山形市 沼木バークタウン新春落語会の報告です。

本日、2024年1月21日(日)沼木地区にお招き頂き、笑門亭福来助師匠、宝笑亭卯さ銀姉さん、私、如月家道楽の3人でお伺い致しました。
奇しくも3人とも山形市立第三中学校出身という事でいわばホームゲーム。
忖度?
という訳でもないでしょうけど、50人以上のお客様にヤバいくらいに笑っていただきました。

本日の演目と噺家
◯「蛙茶番」・・・・・如月家 道楽
◯「手水廻し」・・・・宝笑亭 卯さ銀
◯「二番煎じ」・・・・笑門亭 福来助

先ずは前座の如月家道楽登場。
お客様も落語を聴く気満々、嬉しいですね~。
こうなるとこちらものっけからのハイテンション↑
最前列のお客様とのやり取りも楽しく、フルスロットルで駆け抜けました。
皆さん素晴らしいコール&レスポンスですね。

さて、お次は山形の北川景子こと卯さ銀姉さん参上。
親しみのある山形弁を駆使してのギャグは沼木マダム達に大ウケ、爆笑、爆笑とまさに笑いの「沼」にハマったようです。
なるほど、山形つや姫大使のオファーも近いでしょう!
「手水廻し」の演目は扇子を使ってのオーバーアクション。お客様の目を釘付けにしてましたね。

そして、トリを務めますは福来助師匠。
さすが、落ち着いた雰囲気は唯一無二の存在です。
ここでも山形弁をネタにお客様の爆笑を誘います。
3人とも三中出身だと、やはり地元ネタは強いですね。
さて演目は「二番煎じ」所作の多いこの演目、ネギや肉を食べる所作にも最高の笑いをいただきながらじっくりと聴かせてくれました。
「え?なんであそこ(所作)でウケたの?」と本人も首をひねる予想外の嬉しい反応でした。

残念ながら、外は久しぶりのどしゃ降りでしたが、ホールは熱気に包まれました。
天気が悪いぶん、お客様が良かった。
とにかく、3人ともこんなに爆笑?
本当に嬉しい噺家冥利に尽きる高座でした。

当会の落語家、楽笑亭明世師匠が町内会長主催のイベントでしたが、明世さんもこんなに忙しく、働くんだ……、と普段、見慣れぬ町内会町の仕切りぶりにある意味びっくり。(^_^;)
お寿司と打ち立てのお蕎麦をお土産にいただき、大満足の一日となりました。
沼木地区の紳士淑女?の皆様、またお会いできるのを楽しみにしております!

【如月家 道楽】

河北町下工永寿会 新春笑いの会


雨の残念なお日柄でしたが、河北町下工永寿会の新春笑いの会で、足元の悪い中に結構な人数にお集まりいただき、落語を披露させていただきました。今回は笑風亭佐と吉代表と、私、錯乱坊双極の2名で、とても暖かい雰囲気の中、落語をお届けしてまいりました。

【本日のプログラム】
〇錯乱坊双極・・・・・・・『つる』
〇笑風亭佐と吉・・・・・・『勘定板』
〇錯乱坊双極・・・・・・・『猫の災難』


開口一番は私双極の「つる」です。まずは、山形大学の研究の成果を紹介し、「笑わないと早く死んじゃうよ」と軽く脅かしながら、小噺を振ったところ、とても良い反応。本編に入っても、ご隠居と八公のバカバカしいやり取りでしたが、しっかりと聴いていただき、大いに笑っていただき、お後と交代です。


続いては、佐と吉さんの「勘定板」です。新年から運を掴む?ということから、このネタでお伺い。村人のお願いに対して旅籠の番頭さんの大いなる勘違い。そのやり取りに、会場のあちこちで失笑の渦。とても楽しい雰囲気となりました。


最後は双極が「猫の災難」でお伺いさせていただきました。正月早々お酒の噺で恐縮でしたが、熊さんが我慢できずにお酒を飲み、だんだん酔っ払っていく様子を、とても楽しんでいただけた模様。私も気分よく高座をつとめさせていただきました。

