと長い噺を選ばさせていただきましたが、じっくり聴いていただきました。終わったあとに「よく覚えたね」と感心していただき、恐縮でございます。やり切った感が半端ないです。

終わった後も、お客様にお声がけいただきいろいろお話させていただきましたが、満足していただけたかなぁと思います。私たちもとても楽しく、気持ちの良い落語会となりました。ありがとうございました。またお会いしましょう。

【錯乱坊双極】

山形市銅町自治会~さん♥さんカフェでの落語会

 11月も中旬となり、雪囲いやらタイヤ交換やら、冬支度に追われる気忙しい時節を迎えています。初雪が降るかもという、天気予報も出された11月18日の月曜日。山形市銅町の北部公民館で開催された「さん♥さんカフェ~落語会」にお呼ばれし、山形落語愛好協会の下記の二名がお邪魔してきました。
 「さん♥さんカフェ」は、銅町第三地区の太陽のようにあったかい場所を目指して、コーヒーを飲みながら、認知症予防などのミニ健康講話や保育園児とのふれあい、脳活性化運動を行ってきたそうです。
 今回は、午前10時にスタート。最初に地元の保育園児の年中組(5歳児)が「花笠音頭」を傘回しも鮮やかに披露した後、お客さんの中に入ってお客さんと「せっせっせーのよいよいよい」と手遊びをリズミカルにやり、会場をしっかりと温めてくれました。そして10時30分、出囃子が高らかに響き渡り、落語会の始まりです。会場の約80名のお客さんに、当会の落語二席で「笑って楽しんで、心も健康になっていただく」ことが出来ましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】
・楽笑亭 明 世・・・ 『熊の皮』
・山彦亭 虎之輔・・・『六尺棒』

 開口一番は明世さんです。今回、山形落語愛好協会の落語に与えられた時間は30分ということで、マクラも早々に切り上げて、演目の『熊の皮』に突入しました。いつもより早く仕事を済ませた甚兵衛さんが長屋に帰ると、おかみさんから次々に用事を頼まれます。ちょっと頼りなく、とぼけた味わいの甚兵衛さんと、そんな旦那を尻に敷き、早口でポンポンまくし立てるおかみさん。そんな夫婦のやり取りに大いに笑ってもらい、お後と交代です(^_-)-☆

  続いては、虎之輔が務めさせてもらいました。マクラでは、10月まで暑く、11月になったら急に寒くなり、秋はどこに消えたのだという話題から、「秋の味覚のなぞかけ」に入りました。今日のお客さまはノリがよく、リアクションを返してくれるので、楽しく進めることが出来ました。そして、演目の『六尺棒』へ。お客様は頑固おやじと道楽息子の壮絶な喧嘩の噺に聞き入り、笑いどころではしっかり笑ってくれ、無事、本日のおひらきとなりました( ^)o(^ )

山形市江俣公民館での落語会のご報告

 11月半ばとは思えない陽気の16日(土)午後、2月に続いて江俣公民館での落語会にお招きを頂きました。出演は先週の寒河江に続いての間助・註馬で、25人ほどの皆様を前に、1時間ほどご機嫌を伺いました。

【本日の根多帳】
◯つる      笑風亭間助
◯ぜんざい公社  石々亭註馬
◯カラオケ病院  笑風亭間助

 こちらでの落語会は2度目となりますが、開演前から会場があたたかい笑いに包まれていて、非常にいい雰囲気でした。最初の民生委員の方のご挨拶も素敵で、笑った時と起こった時に使う表情筋が違う、という大変ためになり面白いお話を伺いました。お客様の半分以上が前回に続いてのお越しで、その時も出演していた註馬のことをご記憶の方も多く、ありがたい限りです。肝心の落語会はというと…本当に信じられないくらいの大爆笑の連続でした!今回も大変いいお客様に恵まれ、間助さんと10数年一緒にやってきてよかった、と思うほどのしあわせな時間でした。町内会長のTさんからも、前回より客が増え、反次もますます良くなって、非常にいい会になったと喜んで頂けました。次の機会にも、ぜひ、いい噺を準備して伺えればと考えています。江俣地区の皆様には本当に良くして頂きました。ありがとうございました!
※写真は後日…

【石々亭註馬】

鶴岡市黄金地区落語会

さわやかな風の秋日和、鶴岡市の黄金地区にて行われました、「成人講座 笑って健康」落語会に4名でお伺いしました!
毎年恒例になりつつあるこちらの落語会、演者も気合が入っておりました!

