第42回 東部地区文化祭での落語披露

 10月22日は山形市東部公民館で開催された「東部地区文化祭」に参加させて頂きました。この時期は毎週のように山形市内の公民館やコミュニティセンターで文化祭が開催されていますが、東部公民館では21日と22日の2日間、作品展やステージ発表、模擬店やキッチンカーの出店など賑々しく行われました。東部公民館は、以前は毎月の勉強会を行っていた、当会のホームグラウンドといえる会場です。
 ステージ発表の会場は借りる機会の殆どない大講堂で、この明るく広い空間に入ったのも、昨年4月のワクチン接種以来二度目でした。後ろ半分では小学生の皆さんの作品展が行われている中、健康体操とオカリナ演奏の間に挟まれた約30分、ご機嫌を伺いました。

【本日の根多帳】
◯たらちね    分福亭 丘ん
◯庭蟹      石々亭 註馬


 高座の後の感想は「いいお客様だった!!!」お集まりの皆様は30人ほどで、まさに「空席以外全て満席」だったのですが、私達のことを心待ちにされていたようで、非常に反応が良く、本当に楽しい高座となりました。改めて「噺家は笑い上手に助けられ」を強く感じます。また、文化祭の全体運営を務められた公民館職員の皆様にも大変お世話になりました。幸せな時間を頂いたことに深く感謝申し上げます。
【石々亭註馬】

鶴岡市文園町敬老祝賀会


はっきりしないお天気で、肌寒い一日となりました。今回は鶴岡市の文園町の敬老祝賀会にお招きをいただき、山彦亭虎之輔さん、錯乱坊双極で落語を披露させていただきました。100歳を超えるおじいちゃんも参加する敬老会。年も感じさせず、たっぷり笑っていただきました。

【本日のプログラム】
〇山彦亭虎之輔・・・・・・『還付金詐欺落語~スーパーマン』
〇錯乱坊双極・・・・・・・『孝行糖』
〇山彦亭虎之輔・・・・・・『火焔太鼓』
〇錯乱坊双極・・・・・・・『崇徳院』


開口一番は虎之輔さんの「還付金詐欺落語~スーパーマン」でスタートです。いつものように、お客様参加型の「寅さんのタンカバイ~フルバージョン」で雰囲気をがっちり掴む虎之輔さん。そのまま本題に入り、笑いどころも外さず、会場いっぱい、笑いに包まれて、お次と交代です。


続いては、私の「孝行糖」です。落語のスーパースター、与太郎が登場するお噺です。長屋の様子や与太郎のおバカぶりを私なりに一生懸命演じさせていただきました。その様子にお客様の笑いも起き、いい感じになったところでお仲入りです。


仲入りの後は、虎之輔さんの「火焔太鼓」。しっかりとしたおかみさんに脅かされた甚兵衛さんが、いろいろやらかすお噺ですが、そのドタバタにお客様も大盛り上がり。ノリのいいにお客様にしっかりと笑っていただき、トリと交代です。


最後に私の「崇徳院」です。若旦那の恋のお噺。それを周りが一生懸命成就させようと、ドタバタする滑稽さを大いに笑っていただきました。少しでも、恋する時のキュンとした感じを皆さんに思い出していただけたかしら。大いに会場が盛り上がり、お開きとなりました。

終演後にいただいたお弁当が豪華で感動したしました。ありがとうございます。それにしても、100歳を超える方も会場においでになり、みなさん楽しんでいただけたのではないかと思います。いい雰囲気で落語会を終わることができました。またお会いできることを楽しみにご報告とさせていただきます。
【錯乱坊双極】

山形市泉町ひがし食堂ふれあい落語会


すっかり秋らしくなってきましたね。本日は雨もぱらつき、少し肌寒い一日でした。今回は山形市の泉町で活動している子ども食堂のひがし食堂ふれあいにお招きをいただき、たけのこ亭きの子さん、楽笑亭明世さん、そして私、錯乱坊双極で3人で落語を披露させていただきました。お子様から大人まで、幅広い年齢の方々に楽しんでいただきました。

【本日のプログラム】
〇たけのこ亭きの子・・・・『つる』
〇錯乱坊双極・・・・・・・『寿限無』
〇楽笑亭明世・・・・・・・『親の顔』


開口一番はきの子さんの「つる」でお伺いです。八公がご隠居から聞いた話を人に伝えようとするけれど、うまくいかないお馴染みの噺。お子様でもわかりやすい展開なので、大いに盛り上がります。会場いっぱい、笑いに包まれて、お次と交代です。


