山形市春日町いきいきサロンのご報告


5月11日、春日町のいきいきサロンにお邪魔しました。雨が降ったり晴れたりの今日この頃ですが、暖かな春を感じさせる良い日に恵まれました。
今回は当会から山彦亭虎之助さんと遊歩亭千早が伺いました!

本日の演目
・遊歩亭千早 「荒茶」
・山彦亭虎之助「火焔太鼓」


開口一番は私、千早が務めました。
ネタは先日の学生落語会でもかけた「荒茶」。よくある会話ベースの噺ではないので、前座にはあまり向かないかな…?と少し不安でしたが、間抜けな田舎侍たちのコミカルな仕草で大いに笑っていただけました!開演が少々早まったこともあり、いつもより長めにマクラを振って、お後と交代です。


トリはお待ちかね、虎之助さんです。最近は東京で本格的に稽古をつけてもらうなど、技術と向上心が留まることを知らない虎さんですが、お得意のマクラはまだまだ現役。お客様方の世代感に合わせて「寅さんの啖呵売」を披露したのち、繰り出されるは大ネタ「火焔太鼓」!甚兵衛さんの杞憂など、細かい小ボケでくすぐりながら半鐘のオチもしっかり決めて流石でした。
お客様も大満足でお開きです。

とてもフレンドリーなお客様方に恵まれ、こちらも非常にやりやすい会場でした!また、終演後には主催者様からお茶とお弁当を頂戴しました。
楽しい時間をありがとうございました。ぜひまたよろしくお願いいたします!
文:遊歩亭千早

山形市門伝八坂神社祭典奉納演芸会

本日4月29日、昭和100年の昭和の日、門伝八坂神社にお招き頂きました。
昭和歌謡の流れるなか、露店が並び昭和レトロ感たっぷりですね。

【本日の演目と噺家】
⭕️「つる」・・・・・・笑門亭 福来助
⭕️「熊の皮」・・・・・如月家 道楽

1番手は福来助さん、まずは地元の象徴、富神山のうんちくから。
演目「つるぅぅぅぅ〜〜〜」ではお祭りキッズも大喜びの爆笑!

お次はわたくし道楽にお付き合いを。
カミングアウトでは本物の「ツル」の登場にここでもキッズのヤジと大爆笑!
どうも「熊の皮」は、影が薄くなったようで……。笑

若さ溢れるパワー「フラダンス」のあと、老成?落語でお楽しみ頂きました。
演目「熊の皮」赤飯のくだりで催促した?大盛り赤飯を、お土産に頂き大満足の高座となりました。
祭り役員の皆様ありがとうございました。
門伝地区の皆さんと、またお会い出来るのを楽しみにしております!

【如月家 道楽 記】

山形de英語落語会 ご来場ありがとうございました!


4月26日、遊学館第1研修室にて、京都笑笑亭(らふらふてい)の皆さんをお迎えして、山形落語愛好協会英語部の初主催イベント、山形de英語落語会を開催しました。

【本日のプログラム】
〇ちゃめ吉&かんた・・・・・What is Rakugo?
〇わお・・・・・Tenshiki
〇かんた・・・・・Birthday Present
〇かんた・・・・・Magic Bamboo Sticks
〇ちゃめ吉・・・・・A Geisha Girl in a Hurry
〇K坊・・・・・The Prohibition


まずは、ちゃめ吉さん&かんたさんによる落語紹介コンテンツ「What Is Rakugo?」。「Your imagination is important! (想像力が大事!)」と皆さんの想像力を試す内容がてんこ盛り!息の合った、まるで夫婦漫才のようなやりとりで、大笑いのスタートです。


続きまして私わおの「Tenshiki(転失気)」。日本語ネイティブと英語ネイティブが約半数ずつを占めるお客様に、日本語学習者を悩ませる日本語について軽くお話をしてから、日本語ではおなじみの「おなら」の噺です。実は(やはり?)英語にも日本語と同じように「おなら」を意味する言葉が多数あるんですねー。たくさんの笑いを頂いて、お次と交代です。


続きましては、かんたさんの「Birthday Present(誕生日プレゼント)」です。旦那の誕生日に、焙じることで煙の中から誰でも希望の人が現れるお茶を持ってきた太鼓持ちの勘助。勘助が呼び出す「お客様」の登場シーンでは、会場全体を巻き込んだ振り付け!すっかり会場の皆さんを虜にしました。


お仲入後は、色物として再びかんたさんの登場です。英語落語会にふさわしい、世界一周旅行に連れて行っていただきました!


