悪戸いきいきサロン~落語会

例年よりだいぶ早い「梅雨明け宣言」が出され、真夏のような高い気温となった、7月1日(金曜日)。山形市村木沢の悪戸公民館で開催された「悪戸いきいきサロン~落語会」に、山形落語愛好協会の楽笑亭明世さんと、私、山彦亭虎之輔がお邪魔して来ました。同公民館での落語会に当会の噺家がお呼ばれするのは今回が初めてですが、ご来場いただいた12名の皆様に、当会の落語三席で存分にお楽しみいただきましたよ(^_-)-☆

【本日の噺家と演目】
〇山彦亭 虎之輔・・・『還付金詐欺落語~スーパーマン』
〇楽笑亭 明 世・・・『みどりの窓口』
〇山彦亭 虎之輔・・・『三方一両損』

開口一番は虎之輔です。マクラでは、お客様参加型の「寅さんのタンカバイのフルバージョン」を披露。本日のお客様は男性の方が多かったのですが、前列にいる男性の方々がわずかな間合いにしっかり答えてくれて、会場は大いに盛り上がりましたよ。そして、演目の『還付金詐欺落語~スーパーマン』に突入。こちらでも笑いどころを外さずに笑いが起き、会場はしっかりとあったまりましたよ(^_-)-☆

続いては、明世さんの登場です。マクラでは、本日出演予定でしたが、直前に指を怪我したために来られなくなった、如月家道楽さんの楽屋話を披露。それは一緒に着替えていた時のなんとも珍妙な話で、「彼はとてもユニークな人です」と結びました。そして、道楽さんに負けず劣らずのユニークなおじさんやおばさんが次々に登場する「みどりの窓口」の演目に突入。この演目は、只今絶賛上映中の映画「大河への道」の原作者でもある、立川志の輔師匠の新作落語ですが、JRの窓口の職員とめんどくさいイチャモンをつけるお客さんとのやり取りに、大きな笑いが巻き起こりましたよ(*^_^*)

 そしてトリは、虎之輔が務めさせてもらいました。マクラで、落語に登場する江戸っ子にまつわる川柳や言い回しを紹介し、これぞ江戸っ子という金太郎や吉五郎、映画やテレビでおなじみの大岡越前守が登場する演目の『三方一両損』に突入しました。この演目を出前落語で披露するのは今回が三回目ですが、笑いどころで大いに笑っていただき、最後のオチを言った後には歓声と大きなあたたかい拍手をいただき、噺家冥利に尽きるお開きを迎えさせてもらいました。 ^^) _旦~~

 最後のあいさつの後、主催者の方より「今日来られなかったユニークな人の落語も聞きたいから、秋あたりにまた落語会を開きたい」という嬉しい言葉をいただきました。その際、「演目は変わるんですね」という質問をいただき、「もちろん、新しい演目を引っ提げて参ります」と請け負った次第です。合わせて、来たる8月20日に開催される「第14回山形落語まつり」のPRもさせてもらいました。悪戸いきいきサロンの皆様、またお目にかかることを楽しみにしています。本日はまことにありがとうございました。    【山彦亭 虎之輔】

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