続いては、私の「寿限無」です。NHKの「日本語であそぼ」で取り上げられていたので、お子様はきっと知っているはずと思ってチョイスした噺。でもあれから10数年以上経っているので、会場の皆さんが知っていたかどうかは定かではありませんが、長い名前からくるドタバタでしっかり笑っていただけました。


トリは明世さんの「親の顔」です。学校を舞台にした、ご存知、立川志の輔師匠の新作落語。テストの問題に対する珍解答や、先生とお父さんの奇妙なやり取りの面白さを、幅広い年齢層の方々に、大いに楽しんでいただけたようです。


落語の後になんとティラノサウルス登場。お子様と記念撮影も行いました。


風邪や他のイベントと重なったとのことで、予定よりお子様の参加が少なかったのですが、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、みんなに喜んでいただけたようです。またお会いすることを約束して、本日はお開きです。
【錯乱坊双極】

寒河江市元町公民館文化祭での落語会のご報告

本日は寒河江市元町の皆様に、文化祭の催し物の一つとしてお招きいただきました。
こちらへは初めてのお伺いですが、約25名の皆様にたっぷりと笑っていただきましたよ!

【本日の噺家と演目】
・楽笑亭 明世『替り目』
・笑門亭 福来助『道具屋』
・濃紺亭 らん朝『ん廻し』

開口一番は明世さんです。
早めに寒河江に着いたので某有名店でエビ入りワンタンメンを食べようとしましたが、なぜか普通のワンタンメンが来てしまったという明世さん。
何とも災難だったわけですが、噺の中には災難のタネになる酔っ払いが出てくるネタもありまして。
災難といっても大トラが大立ち回り・・・なんて大げさなものではなく、どこのお宅にもいそうでいて、それはそれで迷惑には違いない小市民的な酔っ払い。外で人力の車夫をからかったお次は自分の奥さんに絡みだします。
酔った勢いでなんやかんやと言いますが実のところは・・・
といった所でお後と交代です。

続いては福来助さんです。
こちらも早めに寒河江に着いたのですが、近くまで来てナビがなぜか最後まで案内をしてくれずに道に迷ってしまったそうで、開演時間には間に合ったもののやはり災難だった福来助さん。
物事の準備は大切ですが、いざという時のトラブルほど予想外なものです。
そんな予想外を引き起こすのが落語の中に出てくる与太郎。
叔父さんから引き受けさせられた、にわか仕込みの古道具屋稼業。なぜか客は来るのですが置いてある道具が道具、ましてやそれを売るのが与太郎さんでは商売はうまくいきません。
ある客に目が留まった短刀を売ろうとしますが・・・
サゲの一言でもってお後と交代です。

最後は私、らん朝です。
私は特にトラブルには巻き込まれなかったのですが(面白くなくてスイマセン!)無事是名馬という事で(?)勘弁してください。
〇〇の秋といえば様々ですが、テレビでもスポーツ中継が目白押しという事でスポーツの秋!プロ野球でも日本シリーズに駒を進めた2球団の顔合わせが決まりました。
てなわけでおなじみ野球小咄からの、おなじみ『ん廻し』へ。
今回は初めてお伺いした場所なので普段よりも最後の長台詞を丁寧に申し上げたところ、皆様しっかり聞いていただいた功を奏して拍手を頂戴しました!
嬉しい反応でもってお開きでございます。


上のパンフレットにありますように実に4年ぶりの文化祭、しかも様々な催し物がある中で二日目の最後、つまり大トリにご指名いただきました!!
町内の皆様に楽しんでいただければ幸いです。また、最後は高座の撤収までお手伝いくださいまして誠に恐縮です。
本日はありがとうございました!

【濃紺亭 らん朝】

サロンほほえみでの落語披露

  秋もすっかり深まってきた、10月18日(水)。山形市陣場の田中きみ子さん宅で開かれた「サロンほほえみ~落語会」にお呼ばれし、下記の同世代の二名がお邪魔して来ました。個人宅での落語披露は二人とも初めてでしたが、桐箪笥や屏風が鎮座する落ち着いた和風建築の旧宅と、戦国時代に始まったと言われる伝統芸能の落語との相性は抜群ですね。本日のサロンは、まず午前10時から10時半までが前半の落語披露で、日本茶と和菓子のテイータイムを30分間挟んで、11時から11時半までが後半の落語披露という流れでしたが、ゆったりとした雰囲気の中、約20名のノリのいいお客さんに、当会の落語二席でたっぷりと楽しんでいただきましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】
・笑望亭 半 生・・・『たいこ腹』
  中入り(テイータイム)   
・山彦亭 虎之輔・・・『火焔太鼓』