続きまして、ちゃめ吉さんの「A Geisha Girl in a Hurry(いらち俥)」です。主人公が男性から美しい芸者さんに変更された、人力車アドベンチャー。ちゃめ吉さんの演じ分けるひ弱な俥屋さんとマッチョの俥屋さんがおかしくて、おかしくて、会場は爆笑の渦に巻き込まれました。


そして、トリを飾るのは、残念ながら顔出しNGのK坊さん。ネタは「The Prohibition(禁酒番屋)」です。マクラでは、英語落語との出会いを楽しいエピソードを交えながらご紹介。外国人と日本人のお客様が半々なので、ジャパングリッシュを器用に操り、皆さんの心を鷲づかみに。本編に入ると、役人vs丁稚のだまし合いに会場は大盛り上がり。トリにふさわしい、爆笑の一席となりました。

英語落語会は初めての試みでしたが、65名ものお客様にお越し頂き、演者・スタッフ一同感謝感激雨霰でございます。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!

【餡団亭和緒】

山形市若木サロン落語会


いいお天気に恵まれ、すっかり春だなぁとつくづく感じる今日の陽気です。山形市の若木地区にお招きいただき、落語を披露させていただきました。本日は私、錯乱坊双極と三度目の高座となる頭垂亭稲穂さんの登場。初の組み合わせとなりましたが、たっぷりお楽しみいただけました。

【本日のプログラム】
〇錯乱坊 双極・・・・・孝行糖
〇頭垂亭 稲穂・・・・・二番煎じ
〇錯乱坊 双極・・・・・堪忍袋


開口一番は私、双極でございます。東根市の若木(おさなぎ)での落語会だと勘違いしていて、数日前に山形市の若木(わかぎ)だとやっと気がついて、危うく場所を間違えるところでした。そんな私同様のおバカなキャラクター、我らが与太郎のお噺で「孝行糖」でお伺いいたしました。軽い噺ですが、スーパースターの登場で、ところどころで笑いが起こり、いい感じに盛り上がってまいりました。


続きましては、稲穂さんの登場で、「二番煎じ」でございます。歌うは、酒を飲んで酔っ払うは、鍋をつっつくは、お侍さんが出てくるは、かなり難しい噺ですが、三度目の高座とは思えないほどの、堂々とした語り口。お客様もすっかり感心したご様子。下げとなってお辞儀をした時には拍手喝采。本当に素晴らしかったです。


そして最後は双極の「堪忍袋」。お馴染みの夫婦喧嘩を若木地区の皆様にもたっぷりとお楽しみいただきました。このお噺は、あくまでもフィクションであり、私のお家の出来事ではありませんので、お間違えなく!

20名ほどの参加をいただきましたが、生の落語を楽しんでいただけたかと思います。のどかな風景の広がる、とても良い感じの地域で、稲穂さんは移住したいとおっしゃっておりました。お客様の雰囲気もとても温かく、楽しい落語会となりました。またお呼びください。次の機会を楽しみにしています。

【錯乱坊双極】

天童老人クラブ「下北目楽友会」での落語披露

今日は、下北目公民館で開催された、天童老人クラブ「下北目楽友会」さん主催の落語会にお呼びいただきました。昨年に引き続き2回目のご依頼です。総会の後のお楽しみ落語会ということで、約20人のお客様を前におしゃべりさせていただきました(*^^*)

まずは2人でご挨拶。笑うための軽体操をしてから、いよいよ落語会の始まりです(*^^*)

【今日の噺家と演目】
○笑風亭 佐と吉 『勘定板』
○山彦亭 虎之輔 『六尺棒』
○笑風亭 佐と吉 『竹の水仙』

開口一番は私の『勘定板』です。最近この噺を気に入ってよくかけています。ノリが良く反応の良いお客様ばかりで嬉しい限りです。お客様の笑いを待ったり、セリフの間を意識したり、登場人物のキャラを際立させるために強弱を工夫したりなど頑張ってみました。最後まで大爆笑で、開口一番としての場作りの役割ができたと思います(*^^)v

