大蔵村いきいき講演会(落語) ~大爆笑 コロナを吹き飛ばす 笑いの祭典~ のご報告

 3月14日は、恒例の「大蔵村いきいき講演会」で落語を口演させて頂きました。村教育委員会主催の行事で、2013(平成25)年の第1回から毎年3月にお呼び頂いており、今回が8回目となりました。このように毎年お呼び頂けるのは当会としても大変光栄なことです。昨年は新型ウイルス感染症のため中止となりましたが、様々な対策を講じたうえで2年ぶりに開催して頂きました。


(今回作っていただいたチラシ;大蔵村役場HPより)
 今回は会場を例年の南山交流センターから中央公民館の集会室に移し、感染対策として送迎バスも取りやめとなりました。当会としても、高座の前に飛沫防止のアクリル板を設置するなどの対策を行いました。開催の形こそ例年とかなり違っていましたが、約30人のお客様にはこれまでにおいで頂いた方も多く、例年通りの和やかな雰囲気の中、4人の噺家が計5席を披露させて頂きました。

【本日の根多帳】
〇からぬけ           石々亭註馬
〇蛙茶番            如月家道楽
〇ぐつぐつ(作:柳家小ゑん)  浅草亭恋之介
 ~中入り~
〇時そば            山彦亭虎之輔
〇胴斬り            石々亭註馬


 開口一番は5回目の出演となる註馬が務めました。4週間後に開始されるワクチン接種などの話題に続き、ごく軽い一席でご機嫌を伺いました。


 2席目は昨年に続き2回目の出演となる道楽さん。この1年での生活の変化と「けいもう活動」の紹介の後、大根多をたっぷり披露しました。


 中トリは4度目の出演となる恋之介さん。口演するのは小ゑん師匠が紡ぐ鍋の中の不思議な世界です。


 中入り後には初出演の虎之輔さん。おなじみの根多を唯一無二の演出で楽しんで頂きました。


 トリは再びの登場の註馬。4年ぶりの根多でしたが、しっかりと皆さんに楽しんで頂けたのでは、と思います。

 結果としてチラシに写真のあった5人とは大きく顔付けが変わってしまいました…写真はイメージということでご容赦下さい。コロナを吹き飛ばせるよう、皆様の健康と元気の一助になれたのなら、これ以上の喜びはありません。

 終演後は今年も「おおくら山蕎麦 ねぎぼうず」で昼食を頂きました。最上早生の十割蕎麦は香りもコシも強く、鶏天はやわらかで、どちらも絶品でした。
 大蔵村の皆様には、今回も大変良くして頂きました。出前寄席の多くが中止になる中、噺家の側も、お客様を前にしての落語の楽しさを久しぶりに堪能することができました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

【石々亭註馬】

コメントは受け付けていません。