  初っ端は半生さんです。高座に上がるやいなや、明るい笑顔とよどみない語り口のマクラでお客さんの心をつかみます。着流し姿でもあり、聞いていてネタに入ったのか、まだマクラなのか判然としなかったのですが、後で半生さんに、「マクラでは『代書屋』の最初の方を下敷きにした」と聞いて、納得した次第です。今回の高座は、それぞれが30分という持ち時間なので、そんな工夫を仕込んでいたのですね。演目は、今回が本邦初披露の『たいこ腹』。江戸時代、「太鼓持ち」とか「幇間(ほうかん)」、はたまた「男芸者」等と呼ばれていた職業の男と、道楽大好きでやりたい放題の若旦那が織りなす噺で、笑いが巻き起こり、場を温めたところでお後と交代です(^_-)-☆


 
  中入りのテイータイムの後は、虎之輔の登場です。マクラで短い小噺を幾つもかけたのですが、女性が大半の今日のお客様は、大変反応が良く、ここぞというところで笑い声が響きましたよ。そして「伝統芸能である『落語』と『歌舞伎』・『和太鼓』の三つの中で最も古いのは何ですか」と問いかけたところ、大多数の方が正解でした。その流れで、演目の『火焔太鼓』に突入。道具屋の甚平さんが太鼓を背負い、大名屋敷の庭を通るところでは「きれいな庭だなあ。田中さん家の庭みたいだ」とアドリブを入れたところも含め、笑いどころを外さずにしっかりと笑っていただき、無事お開きとなりました( ^)o(^ )

 終演後のあいさつが終わると、主催者の方から「もう少し、何かやってください」とのリクエストをもらい、急遽、虎之輔が「お客様参加型の寅さんのタンカバイフルバージョン」をかけさせてもらいましたが、ここでもお客さんの反応が良く、こちらも楽しく演じることができました。サロンほほえみの皆様、本日はまことにありがとうございました。また、皆様にお会いできることを楽しみにしています。               【山彦亭 虎之輔】

西川町老人クラブまつり


朝は雨もぱらついているかと思いましたが、会場入りをした頃には天気もよくなり、秋晴れという感じになっておりました。本日は西川町の老人クラブまつりが西川交流センターあいべで開催され、楽笑亭明世さん、そして私、錯乱坊双極で2人で落語を披露させていただきました。あいべという会場は大きく立派な会場で、200名くらいが入れるところでした。その会場に160名のお客様。二人の落語をたっぷり楽しんでいただきました。

【本日のプログラム】
〇錯乱坊双極・・・・・・・『堪忍袋』
〇楽笑亭明世・・・・・・・『たちぎれ線香』


開口一番は私の『堪忍袋』。正直高座に上がるまで、別のネタを考えておりましたが、会場が想定より大きく、所作や登場人物のやり取りが大袈裟なこのネタをやることに決めました。まくらからうまいこと笑ってもらい、本編に入って夫婦喧嘩になった時には、大きな笑いをいただくことができました。演者自身も気持ちよく、会場が盛り上がったところで次と交代です。


お次は、明世さんの「たちぎれ線香」です。笑いどころがない人情噺とまくらで歌っていましたが、ちょっとしたくすぐりには、クスクスとお客様も反応し、噺の佳境に入ってしまうと、明世さんの噺に引き込まれ、すっかり聴き入っておりました。会場がしんみりとした雰囲気になったところで、二人の落語もお開きとなりました。

朝早くからの落語会となりましたが、会場には大勢の人が集まり、楽しい会となりました。よく笑いが起きる会場で演者二人ともとてもやりやすく感じた次第です。落語の後は輪投げでお楽しみ。西川の皆様、いい1日を過ごせたのではないでしょうか?また次の機会にお会いしましよう。
【錯乱坊双極】

半郷町内会での落語披露

 朝から秋雨が降りしきり、肌寒かった10月15日(日)。山形市の半郷公民館で開催された「半郷町内会~落語会」にお呼ばれし、お客様になんと『ご夫婦ですか?』と聞かれた山形落語愛好協会の下記のニ名がお邪魔して来ました。同公民館で町内会が開かれるのは、2019年以来四年ぶり、そして当協会による出前落語会は初めてとのことでした。落語の部は午前10時10分にスタート。約40名のお客さんに当会の落語三席で笑って楽しんでいただきましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】
・山彦亭 虎之輔・・・『還付金詐欺落語~スーパーマン』
・輪々亭 そらし・・・『締め込み』
・山彦亭 虎之輔・・・『火焔太鼓』