続いては、虎之輔さんの 『六尺棒』です。寅さんの啖呵売(男はつらいよ)の披露と、ご当地のなぞかけでマクラではバッチリ。本編では、親父と息子のやり取りを真面目に、時にはコミカルに演じ、大爆笑でございました(*^^)v

トリは私、佐と吉の『竹の水仙』です。あまり堅くなりすぎないように、登場人物の性格を少し柔らかくした感じを意識して演じてみました。要所要所でしっかりと笑っていただきましたよ(*^^)v

終演後、『とても面白かった』『いい時間だった』など嬉しい感想をいただきました(*^^*)

お土産の紅白饅頭は美味しくいただきました。

総会のパンフレットにも載せていただきました(*^^*)

また機会がありましたら、ぜひお声がけいただければ嬉しいです。本日はありがとうございました。

【笑風亭 佐と吉】

第9回湯野浜寄席


本日は実に9回目となりました湯野浜寄席にお伺いいたしました。3月の恒例行事として、すっかりお馴染みとなりました湯野浜寄席。今回は私、双極と地元鶴岡期待の星、笑風亭寛介くんでお伺いです。始まる前から、場が出来上がっている感じで、初めから大盛り上がりで、私たちも楽しい寄席となりました。

【本日のプログラム】
〇錯乱坊 双極・・・・・時そば
〇笑風亭 寛介・・・・・平林
〇錯乱坊 双極・・・・・猫の災難


まずは、私、双極が高座に上がらせていただきました。今日は春らしい陽気でありましたが、冬の定番「時そば」でお伺いです。相変わらず、そばをすするのは下手くそでございましたが、そこはご愛嬌。真似をしようとして失敗する、落語ではお馴染みのおうむ返しのストーリー。軽い感じの滑り出しとなりました。


続きましては、寛介くんの登場で、「平林」でございます。定吉の可愛らしい姿が、寛介くんの語り口ととてもマッチしていて、会場は大盛り上がりでございました。期待の新星登場であり、来年以降の成長ぶりも楽しみとなりました。すっかり会場の皆さんを虜にして、お次の交代でございます。


最後は再び双極で、「猫の災難」をお喋りさせていただきました。春になれば花見ということで、お酒を飲む機会も増えてまいります。ということでお酒の噺を一席。ついつい飲んでしまう熊五郎の様子に、お客さまも呆れた感じで、失笑から爆笑?という感じで、私も気分が盛り上がってまいりました。それから会場の湯野浜コミュニティセンターの周りには、猫が3〜4匹いる住んでいるみたいで、終わって外に出た時に私の車のところでたむろしていて、縁だなぁと思った次第です。


今回も美味しい海鮮丼とかに汁をいただきました。湯野浜寄席の楽しみの一つとなっております。コロナの影響で、内陸からの参加人数が減っておりましたが、当協会の庄内のメンバーも増えてまいりました。来年は記念すべき第10回。これからも盛り上がっていきたいと思います。またよろしくお願いいたします。

【錯乱坊双極】

成沢第二町内会いきいきサロン


 本日は成沢第二町内会さんから、いきいきサロンの落語会にお伺いいたしました(^ ^)
 新しくキレイな集会所で最初から最後までたっぷり笑っていただきましたよ(^_^)v

【今日の噺家と演目】
◯如月家 道楽  「熊の皮」
◯笑門亭 福来助 「饅頭こわい」
◯笑風亭 間助  「カラオケ病院」


 初っ端は道楽さんの「熊の皮」です。まくらではお約束のカミングアウトで大きな笑いをいただき、そのまま本編でも大笑いのスタートです(^_^)v
 

 続いての福来助さんは「饅頭こわい」です。落語の中でもメジャーな演目ですが、実は登場人物が多いためにとても演じるのが難しいネタでもあります。そこは流石の福来助さん、しっかりと登場人物を演じ分けて、ばっちりと笑いをいただきました(^_^)v
 

 トリはわたくし間助の「カラオケ病院」。このネタはこれまで何百回もかけてきたネタで、間やテンポなど自由自在に操れるようになってます(^ ^) もちろん何度も爆笑をいただき、歌の場面では手拍子が飛び出しましたよ(^_^)v
 
 成沢第二町内会のいきいきサロンは、とてもアットホームで楽しい雰囲気が伝わりました(^_^) またぜひお声がけいただけたら大変嬉しいです(*^_^*)

