
「梅雨明け十日」は天気が良く気温が高いと言われますが、まさにその通り、朝から暑い日差しが照り付ける8月8日(木)。高畠町二井宿のわくわく交流館で開催された「二井宿わくわくプロジェクト~落語会」にお呼ばれし、山形落語愛好協会の下記の三名がお邪魔して来ました。
同交流館に、山形落語愛好協会がお呼ばれするのは初めてですが、そのきっかけは、今年の6月2日に開催された「二井宿わくわくプロジェクト~小陽山(こようざん)トレッキング」に、道楽さんが参加したことです。山歩き後の交流会で、道楽さんが主催者の方と名刺交換し「私、出前落語もやっていますのでよろしく」と話したところ、早速、先月に依頼をもらったとのことでした。
落語の部は午前10時半にスタートし、和気あいあいとした雰囲気の中、約20名のお客さんに当会の落語二席と講談一席で楽しんでいただきましたよ!!(^^)!
【本日の噺家と演目】
・楽笑亭 明 世・・・『親の顔』
・如月家 道 楽・・・『耳なし芳一』(講談)
・山彦亭 虎之輔・・・『佐々木裁き』

開口一番は明世さんです。マクラでは、とぼけた雰囲気でシレッと語る小噺で、客席の爆笑を誘いました。そして、滑稽噺から人情噺、新作落語・創作落語まで数多い持ちネタを持つ明世さんが選んだ演目は、前列に小学校高学年の男子生徒四人が陣取っている本日の落語会にぴったりの「親の顔」です。「親の顔が見たい」ということわざをモチーフに作られたこの新作落語の世界に、お客さまはすっかり引き込まれ、笑顔満開でしたよ。場をしっかりと温めて、お後と交代です。(^_-)-☆

続いては、涼し気な浴衣姿で登場の道楽さんです。 小噺を幾つかかけて、爆笑の渦にまきこんだ後は、本日の演目「怪談 耳なし芳一」に入ります。釈台を張扇で叩きながら、朗々と語られる講談の舞台は1185年に平家が壇ノ浦(山口県下関市)で源氏に敗れて滅亡した九百年以上前に遡ります。平家の怨霊に取りつかれ、夜ごと「平家物語」を語り聞かせる盲目の琵琶法師、耳なし芳一の運命やいかに。はてさて……。お客さまは、おどろおどろしい世界にタイムスリップし、聞き入ってましたよ( ^^) _U~~

そしてトリは、虎之輔が務めさせてもらいました。マクラで、上山市の観光ボランティアガイドも務める虎之輔が、高畠の観光ボランティアガイド「まほろば案内人」の皆様と交流したことや、他県からも買いにくる人がいる高畠のパン屋さんのことなど話すと、会場の皆さんとしっかり打ち解けた雰囲気になりましたよ。そして、演目の『佐々木裁き』に突入です。ちょうど十二歳の男の子が大活躍する、この噺の笑いどころを外さずにしっかりとお客さまに笑っていただき、無事お開きとさせていただきました( ^)o(^ )

終演後の昼食会には、我々噺家もお招きいただき、地元の野菜をたっぷり使ったちらし寿司や、漬物やデザート等六つに仕切られたプレートの小鉢やすまし汁をごちそうになりました。みんなで食べるちらし寿司は格別においしく、お代わりをしていただいた次第です。また、その席で、参加者の一人一人が本日の落語会の感想を聞かせてくれました。「落語を生(なま)で聞いたのは初めてで、情景が目に浮かんできて、とても楽しかったです」「落語だけでなく、怪談も聞けて良かったです。また、聞きたいです」等々。私、虎之輔は出前落語出演、十年目になりますが、お客さん全員の方々の感想を、落語会直後の交流会で聞かせてもらうのは、今回が初めてです。大変勉強になりました。
高畠町二井宿のわくわく交流館~落語会にご参加の皆様、本日はまことにありがとうございました。また、皆様にお会いできることを楽しみにしています。 【山彦亭 虎之輔】