初っ端は虎之輔です。マクラでは、お客様参加型の「寅さんのタンカバイ~フルバージョン」をかけましたが、女性の方も男性の 方もしっかりオチを答えてくれましたよ。特に、「男は度胸で、女は〇〇、坊主は〇〇で、つけものは〇〇」のキョウ三連発のところは三つとも正解が出て、大いに盛り上がりました。その勢いで演目の『還付金詐欺落語~スーパーマン』に突入。こちらでも笑いどころを外さずに笑い声が響いたところで、お後と交代です。(^_-)-☆

続いては、そらしさんの登場です。 マクラでは、「あたし、機械に弱くてよ。虎さんのスマホを使えなくて困っていたら、近くにいたスーパーマンのような男の人が教えてくれて助かりました」と、まさかの演目のリレーで始まりました。そして、泥棒ネタの『締め込み』へ。そらしさんのゆったりとした語り口と、壮絶な夫婦喧嘩を見かねて、思わず泥棒が仲裁に入るという奇想天外な長屋噺が絶妙にマッチして、お客さまは笑ったり、しんみりしたりしながら、噺に聞き入ってましたよ( ^^) _U~~

そしてトリは、虎之輔が務めさせてもらいました。マクラで、短い秋の小噺を幾つかかけると、笑いが巻き起こりましたよ。そして、落語の中でもハッピーエンド感が際立つ演目の『火焔太鼓』に入りました。ここでも、ノリのいいにお客さまにしっかりと笑っていただき、いつもとは違うオチのサゲで、無事お開きとさせていただきました( ^)o(^ )

終演後の芋煮会には、我々噺家二人もお相伴し、芋煮やおにぎりをごちそうになりました。芋煮の汁は甘からずしょっぱからずの味で、具材もじっくりと煮込まれたおいしい芋煮で、お代わりをしていただいた次第です。半郷町内会の皆様、本日はまことにありがとうございました。また、皆様にお目にかかれることを楽しみにしています。         【山彦亭 虎之輔】

薬師町二区福祉落語会のご報告

本日は、毎年お招き頂いております薬師町二区の皆さんに、これまた毎年会場をお借りしている柏山寺さんの本堂にて落語をお楽しみいただきました。
非常に反応の良い約20名のお客様にたっぷり笑っていただきましたよ!!

【本日の噺家と演目】
・遊歩亭 千早『金明竹』
・笑門亭 福来助『千早ふる』
 お仲入り
・濃紺亭 らん朝『ん廻し』

開口一番は千早君です。
実は自身のめくりも手ぬぐいも忘れてきてしまったという千早君、そんなトラブルにもくじけず「あき」らめず一番手を務めます。
道具屋に奉公する、変なところに知恵が回る小僧さん。小言を喰らうもどこ吹く風。道具屋仲間の使いがまくしたてる、分かるようでよく分からない上方の言葉でズラズラ口上を述べられても、それがわからなくても平気の平左。大変なのはおかみさんと御主人。大事な仕事の話に粗相があってはいけないと確認しあうのですが・・・

長台詞がスラスラと出てくるのは日頃の稽古の賜物ですね!サゲの一言でもってお後と交代です。

続いては福来助さんです。
どんな小さな事でもついやってしまいがちなのが、知ったかぶり。見栄を張りたいんじゃない、話の腰を折りたくないだけなんですが、落語の中には妙なところで見栄っ張りな人もいるようで・・・
八五郎の問いに同じ長屋のご隠居、知らないとは言い出せずにその場その場でデタラメを繰り出します。恐ろしい事に意外と意味が通じてしまうところが年の功なのか、どうにか八五郎を丸め込もうとしますが最後の最後に聞かれた問いの答えとは?