【本日の演目】
・猿鳶亭 沙助 「転失気」
・笑風亭 寛介 「平林」
・猫々亭 美々 「たけのこ」
・遊歩亭 千早 「田能久」


開口一番は沙助くん。
お得意の「転失気」で初っ端からしっかり笑いをとってくれました!
子どもにもよくウケる噺ですが、ご年配の方々も大爆笑!やはり”おなら”はいくつになっても面白いようです(^^)


続いては寛介くんの登場です。
全体的に若手の演者が多い今回の落語会ですが、中でもぶっちぎりの最年少。お客様方の期待も高まる中、その期待にばっちり応えてくれましたよ!フレッシュながら、丁寧な稽古の成果が見えて素晴らしいですね。


トリ前は美々さんが務めてくれました。
落ち着いたマクラでしっかり笑いをとってからの、演目は「たけのこ」。お客様も本格的な芸に引き込まれているようでした!
ダジャレで落としてお後と交代です。


最後は2年前にもこちらにお邪魔しました、千早が務めました。なんと覚えていてくださった方も数名おられたようです。
なかなかトリで出ることがないのですが、歴だけは長いということで上げてもらいました。
絵本のような世界観の「田能久」でほんわかと終演です。

演者が何を喋っても笑ってくださる非常に良いお客様に恵まれて、ありがたい限りです。
沙助と千早は往復6時間の長旅でしたが、来てよかったな、と思いました!
また来年以降、お会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました!
【文:遊歩亭千早】

南陽市川樋いきいきサロンでの落語会のご報告

清々しい秋晴れの下、南陽市は川樋公民館にて行われたいきいきサロンでの落語会に楽笑亭明世さん、走風亭満月さんと濃紺亭らん朝の3名でお伺いしました。
約20名のお客様にたっぷりと笑っていただきましたよ!

【今日の噺家と演目】
・楽笑亭 明世・・・『妻の旅行』
・濃紺亭 らん朝・・『ん廻し』
 お仲入り
・走風亭 満月・・・『うどん屋』
・濃紺亭 らん朝・・『寄合酒』

開口一番は明世さんです。
初めてお伺いする場所ということで、自身の高座名の由来を詳しく説明して噺に入ります。
定年退職した男性がひたすら奥さんのグチを言う噺。
今日のお客様はほとんどが女性で、だからこそ噺への共感が深いのでしょう。グチの一つ一つに大きな声で笑ってもらいましたよ!
明世さんの本領発揮でお次と交代です。

続いては、らん朝です。
秋と言ったら〇〇の秋、というきっかけからスポーツに関するマクラで笑いを重ねて噺に入ります。
十八番のネタではありますが、お客様が違えば今日はここが一番のウケどころだなと、やればやるほど発見があります。長台詞では「ほぉ~」と感心までしていただいたようで、本当にやりがいのある噺です。
程の良いところでお仲入りです。

お仲入りの後は満月さんです。
ポンポンとテンポの良い自己紹介のマクラから、この季節ならではの噺に入ります。
夜風が身に染みる寒さの中、方方を流して歩くうどん屋。話がクドい酔っ払いに付き合ったり、大店の若い衆に呼ばれて儲けの機会と思えば実は・・と働いていたらこんなことあるよなぁ、と頷く点がたっぷりです。ゆるやかな笑いに包まれてお後と交代です。

トリはらん朝です。
本日2度目の高座は残り時間15分、マクラもそこそこに噺に入ります。
町内の若い衆で酒盛りをしようと肴をめいめい持ち寄りますが、それらが買った物でも貰ったものでもないといういわく付きのものばかり。兄貴分と若い衆たちのやりとりを聴いてたっぷりの笑いの中、落語会はお開きと相成りました。

