寒河江市新横会敬老会落語会のご報告

 本日は、毎年オファーをいただいている寒河江市は新横会敬老会に、宝笑亭卯さ銀さん、錯乱坊双極さん、そして私こと天空亭魚々太郎の3名でお邪魔してきましたヨ。私・天空亭魚々太郎は毎年のようにお邪魔させていただいているので、この会の昼食の芋煮が絶品だということと。おこわがすごく美味しいということ。そして、何か珍しい一品が味わえるということを知っており、もうよだれをたらさんばかりの状況での参加でした。約30名のお年寄りの皆様方に大いに落語に親しんでいただけたのではないかと思います。(*^_^*)

【本日のプログラム】
〇「こうもり」・・・・・宝笑亭 卯さ銀
〇「短命」・・・・・・・錯乱坊  双極
〇「目薬」・・・・・・・天空亭魚々太郎

 開口一番は宝笑亭卯さ銀さんの「こうもり」です。姿形から華やかな卯さ銀さんだけあって、登場しただけで男性陣の視線を釘付けにしておりました。ギャグ満載の根多で、最初から強烈な笑いでお客様たちをどんどん温めていきます。良い塩梅になったところで錯乱坊双極さんにバトンタッチです。(^_^)v

 錯乱坊双極さんは、自分の結婚に至る身の上話でお客様を惹きつけ、「短命」という艶笑噺でお客さんの心を刺激していきます。「こういう噺が一番お年寄りにはよい」と、柳家さん生師匠から伺ったことがありますが、双極さんの場合、さん生師匠が言うように。下品すぎず、さらっとした心地良いおしゃべりに、要所要所で大いに笑いを巻き起こしておりました。(^_^)v

 最後は、私・天空亭魚々太郎の「目薬」です。この噺は、戦時中に禁演落語として噺塚に納められた落語です。その理由は「あまりにもバカバカしいから」。確かにバカバカしい噺なのですが、私はこのバカバカしさこそが落語の妙味だと思っています。大いに笑っていただけてありがたいばかりで御座いました。(^_^)v

 最後は、待ちに待った昼食タイムです。美味しい芋煮とおこわ、そして、塩竃で蒸した鶏肉をご馳走になりました。これがまたうまいんだなー!。(^o^)
 個人的な話になって申し訳ありませんが、私・魚々太郎は毎年のようにお邪魔しているので、お客様も私の落語は評価対象になっているようです。「腕を上げた!」「うまくなった」「間がよくなった」「なかなかいい噺だった」等の嬉しいお言葉も頂戴しましたが、「女性を演じる時の色気が足りない」「艶っぽさがもっとほしい」等々具体的なアドバイスを戴いたところです。客が芸人を育てるとはいいますが、正に今日はその日でした。来年までの課題を提示されたとともに、予約も頂戴してきたところです。噺家を育てる新横会!こんなありがたい場は滅多にありません。「新横会様、今後とも私どもを育てて下さい!!」と感謝の言葉、並びにお願いをして、落語会の報告とさせていただきます。
<(_ _)>

【天空亭魚々太郎】

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