米寿の方がお二方いて、落語会の前にお祝いをいたしました。今回初めてのお伺いでしたが、落語に慣れていらっしゃる方も多く、とてもいい雰囲気で落語ができました。ありがとうございました。
【錯乱坊双極】

ビジネスクラブ落語会


先日ようやく雪が降って、積もった思ったら、あっという間に溶けてしまい、あいも変わらず暖かな日々が続いています。どうなっているのでしょう?
今回は山形ビジネスクラブ様のお招きで、山彦亭虎之輔さんと、私錯乱坊双極の2名で、落語をお届けしてまいりました。山形を担うビジネスパーソンの皆様に、新春早々たっぷりと笑っていただきましたよ。

【本日のプログラム】
〇錯乱坊双極・・・・・・・『つる』
〇山彦亭虎之輔・・・・・・『時そば』


開口一番は私双極が、春にふさわしいおめでたい?ネタ「つる」でお伺い。ご隠居、八公のお馴染みの掛け合いで、つるの名前の由来を語らせていただきました。バカバカしい展開でしたが、しっかりと聴いていただき、大いに笑っていただきました。


続いては、虎之輔さんの「時そば」です。古典の中の古典。しかもこの時期によくかかるネタの時そば。虎之輔さんのアレンジも加えられ、とても面白い噺になっております。お客様も噺に所作に笑いどころを外さず、爆笑となっておりました。


今回は山形まるごと館紅の蔵の紅山水さんを会場に落語会をやらせていただきました。蔵造りでとても趣のある場所での落語会、とても堪能いたしました。実は私双極の今年初高座。今年もいろんな人に笑顔を届けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【錯乱坊双極】

令和6年 小松地区新春放談会「小松地区合同研修会」での落語披露のご報告


 新年あけましておめでとうございます!
 本日1月14日(日)、川西町小松地区での新春放談会にお招きいただき、宝笑亭卯さ銀と私宝笑亭熊水の宝笑亭姉妹でお伺いいたしました。交通安全集会・交通安全講話の後に続き、合同研修会として落語を披露して参りました。川西町長の原田さんはじめ、80名近くの多くのお客様に初笑いしていただきました(*´∀`*)

【本日の演目と噺家】
○宝笑亭 卯さ銀「手水廻し」
○宝笑亭 熊水「七福神」
○宝笑亭 熊水「天狗裁き」


 開口一番は、卯さ銀の「手水廻し」です。秘かにつや姫大使を狙っている卯さ銀、1年振りの高座と言うことで満を持しての登場です。マクラで沢山の小話をかけ、会場に笑いの雰囲気を作り本編へ。山形弁と関西弁の入り交じる会話と頭が長い男「チョウズ」のパフォーマンスは大笑いを誘いました。


 続いては、私熊水です。辰年生まれで今年は年女ですが、会場には同じく年男の方がおられて嬉しく思うと共に、運気上昇を願いながらの第一席「七福神」です。一つひとつの隠し芸で、喜んでいただき、楽しんでもらいました。


 引き続き熊水の「天狗裁き」です。八五郎の夢を巡って家人、隣家の男、家主、奉行、さらには天狗が次から次へと登場し掛け合う所で、会場が徐々に盛り上がり大爆笑してもらいました。


 終演後には「とっても面白かった」「またお聞きしたい」などと口々にお声がけいただきました。帰りには豪華なお弁当も頂戴し、帰路につきました。本日は誠にありがとうございました。

【宝笑亭熊水】

「出羽地区新春の集い」のご報告

本日は、山形市出羽コミュニティセンターで開催された「出羽地区新春の集い」で落語を披露させていただきました。
約30名のお客様を前に、間助さんと私佐と吉の落語と、急遽手伝いに来てくれた註馬さんの色物で、たっぷりお楽しみいただきましたよ(*^^*)

