上野いきいきサロンでの落語会

 8月22日、上野ふれあいプラザ21のいきいきサロンにお呼ばれし、山形落語愛好協会より4名でお邪魔してきました。素敵な和室の会場で15名ほどのお客様に暖かく迎えていただき、終始和やかな雰囲気に我々の方まで笑顔をいただきました。

【本日の演目】
○楽笑亭 明世・・・『千早振る』
○雲鳴亭 丘割・・・『粗忽の使者』
○遊歩亭 千早・・・『田能久』
○山彦亭 虎之輔・・・『佐々木裁き』


 開口一番は明世さんです。高座名の由来でお客様の心をがしっと掴み、一気に落語を聞く姿勢に持っていきました。雑談に絡めながら飄々とネタに入ります。演目は『千早振る』。ただの古典と侮るなかれ、劇中にはスペシャルゲストとして女優H(モノマネ←似てない)、がサプライズで登場したり、その場で思いついた雑談をかましたりなど、定期的にイレギュラーを起こして前座ながら爆笑をかっさらっておりました!


 中トリは丘割くんです。マクラでは今回の演者の年齢差をイジるなど、今日はやけに好戦的な様子でした。学生らしいフレッシュな芸を見せてやると言わんばかりの導入から繰り出されるは『粗忽の使者』。出番直前まで他のネタと迷っていたようですが若者らしからぬ重厚感でお客様方の満足度も最高潮のようでした。終演後に「もっとウケたかったなー」とボヤく彼の姿は笑いに貪欲な、まさしく「オカワリ」の精神といったところでしょうか。


 食いつきは私、千早が務めました。マクラではアルバイト先の学童で体験したユニークな子どもの話を聞いていただきました。小学生の可愛いエピソードにお客様もニコニコでした。そんなホンワカとした空気の中、演じた話は『田能久』。やはり民話の世界観というものは聞いている人を暖かい気分にさせてくれますね。要所要所でしっかり笑いをいただきながら、無事に語り終えました。


 トリは虎之輔さんです。マクラではお得意の小噺と時事なぞかけを披露していました。途中なぞかけの「心」を忘れてしまうプチハプニングもありましたが、お客様方の声援のおかげで無事思い出し、爆笑を得るまで立て直せたようです。この辺で思いましたが、今回のお客様方は本当に優しい方ばかりです。演目は『佐々木裁き』。「奉行」と「奉行のマネをしている子ども」を見事に演じ分け、中盤のトンチに関しては放つたびに毎回爆笑をいただいておりました。

 終演後は会場の皆様からの笑顔と拍手で見送られ、長丁場でありながらもしっかり楽しんでいただけたようでした。演者側も高座の上でところどころお客様方の優しさに助けられながら話しておりましたので、非常に実りの多い落語会になったなと感じています。
 上野ふれあいプラザ21のスタッフの皆様、それからお客様方、本日は誠にありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしております!【文:遊歩亭千早】

コメントは受け付けていません。