高坂敬老会での落語会の報告

 9月8日(日)、鶴岡市高坂にある高坂公民館で「第60回高坂敬老会」が開催されました。その中のイベントとして落語会が開かれ、敬老会の出席者及び役員の約50名の皆様に、虎之輔・明世・道楽のおっさんトリオ(^_-)-☆が出前落語を披露して参りました。

<本日のプログラム〉
 〇楽笑亭明世  「ストレスの海」
 〇如月亭道楽  「金色夜叉」
 〇山彦亭虎之輔 「火焔太鼓」


 トップバッターは明世さん。敬老会の出席者は70歳以上という年齢層にピッタリの小噺で場を温めてから、演目の「ストレスの海」へ。この演目は春風亭昇太の代表作と言われる新作落語で、きわどいブラックユーモアも入った話ですが、会場の皆さんは明世さんの語りを楽しそうに聞き入っていましたよ。


 続いては、道楽さんの登場です。ヒッピー風の髪型で登場し、途中でいつもの髪型に戻るパフォーマンスあり、お客様参加落語のコーナーありと、会場のみなさんをグイグイ引っ張っていきましたよ。会場のみなさんのノリの良さは最高で「これからあの歌を一緒に歌いましょう」の前振りだけで、しっかり歌ってくれたりと、客席と高座が一体になった一席でした。


 そして、トリは虎之輔が務めました。時間が押していたので、マクラを短縮して演目の「火焔太鼓」へ突入。「火焔太鼓」は、ハッピーエンドの充足感が強い古典落語なので、長寿のお祝いの会にふさわしい演目としてかけました。会場の皆さんがにこにこと聞いてくれ、要所要所で笑いが起こり、こちらもリラックスして最後まで演じ切ることができました。

 9月8日は、台風の影響で西日本では大雨に見舞われましたが、山形は真夏がぶり返したような暑さでした。もちろん鶴岡市
も暑かったのですが、高速を下りて鶴岡市内に入るとだだちゃ豆の畑を始めとして田園風景が広がり、涼やかな気持ちになりました。落語会終了後は、おすしとその特産のだだちゃ豆を御馳走になりました。
 高坂公民館への当会の出演は今回が初めてだったのですが、最初のあいさつのところで、会場の皆さんの五、六人がすでに当会の落語を聞いたことのあることがわかり、嬉しくなりました。高坂敬老会の皆さん、そして役員の皆さん。これからもお元気でお過ごしください。また、落語会でお目にかかれることを楽しみにしています。  
                                    【山彦亭虎之輔】

 

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