【今日の噺家と演目】
〇笑風亭 間助  「つる」
〇笑風亭 佐と吉 「勘定板」
〇石々亭 註馬   マジックのようなもの
〇笑風亭 間助  「カラオケ病院」

開口一番は、間助さんで「つる」です。つるの恩返しのマクラも交えながら、徐々にお客さんが落語をじっくり聴いて笑える雰囲気を作ってくれました。テンポの良いご隠居と八っつぁんのやり取りはさすがでした(*^^)v

続いては、私佐と吉です。出羽コミュニティセンターで落語をさせていただくのは初めてです。いつものペ・ヨンジュンのマクラもハマり、ちょっときたない噺の「勘定板」をさせていただきました。本当に久しぶりの高座でしたが、お客様の笑いに助けられて、最後まで気分良く噺をさせていただきました(*^^)v

<<註馬さんの写真がなくてごめんなさいm(_ _)m>>

続いては註馬さんです。出演の予定がなく何の準備もない中、即席で割り箸を割るマジックをしてくれました。あっという間にお客さんの心をつかむ話術とフラはさすがの一言でした。

トリは、間助さんの「カラオケ病院」です。いや~面白い。歌もうまい!お客さんも聴き入りながら大笑いしていました。院長先生たちの何とも言えないバカバカしいやり取りがテンポ良く、最後まで大爆笑でございましたよ(*^^)v

新春ということで、つきたての餅と打ちたての蕎麦をいただきました。めちゃくちゃ美味しくて、思わず数皿平らげてしまいました(*^^*)ご馳走様でしたm(_ _)m

また機会がございましたら、ぜひお声がけいただきましたら嬉しいです(*^^*)

【笑風亭 佐と吉】

第7回吉野宿いきいきサロン〜新春初笑い落語会〜のご報告

 1月13日(土)には山形市吉野宿地区でのいきいきサロンにお呼び頂き、落語を披露させて頂きました。こちらの会もすっかり恒例で、20人ほどの地域の皆様を前に、今年の初高座、初めての組み合わせの註馬・千早の2人で、たっぷり3席楽しんでいただきました。

【本日の根多帳】
◯日本昔話(桃太郎?)  石々亭註馬
◯金明竹        遊歩亭千早
◯カラオケ病院     石々亭註馬 

 終演後の感想は「素晴らしいお客様だった!」に尽きます。千早くんの「金明竹」での口上の後には拍手が巻き起こるなど、お客様の反応も上々で、大変楽しいひとときを過ごすことができました。
 こちらのいきいきサロンは、3月中旬まで毎週土曜日に開催され、特殊詐欺防止や地域の歴史など、多彩な講師をお招きして開催されるそうです。そして、最後には1年後の開催も申し込んで頂きました。さらにパワーアップしたメンバーがお邪魔いたします!
 ありがとうございました。
【石々亭註馬】

山辺ロータリークラブ「新春寄席」のご報告

 新年あけましておめでとうございます。
 本年二つ目の「出前落語」は、山辺ロータリークラブ様からの「新春寄席」というご依頼で、楽笑亭明世さんと笑門亭福来助の二人で伺ってまいりました。ご依頼書によれば“卓話の講師”とのことでしたが、講師などとは無縁の二人がお邪魔して、例によって馬鹿々々しいお噺2席にお付き合いいただきました。噺をする前に美味しい昼食をいただいて、馬力の出たところで、20名ほどの皆さまに初笑いいただきましたよ。

【本日のプログラム】
〇 楽笑亭明世   「親の顔」
〇 笑門亭福来助  「道具屋」

 最初は、明世さんです。例によって艶っぽいブラックユーモアで会場を温めてから、本ネタ「親の顔」へ。学校のテストで“81個のミカンを3人で公平に分けると1人何個になるか”という問題に対し、素直に考えれば簡単な問題ですが、そこは落語ですね。“全部ミキサーにかけてジュースにして分けると公平”と答える生徒、金太くん。その理由は、ミカンは大小不揃いで、ジュースにして分けたほうが公平だとの答え。なるほど「言い得て妙」と感心させられるんですが、その親の答えはもっと面白い。だから、担任の先生は、「その親の親の顔」が見たいと言ったところでオチ。皆さん笑顔です。

