山形市長町7区落語会


一気に秋らしくなり、朝晩寒いくらいになりましたね。本日は山形市の長町7区での落語会。笑門亭福来助さんのご縁で呼んでいただきおました。今回は、走風亭満月さんと、楽笑亭明世さん、そして私、錯乱坊双極で精鋭3人で落語を披露させていただきました。会場いっぱいのお客様にたっぷり楽しんでいただきました。

【本日のプログラム】
〇走風亭満月・・・・・・・『酒と恩返し』
〇楽笑亭明世・・・・・・・『中村仲蔵』
〜仲入り〜
〇錯乱坊双極・・・・・・・『崇徳院』


開口一番は満月さん。ネタは柳家喬太郎師匠作の新作『酒と恩返し』。健康保険をテーマにした、この時期ぴったりのお噺です。酒を酌み交わす男達の軽いタッチのおしゃべりで、それでいながら、健康保険の問題に鋭く切り込んだ秀作を、満月さんがうまく演じます。お客様をがっちり引き込んで、お後と交代です。


お次は、明世さんの「中村仲蔵」です。ご存知、歌舞伎の世界を扱った芝居噺の大ネタです。仲蔵の心の葛藤を扱ったこの名作を、明世さんの渾身の演技でお客様も固唾を飲んでいる様子です。素人の落語会とは思えない雰囲気の中、明世ワールド全開の30分で仲入りとなりました。


仲入りを挟んで、トリは私双極がつとめさせていただきました。ネタは「崇徳院」。仲入り前の雰囲気とは全く変わり、恋をテーマにした非常に軽く、バカバカしいお噺で締めさせていただきました。若旦那の恋の成就のために奮闘する熊五郎の、ドタバタを軽く演じさせていただき、たっぷり笑っていただけました。


7区秋祭りのイベントとしてお招きいただいた落語会。とても雰囲気が良く演者も気持ちよくおしゃべりすることができました。新作、芝居噺、滑稽噺とバラエティに富んだ演目を楽しんでいただけたのではないでしょうか。またお会いできることを楽しみにしております!

【錯乱坊双極】

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