【笑風亭 間助】

山形de英語落語会

いつも当会の活動に応援いただきありがとうございます。
さて、このたび「山形de英語落語会」を開催する運びとなりました。

関西で長年英語落語をやっていらっしゃる京都笑々亭(らふらふてい)の皆さんとお送りするオールイングリッシュの落語会です。
中学校英語で十分楽しめる内容となっておりますので、ぜひ皆さまお誘いあわせの上ご来場をお待ちしております♪

お知り合いなどにもお声がけいただければ幸いです。

山形落語愛好協会 英語部
餡団亭 和緒

どんぐりの木落語お楽しみ会

今日は、山形市吉原集会所で開催された、どんぐりの木さん主催のお楽しみ会で、落語をさせていただきました。どんぐりの木は、毎週月曜日と水曜日に開催されている地域の方の集まりです。まずは、作業療法士・介護福祉士でどんぐりの木の代表佐藤さんから、“笑う準備”として軽体操がありました。頭の中だけではなく、身体も動かすことで、より健康になったり健康を維持できるので良いですよね(*^^*)

徐々に身体が温まってきたところで、いよいよ落語会です。

今回は、当会一の古株の、間助顧問と私佐と吉が、約20人のお客様を前におしゃべりさせていただきましたよ(*^^*)

【今日の噺家と演目】
○笑風亭 佐と吉 『勘定板』
○笑風亭 間助  『カラオケ病院』
○笑風亭 佐と吉 『竹の水仙』

開口一番は私の『勘定板』です。この噺は本当にバカバカしい噺ですが、自分でも鉄板ネタになってきたなぁと感じています。今回も、比較的ゆっくり目の口調で、所作を大げさに演じてみました。宿屋の番頭さんと2人の宿泊客との対比を、少しは際立たてることができたかなと思います。おかげで大爆笑をいただき、二番手につなげる良い場作りができました(*^^)v

続いては、間助顧問の 『カラオケ病院』です。この噺も彼の鉄板ネタです。さすが顧問、マクラから大爆笑で、スムーズにお客様を落語の世界に連れていきます。本編の歌う場面では、お客様もノリノリで、手拍子までいただいちゃってました(*^^)vまさに間助リサイタル!大きな拍手をいただきました(*^^*)

トリは私、佐と吉が務めさせていただきました。久しぶりの『竹の水仙』です。私はこの噺が大好きなのですが、尺が25分なためか、なかなかやる機会がないんですよね。正統派の古典落語ではありますが、あまり堅くなりすぎないように、少し抜けた感じを意識して登場人物を演じてみました。要所要所でしっかりと笑っていただきました(*^^)v

終演後、みなさんと一緒にお茶の時間にまぜていただきました。落語を始めたきっかけや、当会はどのような会なのかなど、お楽しくおしゃべりさせていただきました。「初めて生で落語を聴いたけど面白かった」「寿命がのびた」「楽しかった」など、たくさんの嬉しいお声をいただき、噺家一同、大満足の落語会となりました(*^^*)

また機会がありましたら、ぜひお声がけいただければ嬉しいです。

【笑風亭 佐と吉】

「第19回山形落語まつり」ご来場ありがとうございました!

いつも当会の活動にご理解、ご協力をいただきましてありがとうございます。

このたびも、皆様のおかげをもちまして、「第19回山形落語まつり」を無事に開催することができました。

前日までの悪天候とはうってかわって、晴天にも恵まれ、200名を超える大勢のお客様に足をお運びいただき、遊学館ホールがほとんど満席に近い状態でございました。
大勢のお客様に私たちの落語を聴いていただいたことを、噺家一同、大変嬉しく思っております。

今回は、久しぶりに大喜利もさせていただきました。
「まつり」全体として約2時間の長丁場ではありましたが、最後まで多くの皆様にお聴きいただき、笑いの耐えない最高の落語会になりました。

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m

また、噺家へのお花やお菓子などのお心遣いや、募金箱にも多数のご寄付を入れていただきました。
いただいたご寄付につきましては、噺家の育成、落語まつりの周知など、笑いのまちづくりを目指す当会の活動に大切に使わせていただきます。