 二番手は、私、福来助です。お馴染みの古典落語「道具屋」でのご機嫌伺いです。初詣のお賽銭「100円玉一つでいくつの願い事をしたか、一つの願い事はいくらになるのか」と言ったマクラを振って本ネタへ。こちらは、主人公与太郎とお客さんの馬鹿々々しいやり取りに笑っていただきました。

 今年で三年連続でのご依頼とのこと。来年途切れることがあったら我々の責任とばかり、「途切れる場合は、ぜひ再来年以降にしていただきたい(笑)」とお願いをして帰ってまいりました。
奥山会長さんはじめ会員の皆さま方、本日は拙いお噺におつきあいいだき、本当にありがとうございました。また、美味しいお昼ごはん、ご馳走さまでした。
【笑門亭福来助】

大曾根地区新春落語会の御報告

新年明けましておめでとうございます㊗️
山形落語愛好協会の会員一同、「山形のみなさんに、笑いと健康を届けます‼」をモットーに、今年も「出前落語」等の活動に取り組んで参りますので、よろしくお願いいたします。
 さて、本年初めての「出前落語」は、1月7日(日)の午前11時より山形市の大曾根コミュニテーセンターで開催された「大曾根地区新春講演会」です。同地区の新春落語会に当会がお招きいただくのは3回目で、今回は如月家道楽さん、楽笑亭明世さん、そして私、山彦亭虎之輔の3人で、落語を披露させていただきました。雪がちらつく天候でしたが、約90名の方にお集まりいただき、たっぷりと初笑いをしていただきましたよ( ^)o(^ )

【本日のプログラム】
〇如月家 道 楽・・・『洒落番頭』
〇楽笑亭 明世・・・・『替り目』
〇山彦亭 虎之輔・・・『火焔太鼓』

初っ端は道楽さんです。マクラでは、いつものように小噺を披露して笑いを取り、さらに恒例の「カミングアウト(?)」でドカンと盛り上げます。そして、演目の『洒落番頭』へ。ダジャレがこれでもかと次々に出てくる古典落語で、会場を存分にあたためて、お後と交代です( ^^) _U~~

続きましては、明世さんの登場です。今日のお客様は圧倒的に男性が多かったのですが、マクラではそこをいじって、笑わせました。そして演目の『替り目』へ。酔っ払いで亭主関白のご主人と、呆れながらも優しく支えるおかみさんのやり取りをひょうひょうと演じる明世さんに、お客様も引き込まれて、聞き入ってましたよ(^^♪

最後は、虎之輔が務めました。マクラでは、こちらの会場が大曾根小学校と隣接していることから、学校を舞台にした小噺から入り、笑ってもらいました。そして演目は、ハッピーエンド感満載の落語で、幸せな気持ちになってほしいという願いを込め、『火焔太鼓』をかけた次第です。ノリのいいお客様に笑いどころで笑っていただき、無事お開きとなりました(^_-)-☆

終演後は、「新春交流会」が開かれ、われわれ三人もお呼ばれしました。納豆もちやきなこもち、オードブル等も準備していただき、ごちそうさまでした。
大曾根地区の皆様、正月早々、とてもあたたかな楽しい会に参加させてもらいありがとうございました。また、皆様とお目にかかれることを楽しみにしています。   【山彦亭 虎之輔】

スタジオやまびこ落語会のご報告


今日はクリスマスイブの落語会ということで、スタジオやまびこさんにお邪魔しました。皆さんの素晴らしいカラオケの合間を縫って、私間助と註馬さんの2名でしっかり笑って頂きましたよ(^ ^)
 
