山形市 東沢コミュニティセンター「マジャーレがんど」夏の落語会

夏も終りに近い本日、東沢コミュニティセンター「マジャーレがんど」さんにお招きいただき落語三席、講談一席をお集まりの約40名のお客様にお楽しみいただきました。
雁戸山のふもと、ホタル舞う自然豊かな東沢地区とはいえ、まだまだ暑いですが会場は空調が効いてとても気持ち良く演じさせていただきました。

本日の演目と噺家
◎「小言念仏」     楽笑亭 明世
◎「怪談 耳なし芳一」 如月家 道楽
中入り
◎「おかめ団子」    楽笑亭 明世
◎「千早振る」     笑門亭 福来助

一席目は明世さんの「小言念仏」です。
上方落語仕立てで小うるさい親父の小言をブツブツと……。お客様のクスクスと言う笑い声も聴こえ、座を温めてくれました。

 

さて、ニ席目は私、道楽の出番となります。
今回は趣向を変えまして講談「怪談 耳なし芳一」。
有名な小泉八雲の怪談ですが、会場を暗くして行灯を点けたりと演出も少し凝ってみました。
この暑さも少しは癒やしていただけたでしょうか。

後半は中入りを挟み、明世さんの再登場です。
演目は「おかめ団子」。
なかなか、人情噺をじっくりと聴かせる機会は少ないのですが、本日はお時間をたっぷり頂きましたので、テンションもアップ。
お客様も思わず噺に惹き込まれて、明世さんの人情噺に聴き入っていたようです。

さて、トリに控えしは、待ってました!の福来助さんの登場です。
演目は「千早振る」。
なかなか、難しい演目をここぞと聴かせてくれました。
百人一首のうたをモチーフに言葉遊びを聞き手にどう理解してもらえるのが難しいところ、誰でも演れる演目ではないですが、さすが福来助さん、ツボを押さえて所作もバッチリ。お客様も納得の演目でした。

今回は人情噺、講談と笑うツボは少ないのですが、ウン、ウンとお客様に「聴きに来て良かったな」と感じて頂けたのではないか?と……。

会場は広く、ゆったりと、エアコンも効いて汗もかかずにとても気持ち良く演じることが出来ました。
お茶やお菓子も用意していただき、館長さんはじめスタッフの皆さんとも歓談、特にお茶うけの丸なす漬けは最高の味でした。
こちらは初めてのお招きなので責任重大でしたが、東沢地区の皆さんのサポート、本当に感謝しております!
またお会いできるのを楽しみにしております。

【如月家 道楽】

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