終演後は皆さんと一緒にお弁当を頂戴しました。
とても美味しいお弁当で、話も弾む楽しいひとときでした。
本日はありがとうございました!
【濃紺亭 らん朝】

鶴岡市下山添公民館文化祭「櫛引寄席」のご報告

 暖かな陽気に恵まれた11月10日(日)、下山添公民館文化祭の中で「櫛引寄席」を企画して頂きました。鶴岡市櫛引地域では、当会で昨年に担当させて頂いた講座をきっかけに落語会も増え、複数のアマチュア落語家が育つなど、落語が根付いてきているのを感じます。今回の落語会も大盛況で、30人ほどの地域の皆様を前に、1時間ほどの楽しい時間を共に過ごすことができました。

【本日の根多帳】
○転失気      猫々亭美々
○平林       笑風亭寛介
○堪忍袋      石々亭註馬

 今回の落語会には小学生の子どもたちがたくさん!幅広い世代をつなぐのが落語の魅力の1つと、改めて感じることができました。出演は美々さんと寛介くんという、まさに地元中の地元の二人です!故郷に錦を飾る高座でした。その後が註馬の出番、客席には誰もいなくなるのでは、と多少覚悟していたのですが…皆さんが最後まで残り、楽しんで下さりました。客席からの反応も良く、演者の方も実に楽しい時間を過ごすことができました。公民館の方からは、来春の新春寄席のお話も頂きました。また選りすぐりの出演者でご機嫌を伺います!
※すみませんが写真は後日です…

【石々亭註馬】

寒河江市政70周年記念企画「フローラDE落語」のご報告

 11月9日(土)は、寒河江市政70周年を記念してフローラ・SAGAEで企画された落語会にお招きを頂きました。フローラ・SAGAEは寒河江市の中心街にある複合ビルで、商業施設や美術館、会議室などがあります。地下のホール「さんでーすてーじ」は程よい広さと客席までの距離、さらに充実した音響設備と非常に落語が口演しやすい環境で、以前にも当会が出前寄席を開催させて頂きました。会場に集まって下さった20人以上の老若男女のお客様を前に、間助・註馬のゴールデンコンビ(?)が約1時間、3席を口演させて頂きました。

【本日の根多帳】
○つる    笑風亭間助
○庭蟹    石々亭註馬
○初天神   笑風亭間助

 本日はお客様が最高!!よく笑い、よく反応して下さる皆様で、反応の熱量は300人分くらいと思いました。「噺家は笑い上手に助けられ」とはよく言ったもので、実に楽しく落語を口演することができました。担当のWさんは、私たちがやりやすいよう、本当に良くして頂きました。開演前には寒河江の名店「皿屋食堂」で昼食をご馳走になり、シンプルでも味わい深い人気の中華そばと、店の原点である手打ちそばをじっくり味わわせて頂きました。皆様方には感謝の2文字しかありません。ありがとうございました。

【石々亭註馬】

山形市飯塚4区いきいきサロン


霧が晴れて、秋らしい青空となりました。本日11/10、山形市の飯塚4区のいきいきサロンで、落語を披露させていただきました。本日は我らが顧問笑風亭間助さん、楽笑亭明世さんと私、錯乱坊双極の三羽烏の登場です。最高の笑いに包まれた素晴らしい会になりました。

【本日のプログラム】
〇笑風亭 間助・・・・・つる
〇楽笑亭 明世・・・・・妻の旅行
〇錯乱坊 双極・・・・・時そば


まずは間助さんのお得意ネタ「つる」でございます。枕でたっぷり場を盛り上げて、八五郎のドタバタ三昧を十分に楽しんでいただきました。さすがは顧問、最高の滑り出しでございます。


続きましては、明世さんのお伺い。桂文枝師匠作、「妻の旅行」です。奥さんは怖い、ってのが旦那の正直な気持ちです、と言わんばかりの昭和な世界。それでも、お客様の拍手喝采👏。大笑いのうちにラストを迎えます。


そして、私双極です。季節の定番「時そば」を披露させていただきました。今回なんとなく出来そうだなと思ってネタおろし。ところどころすっ飛ばしてしまいましたが、そばを手繰るところで笑いがおこり、ニンマリです。ん〜、満足じゃ!

