庄内余目第二小学校での落語会のご報告

すっかり秋らしくなった10月9日(金)、庄内町立第二小学校での国語の授業としての落語会に、笑風亭間助顧問と、私、山彦亭虎之輔の2人でお邪魔してきました。同校への訪問は、今回が初めてとなります。4年生32名とその保護者の方、合わせて約50名のみなさんにたくさん笑っていただきました(*^^)v
 
 【本日の噺家と演目】
〇笑風亭 間助  「落語入門(落語の歴史、特徴、演じ方、小噺など)」&「ぞろぞろ」
〇山彦亭 虎之輔 「時そば~アレンジバージョン」
 

 開口一番は、間助顧問です。前半は、落語の歴史や所作(上下の切り方、道具の使い方など)について、じっくり話していただきました。「落語で使う二つの道具とは、何と何ですか」等と噺手が問いかけると、間髪をいれずに子どもたちが手を挙げ、指名されると元気いっぱいに答えるという、まさにいきいきした授業の形で進められていきました。そして、小噺が披露されると笑い声が沸き上がり、特に学校での先生と生徒の会話の形となる小噺「由美子」では、大爆笑となりました。
 場が大いに盛り上がったところで、いよいよ4年生の教科書に載っていて、子どもたちが学習した「ぞろぞろ」の開幕です。ここでも、子どもたちの反応が大変良く、大笑いしながら生の落語を楽しんでもらいました(*^▽^*)
 

 続いて、私、虎之輔の「時そば~アレンジバージョン」です。時間の関係上、用意していた「秋にまつわる小噺」のマクラを一つだけにして、すぐ演目に入りました。最初は子どもたちがシーンと聴いていて、内心あせりましたが、どんどん笑いが増えていって、ホッとしたところです。(^_^)高座のあと、子どもたちが感想を述べる時間が取られたのですが、「『時そば』で、どんぶりがヘルメットだったのが、おもしろかった」、「その場の情景が浮かんできて、楽しかった」等のコメントをいただきました。また終演後、4年担任の先生に「『時そば』は3年時に授業でやり、江戸時代の時間の数え方も教えたが、子どもたちは忘れていたと思う。今日、最初に当時の時間の数え方を話してくれてありがたかった」と言われ、恐縮しながらも、この演目を選んでよかったとしみじみ思った次第です。(*^-^*)

 活発で、反応のよい子どもたちのおかげで、予定された60分の高座が楽しく終了しました。そして、「最後のあいさつ」のところで、顧問が落語会の感想を聞いたところ、十人ほどの生徒が挙手。全員に話してもらい、時間を延長しての御ひらきとなりました。
 校長先生はじめ、職員の皆様、そして元気いっぱいの4年生の皆さん、保護者の皆様に感謝申し上げ、報告とさせていただきます。本当にありがとうございました。また、お呼びいただけましたら幸いですm(_ _)m
 
【山彦亭 虎之輔】

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