「令和四年度 笑いと健康のつどい」の御報告

 立春を迎えた2月4日(土曜日)。上山市高野にある中川地区公民館で開催された「令和四年度 笑いと健康のつどい」にお呼ばれし、山形落語愛好協会の浅草亭恋之介さん、遊歩亭千早さんと私、山彦亭虎之輔がお邪魔して来ました。当協会の噺家が同公民館の「笑いと健康のつどい」で落語を披露させてもらうのは、今回で五回目になります。
 今回のイベントは同地区の地区会長会の皆さんが主催するこの時期の恒例行事で、午後1時半に始まり午後3時に閉会しました。同公民館の職員の方も含めて約30名の皆様に、当会の落語でたっぷりと楽しんでいただきましたよ(^^)/

【本日の噺家と演目】
〇遊歩亭 千 早・・・『転失気(てんしき)』
〇山彦亭 虎之輔・・・『時そば~アレンジバージョン』
―中入りー
〇浅草亭 恋之介・・・『先駆け一代記』

 開口一番は、只今、当協会最年少の遊歩亭千早君です。デビューしてまだ一年経っておらず、初々しさも健在ですが、マクラの小噺でお客様のハートをしっかりつかみ、場を存分に温めてくれました。そして、前座噺のスタンダート、『転失気』に突入です。お寺で繰り広げられる負けず嫌いで知ったかぶりをする和尚と、小僧の珍念のなんとも珍妙な会話に会場はさらにヒートアップして、お後と交代です。(*^-^*)

 続いては、当地区落語会に皆勤している虎之輔です。マクラで、明日2月5日に発表される「笑点」の新メンバーと、三日後の2月7日に発表される「ラーメン消費量日本一」の話題を取り上げ、虎之輔の独断と見解を示しました。「笑点」は、立川志らく師匠で決まり。「ラーメン」の方は、昨年新潟市に奪われた王座を山形市が奪還すると予想したのですが、結果ははたして、いかに。そして、「ラーメンもいいけど、山形はそばもうまい」と振って、寒くなってくると聞きたくなる演目の『時そば』へ入りました。特に後半の「健康」と「環境保護」をコンセプトとする蕎麦屋の「ああ言えば、こう言う」受け答えに大いに笑っていただきましたよ(^^♪


 中入りをはさんで、トリは当地区落語会に五回中四回出演している恋之介さんです。切れのよい話しっぷりで、この会場の雰囲気の良さや、「笑点」の新メンバーになることがどんなにすごいことなのか等、知る人ぞ知る事実を紹介し、お客様の気持ちをつかみます。いやあ、「マクラのリレー」って、楽しいっすね(^^♪)。その勢いで、本日がネタ下ろしの「先駆け一代記」へ。「先駆け一代記」とは、とある落語台本コンクールで入選した作品で、恋之介さんは香川県在住の作者から作品を委ねてもらったとのこと。いわば、ほかほかと湯気が立っているような演目で、会場をしっかりと沸かせて、お開きとなりました。( ^)o(^ )

 終演後には、お客様からの質疑応答の時間が設けられ、様々な質問をいただきました。その中で「方言で話す落語を聞きたい」というリクエストがあり、「方言バージョン落語を、虎之輔が次回披露させていただきます」と約束手形を切った次第です。また、終会後に事務室でコーヒーをご馳走になった際、中川地区会の会長さんより「来年も山形落語協会を招いての落語会を開催したい」との有難いことばをいただきました。嬉しい限りです。企画・運営して下さった関係者の皆様、ご来場のお客様に感謝申し上げ、落語会の報告とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。<(_ _)>    【山彦亭 虎之輔】

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