こちらもあわせて本当にありがとうございましたm(_ _)m

【今日の噺家と演目】
〇猫々亭 美々  『オンライン診療』
〇餡団亭 和緒  『子ほめ』
〇石々亭 註馬  『死神』
ー仲入りー
〇笑風亭 寛介  『平林』
〇走風亭 満月  『うどん屋』

<大喜利>
司会:笑風亭 間助
出演:笑風亭 佐と吉、濃紺亭 らん朝、遊歩亭 千早、分福亭 丘ん、如月家 道楽






【笑風亭 佐と吉】

第7回 上山市中川地区公民館「笑いと健康の集い」のご報告

 立春を過ぎても、大雪に見舞われている県内ですが、本日は上山市高野にある中川地区公民館で開催された「令和六年度 笑いと健康のつどい」にお呼ばれし、山形落語愛好協会の笑風亭佐と吉さん、濃紺亭らん朝さんと私、山彦亭虎之輔がお邪魔して来ました。
「笑いと健康のつどい」のイベントは同地区の地区会長会の皆さんが主催するこの時期の恒例行事で、当協会の噺家が落語を披露させてもらうのは、今回で七回目になります。午後1時半から午後3時までの90分間、寒空を吹き飛ばすように、当会の落語四席で約40名のお客様にたっぷりと笑っていただきましたよ!(^^)/
【本日の噺家と演目】
・山彦亭 虎之輔………『平 林』
・笑風亭 佐と吉………『勘定板』
  お仲入り
・濃紺亭 らん朝………『寄合酒』
・山彦亭 虎之輔………『三方一両損』


 
 初っ端(しょっぱな)は、上山市が地元の虎之輔です。昨年の「第6回笑いと健康のつどい」には出られなかったのですが、今年は出演でき、嬉しい限りです。今回は、虎之輔が最初に覚えた前座噺の『平林』を、初心に帰ってかけさせてもらいました。「たいらばやしか、ひらりんか。一八十のもうくもく、一つと八つととっきーきー」というおなじみの言い立てを歌うように、次第にボルテージを上げて演じたところ、お客様もニコニコとあたたかいリアクションを返してくれ、場が温まってきたところでお後と交代です。(*^-^*)

 続いては、当協会代表の佐と吉さんです。実は先ほどの着替えの時間、佐と吉さんが「ちょっと、横浜に行ってきます」と席を離れました。文脈から、どこに行くかは理解するも、「それがなんで横浜なんだ」と思ったのですが、その謎はマクラで解けました。横浜の市外局番は「045」、つまり「お・しっ・こ」だったんですね。ということで、演目は『勘定板』。尾籠なお噺ではありますが、お客様に「新春からうん(運?)をつかんでほしい!」というメッセージを込め、あえてこの演目をチョイスしたのだろうと推察した次第です。そのねらいは大当たり。会場をさらにあったかーくさせて、お仲入りです。

 お仲入りの後はらん朝さんです。開口一番、お客さまに「今年の大イベントは、なんですか」と質問し、話題は大阪万博へ。そして、万博と言えばと「世界の国からこんにちは」のワンコーラスを熱唱。さらに「お客様は神様です」の三波春夫さんと言えば、この曲ですと「チャンチキおけさ」もワンコーラス、たっぷりと歌い切ってから、本日の演目『寄合酒』に入りました。町内の若い衆で酒盛りをしようと、兄貴分の世話役が若い衆たちに「酒は俺が準備するから、肴をめいめい持ち寄ってくれ」と段取りをしますが、若い職人たちがめいめい持ち寄った肴とは……はてさて。笑いの波でヒートアップして、お後と交代です(^^♪

 そしてトリは、本日2回目のお伺いの虎之輔が務めさせてもらいました。マクラでは「禁固4年9カ月の刑が確定した水原一平被告とかけて、昨年のラーメン消費量で、3年連続1位を獲得した山形市と解く。そのこころは……」等、最近のニュースをネタにした謎かけで、拍手を頂戴しました。その勢いで、演目の『三方一両損』へ。宵越しの金は持たない江戸っ子の心意気と、江戸南町奉行所の大岡越前守の鮮やかなお裁き。今日のお客様は、笑いどころを外さずに笑い声を響かせてくれ、無事にお開きを迎えましたよ(^_-)-☆

