鶴岡市長沼地区新春初笑い落語会のご報告


 1月21日(土)に、鶴岡市は長沼地区の落語会にお邪魔してきました。笑風亭佐と吉代表と、私、天空亭魚々太郎の2人です。雪を気にして早めに出発したのですが、天気もよく、たっぷりとおしゃべりし、大いに笑いながらのドライブ気分でございました。(佐と吉代表は運転疲れの様子でしたが((+_+))。午前中に輪投げ大会を楽しんだという約30名のお客様に落語をたっぷりと堪能していただきましたよ。

【本日のプログラム】
◯ 笑風亭 佐と吉 「勘定板」
◯ 天空亭魚々太郎 「片 棒」

 開口一番は佐と吉代表の「勘定板」です。私も得意な持ちネタにしていますが、落ちも含めて細かな部分がいろいろ違っていて面白かったです。お客さん以上に興味津々で聴いてしまいました。お客様はこういう噺が本当に好きですねえ。おばちゃんたちからは特に大きな笑い声が絶えず聞こえてきました。噺の中身は下の事(便所)なのですが、佐と吉代表がやるとそう思えないから不思議です。上品なフラがそうさせるのでしょう。たっぷりと温めていただきました。!(^^)!

 そして、私、天空亭魚々太郎の「片棒」です。約3年ぶりにかける大ネタですが、苦労して覚えたせいか割にスムーズに言葉が出てきて、楽しくおしゃべりすることができました。途中、楽器の演奏が入る場面があったり、リズムをとったりする場面があったりするのですが、軽く手拍子をしてくれるお客様がいたり、足でリズムをとったりしてくれるお客様がいたりと、噺にとても集中して聴いて頂くことができました。じっくりと丁寧に聴いて下さる方が多く、強い視線と笑いを絶えず感じながら高座を無事終える事ができました。(*^^)v

 帰りのお客様から「凄く楽しかった」「面白かった」「生の落語は違うね」と嬉しい言葉を頂戴することができました。一番嬉しかったのは「芸人の本物の芸を見せてもらった」という言葉です。芸にはやはり素人芸と玄人芸というものがあります。玄人芸だと認めていただいたことになります。私達は、素人ながらも芸人の端くれ。最大限の賞賛の言葉をいただきました。最後に事務室でお茶のみをしたのですが、長沼地区の自治振興会長の高橋さんから、「この辺りの年寄りは便所に行くことを勘定に行くと言うヨ」という事を聞き、2人に共通する持ちネタにリアリティーが加わったということも大きな収穫でした。この落語会にお招きいただきました関係者の皆様、そして日々の生活に何にも役に立たないおしゃべりにお付き合い下さいましたお客様に感謝申し上げ、鶴岡市長沼地区落語会の報告とさせていただきます。本当にどうもありがとうございました。

【文責:天空亭 魚々太郎】 

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