五十鈴第二町内会敬老会での落語会のご報告

昨日とは一転、あいにくの雨の中ではありましたが、五十鈴第二町内会さんの敬老会に落語のご依頼を頂戴し、敬老会に先立って落語にお付き合いいただきました。約50名のお客様に大いに楽しんでもらえましたよ!

【本日の噺家と演目】

・闘球亭 丘割・・・『浮世床』

・宝笑亭 熊水・・・『天狗裁き』

・満願亭 珍逸・・・『ん廻し』

開口一番はこの会場が地元・・・に、ごく近い丘割くんです。現役高校生、もっと言えば、去年まで中学生だった丘割くん。高校生活にもだいぶ馴染んで、男同士気の置けない仲間同士でワイワイやっている、そんなのは江戸の昔も変わらないようで、なんてマクラで始まりましたは『浮世床』。

男衆が床屋にたむろしてあーでもないこーでもないとワイワイやっている姿が目に浮かびます。そのうち一人が読んでいる本を皆に語ることになり・・・なかなか本を読み進められない男と、それに付き合う若い衆のやり取りのたびに笑っていただけました!

 

続いては、現役女子大生、もっと言えば、去年まで高校生だった熊水ちゃん。最近自動車運転免許も取得したそうで、一歩一歩大人の階段を上がっていく、そんなマクラで始まりましたは『天狗裁き』。

ふいにカミさんに起こされた男。「あンた、うなされてたよ。一体何の夢見てたんだい?」「俺ぁ、夢なんざ見てねぇ」といったごく他愛もない会話からどんどん話は大きくなり、果ては奉行、終いには天狗にまで何の夢を見たのか聞かれる始末。カミさんから天狗までが好奇心いっぱいに、見た夢を聞くさまと、見ていないと言われた後の失望ぶりや捨て台詞の落差に笑っていただけましたよ!

 

最後は珍逸です。つい昨日行われた、日本一の芋煮会フェスティバルなどの話題をマクラに振って、始まりましたは『ん廻し』です。

言葉の中に「ん」が付く言葉を言うたびに木の芽田楽を一本もらえることになった長屋の衆。丘割くんや熊水ちゃんのかけたネタからも「ん」の付く言葉を交えて言葉遊びのネタを楽しんでもらいましたよ!

 

本日はありがとうございました!

【満願亭 珍逸】

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