半郷町内会での落語披露

 朝から秋雨が降りしきり、肌寒かった10月15日(日)。山形市の半郷公民館で開催された「半郷町内会~落語会」にお呼ばれし、お客様になんと『ご夫婦ですか?』と聞かれた山形落語愛好協会の下記のニ名がお邪魔して来ました。同公民館で町内会が開かれるのは、2019年以来四年ぶり、そして当協会による出前落語会は初めてとのことでした。落語の部は午前10時10分にスタート。約40名のお客さんに当会の落語三席で笑って楽しんでいただきましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】
・山彦亭 虎之輔・・・『還付金詐欺落語~スーパーマン』
・輪々亭 そらし・・・『締め込み』
・山彦亭 虎之輔・・・『火焔太鼓』

初っ端は虎之輔です。マクラでは、お客様参加型の「寅さんのタンカバイ~フルバージョン」をかけましたが、女性の方も男性の 方もしっかりオチを答えてくれましたよ。特に、「男は度胸で、女は〇〇、坊主は〇〇で、つけものは〇〇」のキョウ三連発のところは三つとも正解が出て、大いに盛り上がりました。その勢いで演目の『還付金詐欺落語~スーパーマン』に突入。こちらでも笑いどころを外さずに笑い声が響いたところで、お後と交代です。(^_-)-☆

続いては、そらしさんの登場です。 マクラでは、「あたし、機械に弱くてよ。虎さんのスマホを使えなくて困っていたら、近くにいたスーパーマンのような男の人が教えてくれて助かりました」と、まさかの演目のリレーで始まりました。そして、泥棒ネタの『締め込み』へ。そらしさんのゆったりとした語り口と、壮絶な夫婦喧嘩を見かねて、思わず泥棒が仲裁に入るという奇想天外な長屋噺が絶妙にマッチして、お客さまは笑ったり、しんみりしたりしながら、噺に聞き入ってましたよ( ^^) _U~~

そしてトリは、虎之輔が務めさせてもらいました。マクラで、短い秋の小噺を幾つかかけると、笑いが巻き起こりましたよ。そして、落語の中でもハッピーエンド感が際立つ演目の『火焔太鼓』に入りました。ここでも、ノリのいいにお客さまにしっかりと笑っていただき、いつもとは違うオチのサゲで、無事お開きとさせていただきました( ^)o(^ )

終演後の芋煮会には、我々噺家二人もお相伴し、芋煮やおにぎりをごちそうになりました。芋煮の汁は甘からずしょっぱからずの味で、具材もじっくりと煮込まれたおいしい芋煮で、お代わりをしていただいた次第です。半郷町内会の皆様、本日はまことにありがとうございました。また、皆様にお目にかかれることを楽しみにしています。         【山彦亭 虎之輔】

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