共生ホームわ新春落語会

 大寒に入り、折しもこの冬一番の寒波が押し寄せるという1月25日(水)の午後。上山市の「共生ホームわ」にて開催された落語会にお呼びいただき、天空亭魚々太郎さん、如月家道楽さんと、私、山彦亭虎之輔の三人でお邪魔してきました。こちらでの落語会には、当協会の噺家が2018年、19年、20年と毎年のようにお呼ばれし、一昨年、昨年とも同時期にご依頼をいただいていましたが、あいにく二回共、コロナが拡大したため中止になってしまいました。そして本日、満を持しての四回目の出演を果たすことが出来たのでした(^^)
 コロナにも負けず、大雪にもめげずにご来場いただいた約15名の皆様には、当会の落語三席でたっぷりとお楽しみいただき、真冬のホットなひと時をすごしてもらいましたよ(^_-)-☆

【本日の噺家と演目】
〇如月家 道楽・・・・『紙入れ』
〇天空亭魚々太郎・・・『勘定板』
〇山彦亭 虎之輔・・・『六尺棒』

 開口一番は道楽さんです。マクラでたーっぷりと小噺を振って場を温めたのち、知る人ぞ知る恒例のカミングアウトでドカーン。その勢いで、本日の演目、艶笑落語の『紙入れ』に入りました。この話の主な登場人物は、まだうぶな若者、新吉と、彼をひいきにする豪快でちょっと間抜けな旦那。そして、その女房であり、新吉を誘惑するおかみさんの三人。三人の織りなすやり取りで、会場をさらに温め、お後と交代です(^^)/

 続いては、魚々太郎さんの登場です。マクラで「家庭生活の中で、一番多くの呼び名があるものは何ですか」とお客様に質問すると、今日のお客様は積極的です。すぐ「ヒントをください」というリアクションがあり、魚々さんが「家の中の場所です」と答えると、なんと「トイレ」という正解が即出たのです。そして、147あるというトイレの呼び名の一つでもある、演目の『勘定板』に突入。お客様にはくすぐりどころを外さずに大いに笑っていただき、会場がさらに温まったところでお後と交代ですv(^^)

そしてトリは、地元上山市出身の虎之輔が務めさせてもらいました。前のお二人の熱演で、高座に上がった時点で残り時間がなんと五分。お客様に「実は…」とお伺いを立てると、あたたかい反応で迎えられ、予定通り進めさせてもらった次第です。マクラでは、お客様を「上山のミニ城下町散策コース」にご案内。湯上観音と呼ばれ、寅さん映画のロケ地になった観音寺では、お客様参加型の寅さんのタンカバイを披露。ところどころでお客さまにオチを答えさせたのですが、本日のお客様はここでも絶好調。大いに盛り上がったところで、演目の『六尺棒』へ。ここでも、笑いどころを外さずにしっかりと笑っていただき、無事お開きとさせていただきました( ^^) _U~~

 落語会終了後のご挨拶で、本日の演目の紹介後、来たる3月18日に開催される「第15回山形落語まつり」のご案内等もさせてもらいました。その後、主催者の方より「来年も同じ時期にまたお願いします」とご予約をいただき、嬉しい限りです。また、おみやげに三種類のりんごの詰め合わせ袋や、手作りのお菓子もいただき、重ね重ねありがとうございました。
 「共生ホームわ」にご来場いただいた皆様、また来年も皆様と元気でお会いできることを楽しみにしております。本日は誠にありがとうございました(^_-)-☆      【山彦亭 虎之輔】

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