じっくりと聴かせる語りっぷりは流石!サゲの一言でもってお仲入りです。

最後はらん朝です。
秋と言えば食欲の秋、今年は会場からすぐ近くの馬見ヶ崎川での芋煮会フェスティバルも通常通り行われ、いつもの山形の秋がやってきました。食べ物の噺と言えば、ということでお馴染み『ん廻し』でございます。
「『ん』が付く言葉を言ってごらん。運が付いて回るようにってんでな、ゲン担ぎだよ」と、言葉遊びのご褒美に木の芽田楽をやろうという大家。ここぞとばかり寄ってたかって木の芽田楽をせしめてやろうという長屋の連中。ついには本当かどうか分からない京都のある男の話になり・・・
サゲの一言でもってお開きでございます。

ようやく秋めいて穏やかな日差しの中で、ゆったりとした時間を落語とともにお付き合いいただきました。
また、それぞれにお茶やお菓子も頂戴いたしました。
企画された福祉協力員の方、会場設営に何かとご協力いただいた御住職、かぶりつきで耳を傾けていただいたお客様に心より感謝申し上げます。
本日はありがとうございました!
【濃紺亭 らん朝】

大野目第二町内会での落語披露

朝夕の冷え込みがめっきり厳しくなってきた、10月8日(日)。山形市の大野目集会所で開催された「大野目第二町内会~落語会」にお呼ばれし、山形落語愛好協会の下記の三名がお邪魔して来ました。同集会所で町内会が開かれるのは、2019年以来、四年ぶりとのことでした。落語の部は午後11時にスタートし、和気あいあいとした雰囲気の中、約30名のお客さんに当会の落語二席と講談一席で楽しんでいただきましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】
・遊歩亭 千 早・・・『寿限無』
・如月家 道 楽・・・『耳なし芳一』(講談)
・山彦亭 虎之輔・・・『火焔太鼓』

開口一番は千早君です。マクラでは、御年19歳の若さをしっかりとアピールし、自分がいかに女の子にもてるかのエピソードを、シレッとしたポーカーフェイスでこれでもかと並べ立てます。それが本当にあった自慢話なのか、本人の願望を語っただけのジョークなのか、聞き手にはっきりとつかませないまま、演目の『寿限無』に突入です。本日がネタ下ろしとのことでしたが、この前座噺の要(かなめ)である長い長い名前の言い立てを見事に演じ、お客さまはすっかり引き込まれていましたよ。場をしっかりと温めて、お後と交代です。(^_-)-☆

続いては、道楽さんの登場です。 高座に釈台や張扇(はりせん)、さらに小道具の灯明が持ち込まれ、高座は一気に講談モードへと様変わりです。時折り釈台を張扇で叩きながら、朗々と語られる講談の演目は「怪談 耳なし芳一」。舞台は1185年に平家が壇ノ浦(山口県下関市)で源氏に敗れて滅亡し、入水した安徳天皇が祭られている赤間神宮。平家の怨霊に取りつかれ、夜ごと「平家物語」を語り聞かせる盲目の琵琶法師、耳なし芳一の運命やいかに。はてさて……。お客さまは、九百年以上前のおどろおどろしい世界にタイムスリップして、聞き入ってましたよ( ^^) _U~~

トリは、虎之輔が務めさせてもらいました。マクラで、短い小噺を幾つもかけると笑いが巻き起こり、会場は講談モードから、再び落語モードに切り替わりましたよ。そして、「『落語』は伝統芸能ですが、『歌舞伎』や『和太鼓』も伝統芸能です。では、この三つの中で最も古くからあるのはなんでしょうか」とお客さまに問いかけ、答え合わせをしてから、演目の『火焔太鼓』に入りました。ここでも、笑いどころを外さずにしっかりとお客さまに笑っていただき、無事お開きとさせていただきました( ^)o(^ )

終演後の芋煮会には、我々噺家三人もお招きいただき、芋煮やおにぎりや漬物をごちそうになりました。みんなで食べる芋煮は格別においしく、三人ともお代わりをしていただいた次第です。大野目第二町内会の皆様、本日はまことにありがとうございました。また、皆様にお会いできることを楽しみにしています。         【山彦亭 虎之輔】

山形市長町7区落語会


一気に秋らしくなり、朝晩寒いくらいになりましたね。本日は山形市の長町7区での落語会。笑門亭福来助さんのご縁で呼んでいただきおました。今回は、走風亭満月さんと、楽笑亭明世さん、そして私、錯乱坊双極で精鋭3人で落語を披露させていただきました。会場いっぱいのお客様にたっぷり楽しんでいただきました。

【本日のプログラム】
〇走風亭満月・・・・・・・『酒と恩返し』
〇楽笑亭明世・・・・・・・『中村仲蔵』
〜仲入り〜
〇錯乱坊双極・・・・・・・『崇徳院』


開口一番は満月さん。ネタは柳家喬太郎師匠作の新作『酒と恩返し』。健康保険をテーマにした、この時期ぴったりのお噺です。酒を酌み交わす男達の軽いタッチのおしゃべりで、それでいながら、健康保険の問題に鋭く切り込んだ秀作を、満月さんがうまく演じます。お客様をがっちり引き込んで、お後と交代です。