 終演後は来たる2月15日(土)の「第19回山形落語まつり」のご案内もさせていただきました。その後、事務室でコーヒーをご馳走になったのですが、役員の皆様とのお話の中で「ぜひ来年もお願いしたい」とありがたいお言葉も頂戴しました!
 中川地区の役員の皆様、そして公民館の職員の皆様、本日は誠にありがとうございました!また、お伺いさせてもらうことを楽しみにしています。    【山彦亭 虎之輔】

上山市 共生ホーム「わ] 新春落語会

昨日からの雪が降り続く、1月29日(水)の昼下がり。上山市の「共生ホームわ」にて開催された落語会にお呼びいただき、如月家道楽さん、頭垂亭稲穂さんと、私、山彦亭虎之輔の三人でお邪魔してきました。こちらでの落語会は、2017年から毎年1月下旬にお呼ばれし、2021年と2022年はコロナ禍のためお休みとなりましたが、2023年から再開され、今回で七回目となります。開演が13時半からなので、12時45分にお伺いしたところ、会場にはすでにお客様が着席されており、恐縮した次第です。 
大雪で足元の悪い中、早くからご来場いただいた約15名の皆様に、当会の落語三席でたっぷりとお楽しみいただき、真冬のあったかーいひと時をすごしてもらいましたよ(^_-)-☆

【本日の噺家と演目】
〇如月家 道 楽・・・『時事ネタ・アラカルト』
〇頭垂亭 稲 穂・・・『二番煎じ』
〇山彦亭 虎之輔・・・『火焔太鼓』

開口一番は道楽さんです。落語の道具と言えば、扇子と手ぬぐいのみで、伝統芸能の中で最も少ないわけですが、道楽さんはいつも三つ目の道具をわからないように身に着けています、そして、それを披露するところで、ドカーンと笑いを取るのが恒例ですが、今回は、さらに四つ目の道具(写真参照)も持参しての登壇です。そして、三つ目と四つ目の道具を使った「じじネタ」ならぬ『時事ネタ・アラカルト』で、ほとんどがノリのいい女性のお客様が詰めかけた本日の会場をたっぷりと温めて、お後と交代です(^^)/

続いては、稲穂さんの登場です。稲穂さんは、昨年九月の上山市旭町公民館での落語会が初高座で「寿限無」を披露。今回が二回目の出演ですが、なんと演目も二つ目です。今日のように冬の寒い時に聴くのにはぴったりの大ネタ、「二番煎じ」を30分に亘って聞かせましたよ。防火のために町内の夜回りを引き受けた町内の旦那衆。見回りが終わると、股の下に隠した猪鍋をつついたり、煎じ薬だと偽って酒を飲んだり。この噺の見せ場であるその飲み食いする様子を、稲穂さんはうまそうに演じて、クリア。お客様もしっかり見入ったり、聞き入ったりしていましたよ(^^)/

そしてトリは、地元上山市出身の虎之輔が務めさせてもらいました。前のお二人の熱演で、高座に上がった時点で残り時間があと十分。主催者に「時間が伸びてもオッケーです」と言われていたので、予定通り進めさせてもらった次第です。マクラでは時事ネタも披露しましたが、お客様はしっかり聴いて、しっかりリアクションを返してくれるので、こちらもノリに乗って、演目の『火焔太鼓』に突入。ここでも、笑いどころを外さずにしっかりと笑っていただき、無事お開きとさせていただきました( ^^) _U~~

 落語会終了後のご挨拶で、本日の演目の紹介後、来たる2月15日に開催される「第19回山形落語まつり」のご案内もさせてもらいました。その後、主催者の方より「来年も同じ時期の1月28日の水曜日にまたお願いします」とご予約をいただき、嬉しい限りです。また、おみやげにりんごをいただき、重ね重ねありがとうございました。
 「共生ホームわ」にご来場いただいた皆様、また来年も皆様と元気でお会いできることを楽しみにしております。本日は誠にありがとうございました(^_-)-☆   【山彦亭 虎之輔】  

鶴岡市下山添新年落語会


今年もどうぞよろしくお願いします。
正月12日、昨年11月に続きお呼びいただきました鶴岡市下山添地区におじゃまいたしました。今回は、地元鶴岡の二人で演じさせていただきました。
新年会ということで、正月にふさわしいものをとリクエストをいただきましたので
演目は、
〇 笑風亭 寛介・・・・・・「初天神」
〇 猫々亭 美々・・・・・・「羽団扇」