とても暖かい場を作っていただいたお客様。とても楽しく、気持ちの良い落語会となりました。たまらんなぁ〜。また、お呼びください。次にお会いするのを楽しみにしております。

【錯乱坊双極】

山形市立第十小学校で落語披露

本日は、総合学習の授業の一環として、山形市立第十小学校にお招きいただきました。とてもノリの良い元気な6年生に落語の魅力を語ってきましたよ。

【本日のプログラム】
〇間助&和緒 「本業と落語 - 二足のわらじの楽しみ方」
〇笑風亭 間助 「落語入門&小噺(ゆみこ)」
〇餡団亭 和緒 「小噺(交通事故)」
〇笑風亭 間助 「つる」

まずは間助と和緒の一風変わった経歴を持つ2人が、仕事とアマチュア落語家として二足のわらじを履く経験について話をし、生徒さんからの質問にも答えました。

続いて間助さんによる「落語入門講座」。落語の歴史・道具・所作などをクイズ形式でご紹介し、最後に落語を聞く練習として小噺「ゆみこ」を披露。想像の斜め上をいく噺に生徒さんも先生も大爆笑!

お次は、わたくし和緒。英語と日本語のハイブリッド小噺「交通事故」をかけさせていただきました。3年生(?)から英語の学習をしている生徒さんたちなので、簡単な英語と日本語と分かりやすいジャスチャーの噺でも大きな笑いをいただくことができました。

時間の都合で急遽「つる」に変更をして、トリは間助さんです。いよいよ落語の笑いに慣れた生徒さんたちは、おっちょこちょいな八っつぁんの言動に大笑い!「違うよー!」なんて楽しそうな声も聞こえてきました。

帰り際、間助さんが1番好きな落語だと答えた「火焔太鼓」の絵本を図書室で見つけた生徒たちが、我々に見せてくれました。さっそく落語に興味を持って頂けたようでとても嬉しく思います。本日はどうもありがとうございました!

【餡団亭 和緒】

鶴岡市正覚寺の落語会の御報告

秋晴れの祭日となった11月4日(日)。鶴岡市鳥居町の正覚寺で開催された法要の後の落語会にお呼ばれし、山形落語愛好協会の下記の三名が落語を披露して来ました。照明をやや落としたおごそかな本堂の雰囲気の中、落語会は14時45分に開演。約20名のお客さんに、当会の落語三席で「笑って楽しんで」いただくことが出来ましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】
・猫々亭 美 々・・・『平 林』
・岩下亭 横志麻・・・『桃太郎』
・山彦亭 虎之輔・・・『六尺棒』

開口一番は、地元が鶴岡市の美々さんです。本日も、愛車のバイクで元気に駆けつけてくれました。演目は、前座噺のスタンダートである『平林』。この噺の終盤に向けて、繰り返し出て来るのが「♪たいらばやしか、ひらりんか。いち・はち・じゅうのもーくもく、ひとつとやっつとトッキッキー♪」というリズムが心地いいおなじみの名調子。その名調子で場をしっかりとあたためた後は、「お次はきれいなお姉さんです」と、バトンタッチです(^_-)-☆

続いては、その「きれいなお姉さん(おばさん?)」こと横志麻さんの登場です。演目は『桃太郎』。昔の子どもは天真爛漫で他愛なかった、枕元で、誰もが知っている昔話の「桃太郎」を話してやれば、おとなしく聞いてすやすやと眠ったものだが、現代の子どもはそうはいかない。「昔々っていつ?年代は?年号は?」[あるところってどこ?県名は?」と質問攻めにして、眠るどころではない。はてさて……。横志麻さんは演劇の活動もやっているとのことで、身振り手振りもあざやかに新作落語を演じきって、お後と交代です( ^)o(^ )