お次は、明世さんの「中村仲蔵」です。ご存知、歌舞伎の世界を扱った芝居噺の大ネタです。仲蔵の心の葛藤を扱ったこの名作を、明世さんの渾身の演技でお客様も固唾を飲んでいる様子です。素人の落語会とは思えない雰囲気の中、明世ワールド全開の30分で仲入りとなりました。


仲入りを挟んで、トリは私双極がつとめさせていただきました。ネタは「崇徳院」。仲入り前の雰囲気とは全く変わり、恋をテーマにした非常に軽く、バカバカしいお噺で締めさせていただきました。若旦那の恋の成就のために奮闘する熊五郎の、ドタバタを軽く演じさせていただき、たっぷり笑っていただけました。


7区秋祭りのイベントとしてお招きいただいた落語会。とても雰囲気が良く演者も気持ちよくおしゃべりすることができました。新作、芝居噺、滑稽噺とバラエティに富んだ演目を楽しんでいただけたのではないでしょうか。またお会いできることを楽しみにしております!

【錯乱坊双極】

河北町 西里地区 塩之淵敬老会のご報告


すっかり秋らしく、朝晩は冷える季節となりました。本日は秋晴れの陽気の下、河北町にて開かれました塩之淵敬老会に2名の噺家でお邪魔させていただきました。
塩之淵敬老会は実に4年ぶりの開催とのこと。我々山形落語愛好協会でお邪魔するのも初めてのことでしたが、お集まりいただいた温かいお客様に大いに笑っていただきました!
【今日の噺家と演目】
○闘球亭 丘割 「親子酒」
○山彦亭 虎之輔「時そば」


初っ端はわたくし丘割です。いくつかの簡単な小噺から始めてみましたが、大変にウケがいい……。ありがたいお客様に恵まれたな、と思いながら演目の「親子酒」へ。中学生の頃から度々かけている演目ですが、気づけば私も二十歳……。酒の味もわかるようになり、いやー大人になったなという感慨もありつつ、ますます元気いっぱい、表情筋も声量もフル稼働でお送りいたしました。しょうがない親子のやりあいに笑っていただき、お次へ交代です。


続いて出て参りました、山彦亭虎之輔さんで「時そば」です。河北町にはゆかりのある虎之輔さん。河北町の思い出から話題は名物「冷たい肉そば」へ、そして演目へと移ります。虎之輔さんの強みはやはり伝える力ですね。繰り出されるナンセンスなボケととぼけた間に笑いが起こります。虎之輔さんのゆったりしたテンポは出前にはうってつけだなあと改めて感じました。途中、落語のライブ感ならではのちょっとした愛嬌も見せつつ、アレンジの利いた古典ネタでお開きとなりました。

塩之淵敬老会の皆様は会場においでになった時からとにかくお元気でしたね。控室にも明るい話し声が聞こえてきて、非常にいい雰囲気だなあと感じておりました。運営の皆さまもたくさん手を貸してくださり、助力をいただきながら楽しく務めさせていただきました。素敵な会にお声がけいただいたこと、心より感謝申し上げます。塩之淵敬老会の皆さまがますます笑い、ますます健康にお過ごし下さることを祈りましてご報告とさせていただきます。本日はどうもありがとうございました!

【闘球亭 丘割】

行く夏を惜しむ落語会のご報告

9/30(土)はやまらく亭にて企画落語会の第二弾、「行く夏を惜しむ落語会」を開催しました。
稲刈りや芋煮会など秋のイベント目白押しの中、少数精鋭のお客様に四人の噺家がこの日に向けて磨いてきたネタをみっちりとお聴きいただきましたよ!

