山口公民館楽楽教室での落語披露の御報告

 久しぶりに雪景色となった2月16日(木)、天童市立山口公民館で開催された「令和四年度第五回山口公民館楽楽教室」にお呼びいただき、天空亭魚々太郎さんと、私、山彦亭虎之輔のニ人が落語を披露させてもらいました。コロナにも負けず、大雪にもめげずにご来場いただいた約30名の皆様には、「楽楽教室」の閉講式の後、当会の落語三席でたっぷりとお楽しみいただき、余寒厳しき折りにあったかーいひと時をすごしてもらいましたよ(^_-)-☆

【本日の噺家と演目】
〇天空亭魚々太郎・・・・『ぜんざい公社』
〇山彦亭 虎之輔・・・・『六尺棒』
〇天空亭魚々太郎・・・・『転失気(てんしき)』

 開口一番は、地元天童市出身の魚々太郎さんです。なんと、先だっても当公民館の別会場で落語を披露したとのこと。顔なじみのお客様も少なくないというアットホームな雰囲気の中で小噺を振り、ゆったりと場を温めてくれました。そして、本日がネタ下ろしの演目、『ぜんざい公社』に進みます。ある男が「ぜんざい公社」の存在を知り、ぜんざいを食べようと中に入ると、食べる前の手続きで次々にたらい回しされます。なぜかフランス人の役人が出て来たり、歌を歌わされたり。インチキくさいフランス語での叫びや、昭和の香り満載の「ブンガチャ節」の替え歌が楽しく、会場には笑いの渦が巻き起こりましたよ。会場をさらにヒートアップさせ、ブラックユーモアたっぷりのオチで締めて、お後と交代です(^^)/

 続いては、天童市での落語会に出演するのは久しぶりの虎之輔です。マクラでは、天童市で昨年、三年ぶりに開催されて大盛況だった「人間将棋」や「鍋合戦」、リアルタイムの「寒中引き抜きそば」提供等、町おこしイベントの話題を取り上げました。そこから、「そば」や「町おこしイベント」を題材にした「なぞかけ」に進み、さらに「落語の楽しみ方は笑うだけにあらず」ということで、お客さまにところどころでオチを答えさせる「寅さんのタンカバイ~お客様参加型バージョン」を披露しました。お客さまの正解率が高く、大いに盛り上がったところで、演目の『六尺棒』に突入。頑固一徹親父と道楽息子が丁々発止と展開する親子喧嘩の噺ですが、お客様にはくすぐりどころを外さずに、大いに笑っていただきましたよ( ^^) _U~~

 さて、本日の落語会は午前10時半開始予定でしたが、閉校式が予定より早まったために10時15分にスタートしました。そのため、二席終了した時点でまだ11時10分。そこで主催者に「もう一席やりましょうか」と水を向けると、「ぜひお願いします」とのこと。急遽、魚々太郎さんに再び登場してもらうことに相成った次第です。魚々さんが持ち時間を考えて選んだネタは、『転失気』。「転失気」とは医学用語で「放屁」の意味ですが、医師に「転失気はあるか」と聞かれ、わからないのに知ったかぶりをする和尚と、小僧珍念や、周りの人々の織りなす珍妙な噺で大いに盛り上げ、ちょうど時間となりました(^_-)-☆

 落語会終了後、事務室でお茶をごちそうになり、館長さんと歓談してきました。また、おみやげに地元の老舗和菓子屋のまんじゅうもいただきました。ありがとうございます。山口公民館にご来場いただいた楽楽教室の皆様、公民館スタッフの皆様、本日は誠にありがとうございました。また来年も皆様と元気でお会いできることを楽しみにしております( ^)o(^ )
    【山彦亭 虎之輔】

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