【今日の噺家と演目】
⚪︎笑風亭 間助 「つる」
⚪︎石々亭 註馬 「掛け取り」
⚪︎笑風亭 間助 「カラオケ病院」
 

西原落語名人会のご報告


 本日は、昨年に引き続き、ご依頼を頂きました山形市西原地区「西原落語名人会」に笑門亭福来助さん、錯乱坊双極さん、走風亭満月の3人が、クリスマスイブに因んだ笑いのお届け物ということで行って参りました^_^
【本日のネタ帳】
⚪︎ 走風亭 満月 「酒と恩返し」
⚪︎ 笑門亭 福来助 「道具屋」
⚪︎ 錯乱坊 双極 「粗忽長屋」
 開口一番は、私満月の「酒と恩返し」です。マクラでは、師走の多忙な状況や新年を迎える餅つきにちなんだ小噺を取り入れたところ、お客様の反応がすこぶる良くて、のっけから勢い付かせていただきました。
 お次は、福来助さんの「道具屋」です。マクラでは、福来助さんの初詣スタイルの話題から神様へのお願い事の数に対してお賽銭が割に合わないことなどあるあるネタで始まり、本編では、数々登場する古道具と与太郎のバカさ加減にお客様も納得の爆笑です。
 トリは、双極さんの「粗忽長屋」です。クリスマスイブに因み、サンタクロースの手拭いを披露しながらの始まりです。本編では、行き倒れの男をめぐって粗忽な男2人が、間抜けなやり取りを繰り返すため、見ているお客様もあまりの粗忽さに笑いを堪えられません。
 終演後は、そのまま会場でお客様からの質問形式による座談会へ。これも珍しい機会でしたが、噺家それぞれも自身のことを振り返る良い機会になったのではないでしょうか。もちろん年明けの山形落語まつりの宣伝もさせて頂きました。
 帰りがけには、「生の落語を初めて見ました、最後まで笑いっぱなしで楽しかった」という嬉しいお声掛けとケーキのお土産付きという最高のプレゼントを頂いて帰路につきました。ありがとうございました。役員様から「また来年も」という声も頂きまして、噺家一同精進して、また来年お会いできることを楽しみにしております。
【走風亭 満月】

南陽市沖郷公民館「沖郷いきいき大学」での落語会のご報告

今日は南陽市は沖郷公民館にて行われた「沖郷いきいき大学」での今年最後の催しにて、私共、山形落語愛好協会の落語会を企画していただきました!
朝から雪が降りしきる中、約40人のお客様にたっぷりと笑っていただきましたよ!

【本日の噺家と演目】
・濃紺亭 らん朝『代書屋』
・山彦亭 虎之輔『火焔太鼓』
 仲入り
・濃紺亭 らん朝『幾代餅』

開口一番は、らん朝の落語にてお付き合いいただきました。
今年も残り半月、気忙しい頃合いになりましたが新年の準備はお済みでしょうか?ウチは・・・全然終わってません!特に年賀状が!!
というマクラからネタに入ります。
いつでも物のわからない人というのはいますが、そういう人がカッチリした生業、たとえば代書屋さんと話をすると・・・
どうにもかみ合わない二人のやり取りに笑っていただきました。


続いては虎之輔さんです。
マクラでは振っては落とし振っては落とし、ポンポンと小気味良く笑いのリズムを作り上げていきます。
ネタは十八番の『火焔太鼓』。古道具屋の甚兵衛さん、埃だらけの時代がかった太鼓を仕入れてきたところから話が転がりだします。
途中、古道具屋の小僧さんが太鼓にハタキをかける様や、最後に太鼓を売った金をカミさんの目の前に次々出す甚兵衛さんの様子に、お客様大笑いの中でお仲入りでございます。


仲入りの後は、再びらん朝です。
年の瀬も押し迫ったという事で、トリネタはちょっといい話を・・・
という事で人情噺の『幾代餅』にてお付き合いいただきました。
真面目一徹が売りの搗米屋の若い衆、清蔵さん。たまたま見た花魁の錦絵を見てそれに恋煩い・・・実に器用な一目惚れ。
どうにか願いを叶えてやろうと、親方や医者の先生が寄ってたかって清蔵さんに一肌脱いでやります。
花魁の幾代太夫が出てくるところでは「落語家さんだねぇ」とお褒めの言葉もいただきました!
笑いあり、涙ありの一席でお開きとなりました。

