2022年2月22日(火)、上山市中部公民館のホールにて開催された「はこべの会学習会~落語会」にお呼びいただき、如月家道楽さん、笑門亭福来助さんと、私、山彦亭虎之輔の三人でお邪魔してきました。
昨年の1月中旬から、コロナの第六波が日本中で猛威を振るい、同公民館での落語会の開催も心配されたのですが、同公民館では、参加者の人数を少人数にして二回に分けて行う等の事前感染対策をしていたことや、上山市が県のコロナ蔓延防止地域に指定されていないこと、参加者が上山市の方限定であること等を鑑み、予定通り開催に踏み切ったということです(^^)
当日は二月には珍しい大雪の日でしたが、コロナにもめげず、大雪にもめげず、ご来場いただいた約20名の皆様には、当会の落語三席でたっぷりとお楽しみいただき、あったかーいひと時をすごしてもらいましたよ(^_-)-☆
【本日の噺家と演目】
〇如月家 道楽・・・・『蛙茶番』
〇笑門亭 福来助・・・『道具屋』
〇山彦亭 虎之輔・・・『火焔太鼓』
開口一番は道楽さんです。マクラで健康の話を始めたと思いきや、突然「実は私、もう〇〇〇〇なんですよ」と意味深なセリフ。ひょっとしたら……と固唾(かたず)を飲ませたところで、恒例の大胆なイメージチェンジ。ドカーンと来たところで、演目の『蛙茶番』に突入しました。ここでの「蛙(かわず)」が何の「たとえ」であるかを言うとネタばらしになるので控えますが、答えにつながるヒントを出します。「2月22日は語呂合わせで、にゃんにゃんにゃん、猫の日ですが、2月14日は語呂合わせで何の日でしょうか。もちろん、バレンタインデーではありませんよ」それはさておき、本編でも道楽ワールドで会場をヒートアップさせ、お後と交代です(^^)/
続いては、福来助さんの登場です。実は、本日午前9時に当公民館の入り口で待ち合わせをしたのですが、福来助さんは9時2分に到着しました。「いやー、山形市の北の外れ(自宅)からここまで1時間15分かかった」とのこと。それにしても、渋滞を見越して早めに出発して集合時間に間に合わせたのは、さすがです。それはさておき、演目の『道具屋』には、落語ではおなじみのキャラクター、与太郎が登場。20歳になってもぶらぶらしている与太郎が、おじさんの世話でにわか仕込みの道具屋商売へ。やってくる様々な客とのやり取りが一つ一つの小噺になっている噺ですが、随所でしっかりと笑っていただき、あったかい拍手をいただいた一席となりましたv(^^)
そしてトリは、地元上山市出身の虎之輔が務めさせてもらいました。実は、当公民館は私の住まいと至近距離にある、いわばホームグラウンド。そして、今回が今年の初高座でもあるという意味で、黒紋付の羽織、袴の正装で臨ませてもらいました。
マクラでは、コロナ禍で人気の川柳を取り上げました。2021年度の「サラリーマン川柳」のベスト100(審査員選考)が最近発表され、現在ベスト10を決めるべく読者投票受付中であることを紹介。私の一押しの句「二刀流 やり抜く妻はMVP」も披露したのですが、はたしてこの句は入選するでしょうか。
それはさておき、演目は袴の武士の登場する『火焔太鼓』。愛すべき主人公、ボオーとした甚兵衛さんと、しっかりした奥さんとの喧嘩の絶えない関係が、最後には……。笑いどころで大いに笑いをいただき、コロナ禍の下、温かいこの一席で締めくくらせていただきました( ^^) _U~~
はこべの会の役員、会員の皆さま、そして中部公民館の皆様、本日はまことにありがとうございました。25日(金)にも貴会主催の落語会が予定されていますので、そこでも今回同様、皆様に喜んでいただける落語を出演者一同でお届けしたいと思います。今後共、よろしくお願いいたします。 【山彦亭 虎之輔】