本日は、リンゴの里、朝日町にお邪魔しました。130年前に建てられたという古民家が会場でした。やはり日本人はこういう家に来るとほっとしますし、自然の中に溶け込んでいる庭園を見ると、「住みたい」という思いがふつふつと湧いてきます。雪深いところと聞いて、冬以外はいいなあと。自分が根っからの日本人気質だったことを知りました。

　大変反応のよい50人強のお客様に助けられながら、如月家道楽さん、楽笑亭明世さん、錯乱坊双極さん、そして私、天空亭魚々太郎の4名が笑いを届けて来ましたヨ!(^^)!

【本日のプログラム】
〇「今様小言念仏」・・・・・・楽笑亭　明世
〇「粗忽長屋」・・・・・・・・錯乱坊　双極
　仲入り
〇「金色夜叉」・・・・・・・・如月家　道楽
〇「火炎太鼓」・・・・・・・・天空亭　魚々太郎

　開口一番は、楽笑亭明世さんの「今様小言念仏」です。マクラの小噺で惹きつけ、世相を反映したぼやきに、開口一番とは思えない大盛り上がり。爆笑の連続で、温めるというよりホットな状態にしてお次と交代です。それにしても反応が良すぎるとも思えるお客様でした（知的レベルがすごく高い！）。(*^^)v

　2番手は、錯乱坊双極さんの「粗忽長屋」です。この上なくナンセンスな噺で、あまりに突拍子すぎてかえって笑わせるのが難しいのですが、さすが双極さん、うまく料理してお客さんを笑いのツボにはめ、ホットな会場をもっと熱くしていきました。!(^^)!

　仲入りでは何やら抽選会が。10分の休憩にほとんどトイレに立つ方がおらず、体が見た目以上にお若いのだと感心したところです。

　膝替わりは、如月家道楽さんの「金色夜叉」です。カツラをかぶって登場という奇抜な演出に皆さん大喜び。かなりマニアックな内容ですが、道楽さんがアドリブに近い形で入れ込むくすぐりに皆さん大笑い。道楽さんのフラ（全身から醸し出すオーラみたいなもの）が生きた一席でした。( ^)o(^ )

　トリは、私、天空亭魚々太郎の「火炎太鼓」です。高座にかけてまだ2度目。ネタおろしよりはうまくいきましたが、７割の出来でした。それでも、ホットなお客様に助けていただき、大いに笑っていただくことができました。まだまだ未熟な落語には勿体無いお客様の反応でした。(#^^#)もっと勉強しなくては・・・・(*_*;
　
　昼食にはわざわざお弁当を用意してくださり、梅干しのハチミツ漬けとか大根のブドウ漬けに舌鼓を打ちました。また、リンゴも2種類のリンゴをご馳走になり、脳のエネルギー補給が完璧な状態だったので、私たちもうまく口が回ったのかなと思います。朝日町といえば言わずと知れたリンゴの産地、お土産に沢山のリンゴを頂戴してきました。「来年もまたお願いしたい」という最高の賛辞も頂戴してきました。企画運営してくださった「星の会」の皆様、そして大いに笑って下さったお客様に感謝申し上げ、朝日町前田沢地区星の館落語会の報告とさせていただきます。本当にどうもありがとうございました。

【天空亭　魚々太郎】