【本日の噺家と演目】
・走風亭 満月『酒と恩返し』
・闘球亭 丘割『千両みかん』
 仲入り
・濃紺亭 らん朝『のっぺらぼう』『旅行日記』
・如月家 道楽 講談『怪談 耳なし芳一』

開口一番は満月さんです。
「空席以外は満席のお客様で‥」と初っ端からお客様の耳を捉えて離しません!スポットライトが当たる高座にもう一つ笑いのスポットライト、いつもよりさらに輝いております!
ネタは新作落語のトップランナーの一人、柳家喬太郎師匠作の『酒と恩返し』。居酒屋にて酒を酌み交わす男達の話題は保険料の値上げや薬代の高さなど身近でちょっと重い話・・になるはずが、ボケとツッコミの応酬で笑いが止まりません!しんみり飲むよりも酒の席くらいは笑って飲む方が身体にも良いようで。
しっかりと場を温めてもらいお後と交代です。

続いては丘割くんです。
よほどの気合の入りよう、かつて受験の時に巻いた白地に校章の長ハチマキで入場です。(写真を撮るのが間に合わずゴメンナサイ!)中学生の時に入会した彼も今や大学生、月日の経つのは早いものです。その中学生の時に覚えた『千両みかん』、数年ぶりの口演となりました。年月を経て、ウケどころやクスグリを意識してお客様を楽しませようという、噺家らしい了見を披露してくれました。
端から聞けばバカバカしい、ところが本人たちはいたって大真面目に、うだるような夏の暑さが応える中で冬の味覚、みかんを巡る一席です。
丘割くんにとっては2つの意味で「蔵出し」のネタでもってお仲入りとなりました。

仲入りの後はらん朝です。
夏の思い出、歳を重ねるごとにかえって子供の頃の記憶がまざまざと蘇るようになった、というマクラから昔好きだった「ゲゲゲの鬼太郎」の話題、そこから『のっぺらぼう』にてお付き合いいただき、その後は山形の秋の味覚といえばやっぱり芋煮、その具材に関わるマクラを振りながら、その土地のあまりにクセのある味の噺『旅行日記』の一席を。
笑いを交えながらちょっと背筋が寒くなる噺でもってお後と交代です。

本日のトリ、道楽さんです。
写真でご覧の通り見台に膝隠し、小拍子と、トリネタは講談にて、それもまさに「行く夏を惜しむ」怪談噺にてお楽しみいただきました。
怪談として昔から語り継がれ親しまれている『耳なし芳一』、これを道楽さん独特の低音が響く声でもって聴くものを楽しませる講談に改めての高座です。
クライマックスの、平家の亡霊に芳一の耳が千切られる場面は、思わず自分の耳を確かめるほど真に迫った一席となりました。
最後はボーナストラックとして、山形県にまつわる怪談の朗読でもって幕となりました。

お忙しい中、お客様には足をお運びいただき、ウケどころではたっぷり笑っていただきました!ありがとうございます!
またの企画会をお楽しみに〜!
【濃紺亭 らん朝】

河北町かすみ町町内会敬老会


秋らしいお天気となり、だいぶ過ごしやすくなりました。本日は河北町のかすみ町町内会の敬老会へお招きをいただきました。今回は、たけのこ亭きの子さんと、私、錯乱坊双極で東根コンビで落語を披露させていただきました。河北町といえば、東根のお隣。すっかりホーム気分で、約30名のお客様にたっぷり笑っていただきました。

【本日のプログラム】
〇たけのこ亭きの子・・・・『雑俳』
〇錯乱坊双極・・・・・・・『粗忽長屋』


一番手はきの子さんです。演目は「雑俳」です。春風亭柳昇一門の得意とする前座噺で大好きなネタを、きの子さんが流暢に語ってくれました。小気味の良い噺で、とても楽しい高座となり、お客様も大笑い。とても楽しい雰囲気となり、場が大いに温まりました。


お次は、双極の「粗忽長屋」です。そそっかしい奴でしっちゃかめっちゃかでバカバカしいお噺。お客様もそのバカバカしさを大いに笑っていただけたかなぁという感じです。サゲに向かって盛り上がっていき、いい感じになったところでお開きとなりました。

落語の後は皆さんと芋煮をいただきました。この季節はこのように芋煮会にも参加させていただく機会が多く、大変ありがたいです。落語も良かったと言っていただき、大変嬉しく思います。楽しい時間をいただきありがとうございました。

【錯乱坊双極】

西下条町内会いきいきサロンのご報告


本日は西下条町内会のいきいきサロンに伺いしました(^^)
こちらにお伺いするのは今年2回目(^^)
嬉しいことに、前回のサロンで皆さんに大いに喜んでいただけたとのことで、前回来れなかった皆さんのためにもう一度と言うことでお招きいただいたのでした(^^)
ご期待にお応えできるよう、間助、福来助さん、半生さんの3名で精一杯高座を務めさせていただきました(^^)
 