そしてトリは、虎之輔が務めさせてもらいました。マクラでは、庄内地方のおいしい食べ物をネタにして「食べ物なぞかけ」をかけました。天然のかき・庄内柿、庄内メロン、麦切り、日本海で捕れた魚と庄内米のベストチョイスであるすしと進みましたが、今日のお客様は大変ノリが良く、一つ終わるたびに、拍手や歓声をいただきましたよ(^_-)-☆その勢いで、なぜか戦時中に禁演落語になった演目の「六尺棒」へ突入。頑固一徹の真面目な父親と、夜遊び・火遊び・遊び放題の道楽息子の丁々発止のやり取りに、会場はおおいに盛り上がり、本日のおひらきを迎えました( ^)o(^ )

終演後、正覚寺のご住職より「コロナ禍の期間は山形落語愛好協会の方々を呼べなかったが、来年以降もこの時期に法要を開催するので、また落語をお願いしたい」という有難い言葉をいただきました。正覚寺の皆様、そしてお客さまの皆様、本日はまことにありがとうございました。また、皆様とお会いできることを楽しみにしています。       【山彦亭 虎之輔】

岡縁里秋まつり 落語会


11月2日(土)は、岡縁里(おかえり)秋まつりの落語会に招かれ、楽笑亭明世さん、笑望亭半生さんと笑門亭福来助の3人で伺ってまいりました。
当日は、朝からあいにく雨でしたが、20名ほどのお客さまに落語を楽しんでいただきました。
【本日のプログラム】
〇 笑門亭福来助・・・・・「つる」
〇 楽笑亭明世・・・・・・「親の顔」
〇 笑望亭半生・・・・・・「たいこ腹」

一番手は、わたくし福来助です。コロナワクチンなどの話でマクラを振った後、最近覚えたての「つる」を披露させてもらいましたが、お客様の反応が良く、思わぬところで笑いをいただいたり、大変うれしい高座となりました。

二番手は、明世さんの「親の顔」です。親の八五郎さんと金太君の担任の先生のやりとりに、おおいに笑っていただきました。明世さんのこのネタは、何度聞いても面白いのですが、彼の柔らかい喋り口が何とも言えない味を出している一席でした。

そして、トリは半生さんです。本人はトリを嫌がるのですが、今日のネタから言ったらトリをとってもらうしかないと言うことで奮闘してもらいました。意に反して、姪御さんの息子の話でいきなり会場の笑いをとって自分のペースに持ち込むなどは、どうしてどうして立派なトリぶりです。針に凝り始めた若旦那と幇間の、針をめぐる攻防の所作や会話の面白さは、会場のお客さまも満足されたのでは思います。

本日は、お客さまにも大いに笑っていただいて、我々噺家もうれしい一日でした。また、終演後はいも煮のお昼ご飯までいただき、岡縁里の代表飯野様ご夫妻はじめスタッフの皆さまには感謝申し上げます。また、機会があれば伺いたいと思います。
【笑門亭福来助】

山形市東部公民館文化祭


秋晴れの気持ちの良い1日となりました。本日10/26は、昨年に引き続き、山形市の東部公民館で開催された東部地区文化祭に参加させていただきました。今回は楽笑亭明世さんと私、錯乱坊双極のでお伺い。見に来ていただいたお客様が、常にニコニコ、楽しい会となりました。

【本日のプログラム】
〇錯乱坊 双極・・・・・ぞろぞろ
〇楽笑亭 明世・・・・・ハンドタオル


まずは双極が登場。「ぞろぞろ」を披露させていただきました。実に軽いお噺ですが、今回ネタおろしでございます。神様目線のアレンジで、不思議な世界を楽しんでいただきました。


そして明世さんの登場。「ハンドタオル」でお伺いです。なんでもない夫婦の会話なのに、会場はくすくす、くすくす。そして爆笑をさらうところがさすがです。

午前中から様々な催しが披露されていたようですが、私ども山形落語愛好協会の落語が本日のトリでございました。最後までご覧いただきありがとうございました。明日まで文化祭は開催されています。ステージだけでなく、いろいろ展示があったり、出店も出ているので、お近くの皆さん、ぜひご参加ください。

【錯乱坊双極】