最後のご挨拶でもたくさんの拍手を頂戴いたしました。また及びいただければ幸いです。

実は当初は3人でお伺いする予定でしたが、うち二人が体調不良、代演に虎之輔さんに来てもらいどうにか開演にこぎつけた次第です。
風邪や季節性インフルエンザなどが猛威を振るう最中ではありますが、皆様体調には十分お気を付けいただき、明るく新年をお迎えくださいませ。

本日はありがとうございました!
【濃紺亭 らん朝】

鶴岡市 八栄島地区落語会の報告です。

2023年 12月16日(土)
年も押し迫った本日、慌ただしい年の瀬のなか、八栄島地区地域活動センターにお招きいただき、20数名の地区の皆様に足をお運び頂きました。2018年に始まったこの会も5回目の開催となりましたが、ほとんどの方がリピーターということで嬉しいかぎりで御座います。さすが、笑うツボを心得ていらっしゃるということですね。

明日から本格的な雪になるということでの心配しておりましたが嬉しいことに今日は気温も高く、お出掛けにも丁度良い一日となりました。
(残念ながら終了時には小雨になりましたが。)

本日の演目と噺家
◎「喧嘩長屋」………楽笑亭 明世
◎「洒落番頭」………如月家 道楽
◎「火焔太鼓」………山彦亭 虎之輔

まず先鋒は明世師匠です。
マクラでは世間で話題の大谷翔平の年俸ネタから始まり、鶴岡ならではの庄内ネタでお客様の笑いを誘い文字通り地元の皆さんに大ウケ、大喜びです。😄
本日の一席「喧嘩長屋」亭主と女将さんの喧嘩を大家さんが宥めるうちに大変な騒動になる噺ですが、夫婦のやり取りが最高で、今どきの夫婦にも通じるあるあるネタで大爆笑を頂戴しました!

さて、バトンタッチは私、道楽で御座います。今日のお客さんはとっても良く笑って頂けるので持ち時間オーバーの大サービスとなりました。(^_^;)が、カミング・アウトのご唱和元気いっぱいでした。🤩
持ちネタの「洒落番頭」は元々の古典のオチを自分なりにイジってみました。
えっ、このオチは良いね、と自画自賛。(笑)

さてトリに控えしは当会レジェンド虎之師匠です。
マクラのなぞかけでお客さんとのやり取りは場が和み笑っていただけますよねー。
そして、道楽の虎さんイジりの報復、殺られました!😰
演目は師匠のテッパンネタ「火焔太鼓」
噺のアチコチにくすぐりが入って最初から最後まで笑いっばなしのお客様、「エッ、オチが変わった?!」と気が付くのは私達だけですが、トリの爆笑落語でバッチリ締めてくれました。😁

今日のお客さんは男性女性同数くらいでしたがとっても気持ちのいい笑い声!挨拶の時から笑っていただいてお客様のお手本です。
今日のお客様、間違いなく長生きされるでしょう。
3分、いえ6分くらいはね。(^o^;)

八栄島地区のお客様、スタッフの皆様、本当に有難うございました。
お菓子まで頂き、感謝です。😋
またお会いできるのを楽しみにしております!🥰

【如月家 道楽】

南沼原コミュニティセンター年忘れ落語界のご報告

 12月9日(土)は山形市南沼原コミュニティセンターで恒例の年忘れ落語会を企画して頂きました。この時期の開催は6年連続、他の時期の開催も含めると10年ほどに及ぶ長いご贔屓を頂いております。そのようなこともあって、当会としても特別な会の1つとなっており、出演自体にちょっとした競争があるくらいです…そんな会に4人の噺家でご機嫌を伺いました。師走とは思えない空の下、会場の多目的ホールには50人を超す皆様が集まって下さいましたが、半分近くが初めてのご参加ということで、嬉しい限りです。館長の金澤さんの素敵なご挨拶で、賑々しく開幕となりました。