【今日の噺家と演目】
○笑門亭 福来助 「千早振る」
○笑望亭 半生  「七段目」
○笑風亭 間助  「初天神」
 

初っ端は福来助さんの千早振るです。初っ端に相応しい分かりやすくもバカバカしい演目だと思います。少しずつ話を盛り上げながら最後には爆笑に繋げる素晴らしい高座でしたよ(^^)
 

続いては、半生さんの七段目です。福来助さんの作ってくれた場をさらに盛り上げるように爆笑マクラを連発です(^^) 本題に入ってからもお客さんをグイグイと引っ張り爆笑を誘う素晴らしい高座となりました(^^)
 

 トリは、わたくし間助の初天神です。前回とは違う演目で、古典らしくトリに相応しいものということで選ばせていただきました(^^) 親子の掛け合いを通した温かい笑いを感じていただけたようで、みなさんホッコリしていただけたみたいです(^^)
 
 西下条のいきいきサロンは活動が活発で、参加しているみなさんも温かい方ばかりでした(^^) 演じる側も温かい気持ちにしていただけるような素晴らしい落語会でしたよ(^^)
 
【笑風亭 間助】

山形市立第六小学校での落語会

九月後半になっても厳しい残暑が続いていましたが、ようやくしのぎやすくなった9月26日(金)、山形市立第六小学校の六年担任団からのご依頼で、山形落語愛好協会の如月家道楽さんと私、山彦亭虎之輔の2人が同小学校にお邪魔してきました。同校に山形落語愛好協会がお呼ばれするのは、2013年以来の二度目となります。会場の4階ホールに入ると、本日の授業のタイトル『六年総合「みつけよう」JAPAN~落語を聞こう~』のポスターが掲示してありました。講師として我々二人の名前も大書されており、恐縮した次第です。そして、本日第三校時(10:55~11:40)の授業の45分間、六年生約40名と、担任団の先生方に、「落語入門」の話と落語二席で、大いに笑って、伝統芸能の落語にたっぷりと浸ってもらいましたよ。(^_-)-☆

【本日の噺家と演目】
〇山彦亭 虎之輔  「落語入門(落語の歴史、特徴、演じ方など)」
➡「還付金詐欺落語~スーパーマン」
〇如月家 道 楽   「味噌豆」
〇質疑応答のコーナー

開口一番は、虎之輔です。初めに『「落語」とは「落ち(オチ)」のある噺』ということで、超短い小噺を次々に披露しました。すると子供たちの反応が大変良く、オチのたびに大笑いがおきましたよ。続いて、落語の歴史や特徴、道具の使い方について話し、「扇子を少しだけ開き、耳に当てると電話をかけているように見えますね」と言いながら、演目の「還付金詐欺落語~スーパーマン」に突入しました。とぼけた味わいのおばあちゃんが紳士然とした詐欺師にだまされそうになるのですが……。子どもたちは笑いながら、初めて聞く生の落語を楽しんでいましたよ(*^▽^*)

続いての登場は、道楽さんです。最初に「只今の虎之輔さんの落語は『新作落語』でしたが、私の落語は『古典落語』です。『古典落語』と『新作落語』では、出てくることばが違いますね。「はばかり」ってわかる人いますか」と問いかけたところ、挙手した人はいませんでした。小学6年と言えば、「Z世代」の次の「α(アルファ)世代」。生まれた時から、ウオシュレット付きの水洗便所で育っているわけですからね。ともあれ、道楽さんは小僧の定吉が味噌豆を持って、はばかりに向かうところで、「おいしい味噌豆、heyhey」とロック調の歌まがいにしたノリノリのセリフで子どもたちを沸かせ、会場は大いに盛り上がりましたよ( ^^) _U~~

 そして、最後は質疑応答のコーナーです。子供たちは次々に挙手して、質問や感想を述べてくれました。その中で「(お二人が)落語を始めようと思ったのは、どうしてですか」と聞かれ、「自分は元々朗読や演劇をやっていて、落語にも興味を持ちました。お客さんを楽しませることが好きです」、「私も以前は和太鼓をやっていたし、合唱は今もやっています。人前で発表してお客さんが喜んでくれると、自分も楽しくなります」とそれぞれ答えた次第です。そして、「皆さんも大いに自分の培ったものを発表してください。この中で、落語に興味を持った人は落語に挑戦して見ませんか」と、手前みそながら未来の噺家に向けての誘いもさせてもらった次第です。
このような機会をいただきました先生方、活発で反応の良い6年生の皆さんにお礼申し上げ、ご報告とさせていただきます。本日はありがとうございました。  【山彦亭 虎之輔】