大蔵村いきいき講演会(落語)~大人も子供もみんなで大笑い~のご報告


 3月12日(日)は大蔵村教育委員会のいきいき講演会(落語)にお呼び頂きました。この会は2013年の第1回以来ほとんど毎年3月に開催を重ね、9回目を数えます。ここまでご贔屓を頂けるのは大変光栄なことで、当会にとっても非常に特別な会になっています。コロナ禍の影響で2年ぶりの開催となりましたが、春の日射しに包まれた大蔵村中央公民館には20人ほどの皆様が集まって下さいました。初めての組み合わせとなった註馬、魚々太(天空亭魚々太郎)、双極の3人で、落語4席と奇術を組み合わせ、2時間たっぷり楽しんで頂きました。

【本日の根多帳】
〇モンキードライバー  石々亭 註馬
〇粗忽長屋       錯乱坊 双極
〇紀州         石々亭 註馬
 ~中入り~
〇奇術         天空斎魚々太
〇蜘蛛駕籠       錯乱坊 双極


 本日はとにかくお客様が最高!5回以上お越しの方も数人いらっしゃったのですが、初めての方が半分以上を占めていました。反応がとても素晴らしく、噺家の側も実に楽しい時間を過ごすことができました。最前列に陣取った2人の5年生の女の子をはじめ、皆様がよく反応し、笑って下さりました。噺家は笑い上手に助けられ、を体現する会になったと思います。

 魚々太さんの奇術は会の全体を見越しての選択でしたが、魚々太さんの持つバカバカしい空気感も相まって、お客様みんなが大爆笑の連続!引き込まれていました。

 圧巻は双極さんの蜘蛛駕籠で、個性的な人物が次々に登場する難しい噺を見事に口演していました。古典落語は変な小細工をしなくとも面白くなるよう設計されている、そんなことを改めて感じる高座でした。

 終演後は、こちらも恒例の「山蕎麦ねぎぼうず」さんでの昼食です。最上早生十割の板蕎麦と天麩羅は絶品で、大満足です。店では先ほどのお客様もお食事に来られており、お声掛けを頂きました。
 店に着いた時、同じ敷地内で8日前にオープンしたばかりの「大蔵コッペパン」さんの前に行列ができていました。食事の後に私たちも買い物の行列に並んでコッペパンを購入したのですが、私たちの番になった直後に売り切れる大人気ぶりでした。先に並んでいた方の中に本日のお客様がいらっしゃっており、私たちのためにきな粉コッペを買ってご馳走して下さりました。これも初めての経験で、大感激でした。コッペパンももちもち感が絶妙で、こちらも最高です。
 1日を通して、大蔵村の皆様からは大変良くして頂きました。主催者の教育委員会の皆様からは、会場設営から撤収まで様々なお気遣いを頂いたほか、昼食をご馳走になり、さらに上司の方からは「肘折温泉ほていまんじゅう」のお土産を頂戴しました。お客様は最高の皆様で、反応も良く、さらにお店でお気遣い頂きました。また来年も皆さんとお会いできれば最高です!ありがとうございました。

【石々亭註馬】

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