【本日の根多帳】
〇紀州    石々亭 註馬
〇代書屋   濃紺亭らん朝
〇千早ふる  笑門亭福来助
〇中村仲蔵  楽笑亭 明生




 圧巻は本日のトリ、2年ぶりの出演となった地元南沼原の明生さんによる中村仲蔵の一席でした。たっぷり40分、皆様が聴き入っておりました。普段、出前寄席ではこのような大根多は出ないので、本日は特別な会となりました。ご当地の皆様と同じ中学校だったというこの会初出演の福来助さんなど、他の噺家も順調で、皆様にも満足して頂いたのではと思います。
 終演後は事務室でコーヒーを頂きながら、館長さんとお話をさせて頂きましたが、その場で「来年も」という嬉しいご依頼を頂きました。またこちらで口演できることを楽しみにしております。

【石々亭 註馬】

2023 やまがたNPO博  落語イベントの報告

12月2日(土)
師走のなか、雪が降りそうな寒い午後。
山彦亭虎之輔、如月家道楽、遊歩亭千早の3人で伺いました。
会場の霞城セントラル一階アトリウムにはクリスマスの飾り付けもあるという、普段とは違った環境、年末の慌ただしいなか、お出で頂いたお客様には感謝です。
入れ替わり立ち替わりでしたが10人〜20人のお客様に笑って頂きました!

【本日の噺家と演目】
・遊歩亭 千早・・・『金明竹』
・如月家 道楽・・・『やまがたの芋煮会』
・山彦亭 虎之輔・・・『還付金詐欺落語~スーパーマン』

開口一番、当会きってのイケメンキャラ千早くん。
やはり若いって良いですねぇ。お客様も若い落語家に興味津々のようですね。マクラでも現役大学生を武器に大いに笑って頂きました!
演目『金明竹』上方のなが〜い挨拶を早口でまくし立てる場面は圧巻、お客様も聴き惚れていましたね。😲
とにかく歯切れが良いのが若さの象徴。
難しい環境のなか、一番手として座を温めてくれました。

さてお次は無毛(むけい)文化財、道楽の出番です。お客様を巻き込んでカミングアウトの大合唱、新興宗教ではありません。(笑)
演目は『味噌豆』をアレンジ、『やまがたの芋煮会』
あまりの”やまがた芋煮愛”のため、みそ味いも煮を豚汁とイジり倒して御当地の方々、落語なのでお許しを。(^_^;)
マイクアクシデントも、ものともせず(笑)
若いお客様からのツッコミもあったりでこちらも楽しく笑って頂きました。

さてトリは御大 虎之輔師匠の登場です。
マクラではテッパンの”フーテンの寅さん啖呵売”。お客様とのやり取りも楽しんで、演目の『還付金詐欺落語〜スーパーマン』髙橋婆さんのボケっぷりに詐欺師がイラつくくだり、還付金をパンプキンに間違えるなんてのはいつ聴いても面白い。
お客様も大笑いでしたね。
お客様も最後まで席を立たずに聴いて頂き、座を盛り上げてくれたのは流石です。😆

と言うわけでNPO博イベントのトリを山形落語愛好協会が立派に務めさせて頂いた?と自負しております。笑
噺しの真っ最中、なんとマイクが突然切れるアクシデント、慌ててピンマイクをつけるなど、お客様の出入りが激しかったり、立ち止まって聴いて頂いたりで少々落ち着かない環境でお客様にもご不便をお掛けしましたが、私達も艱難辛苦を乗り越えてこそ(笑)のシンの噺家修行で御座います。

口演中、「本気で落語家になりたいんです!」という若い女性も現れて嬉しい😆ハプニングも有り、私達も大いに励みになりました。
それからNPOの職員の皆様、ご協力頂き有難うございました。
また、お声がけ頂ければ嬉しいです。

【如月家 道楽】