まずは当地区在住、完全ホームの寛介さんから「初天神」をネタおろし。 話の中の子供になりきり熱演、お客様の笑いと喝采をうけお次に交代。

続きましては、私し美々が七福神が登場する「羽団扇」を下ネタを交えてお話しさせていただきました。余り頑張りすぎて高座がぐらつくほど、これが一番受けましたか゜!
終演後、皆様からあたたかいお言葉をいただき感謝申し上げます。

第20回ふれあいカフェでの落語会

今日は、山形市平清水公民館で開催された、コミュニティナースやまがたさん主催の「第20回ふれあいカフェ」におじゃましました。このカフェは月1回程度のペースで開催されており、平清水地区の人だけではなく他の地域の方も参加されており、楽しく交流されていました。

落語の前に、コミュニティナースやまがたの猪股さんから、身体をほぐす軽体操がありました。じわーっと身体が温まってきたところで、いよいよ落語会です。

今回は、当会一番の古株である3人、間助さん、註馬さん、私佐と吉が、約30人のお客様を前におしゃべりさせていただきました(*^^*)

【今日の噺家と演目】
○石々亭 註馬 『からぬけ』
○笑風亭 佐と吉 『勘定板』
○笑風亭 間助 『カラオケ病院』

開口一番は註馬さんの『からぬけ』です。
マクラでは、バリバリの地元トークと、お客様との和やかなやり取りで、場を落語を聴く雰囲気にもっていく腕はさすがの一言。
続く本編では、「与太郎は◯◯が足りない」と侮ると…が決まって、大爆笑の連続でしたよ(*^^)v

二番手は私、佐と吉の『勘定板』です。相変わらずのバカバカしい噺です。今回は、所作や表情をより大げさにするなど、宿屋の番頭さんと2人の宿泊客とのコントラストを意識して演じてみました。それが幸いしたのか、今まで演じた中で恐らく一番の大爆笑をいただくことができましたよ(*^^)v

トリは間助さんの 『カラオケ病院』です。これも実にバカバカしい噺です。さすが大御所の貫禄。ちょっと間の抜けたような登場人物の描き方は、間助さん独特のフラからくるものなのでしょう。のっけから最後まで大爆笑でございました(*^^*)歌の場面では手拍子までいただいちゃってました(*^^)v

終演後、みなさんと一緒にお茶の時間にまぜていただきました。「面白かった」「病気だけど来て良かった」「寿命がのびた」などたくさんの嬉しいお声をいただき、噺家一同、大満足の落語会となりました(*^^*)

お土産もありがとうございました!

また機会がありましたら、ぜひお声がけいただければ嬉しいです。

【笑風亭 佐と吉】

上山市宮生地区での落語会


1月25日、上山市宮生地区新春落語会に、当会から2名で伺いました!
今回で3度目となる本落語会、暖かいお客様に囲まれて和やかに進みました。

【本日の噺家と演目】
・笑風亭間助 「つる」
・遊歩亭千早 「一目上がり」
・笑風亭間助 「カラオケ病院」


開口一番は、当会顧問の笑風亭間助が上がりました。本来前座は身分の低い噺家が演じるのですが、新春落語会ということでおめでたい「つる」の一席からの幕開けです。お得意の小ボケを挟みつつ、会場の緊張感を崩しながら噺に入ったことで、お客さんたちも笑いやすい空気になっていました!「つる」でここまで笑いをとれるとは…、見事なものです。


続いては私、遊歩亭千早がしゃべらせていただきました。実は、2週間前に同じく上山市の東地区で新春落語会に出演しておりました。ひょっとすると同じお客様がいるかなーと身構えておりますと、案の定客席に見覚えのあるお顔が…!急遽ネタを変更できればよかったのですが、即席アンケートをとったところ「おめでたいネタ」が人気だったため、予定通りのネタでお後と交代です。


トリは再び間助さんです!改めて会場を温め直して繰り出すは、これまたお得意の「カラオケ病院」。自然と手拍子+拍手が巻き起こる喝采です。さすがですね。

終演後は懇親会に参加させていただきました!素敵なご縁までいただいて、最初から最後まで楽しい会になりました。また来年もぜひよろしくお願いします!
文:遊歩亭千早