あかゆ温泉 落語にぎわい祭り アマチュア落語大会のご報告

 本日は、おきらく亭金遊さんが企画・運営している、「あかゆ温泉 落語にぎわい祭り アマチュア落語大会」に、石々亭註馬さん、浅草亭恋之介さん、走風亭満月さん、そして私・天空亭魚々太郎がお邪魔してきました。会場は、南陽市の結城豊太郎記念館に併設されている臨雲文庫大広間です。ご一緒したのは、大先輩のさくらんぼ落語愛好会の胃仲家百勝さん、乃芽家一曻さんのお二人です。計6名の噺家が出演し、50名を越えるお客様に大いに笑っていただきましたヨ。(*^_^*)

【本日のプログラム】
〇石々亭註馬・・・・・・・「結婚式風景」
〇走風亭満月・・・・・・・「家見舞」
◇胃仲家百勝・・・・・・・「三味線・粋談」(さくらんぼ落語愛好会}
        仲入り
〇浅草亭恋之介・・・・・・「一目上がり」
〇天空亭魚々太郎・・・・・「目薬」
◇乃芽家一曻・・・・・・・「長短」(さくらんぼ落語愛好会}

 開口一番は註馬さんの「結婚式風景」です。故・春風亭柳昇師匠の創作落語の傑作です。結婚式に出たことがある人なら誰でも「あるある、正直言ったら。」と思える思わず笑っちゃう演目です。内容は爆発的に面白いのですが、極端にとぼけた雰囲気のフラを持つ噺家ではないと爆笑が取れない難物でもあります。それでもさすがは註馬さん、大いにお客様を温めて下さいました。(^o^)

 次は、我が山形落語愛好協会の照明係を自負する満月さんの「家見舞」です。いつもの自虐ネタのマクラで笑いを取り、これまた滑稽な内容の噺でご機嫌を伺ったところです。笑いどころの多い噺をテンポ良く進め、大いに笑いをお客様に巻き起こしておりました。(^_^)v

 仲トリはさくらんぼ落語愛好会の胃仲家百勝さんの「三味線・粋談」です。こういう細かい芸が出来る人がうちの協会にはいないので、うちの会でももっと他の芸の裾野を広げなければと思ったところです。(^^)/

 仲入り後の一席は、恋之介さんの「一目上がり」です。故・五代目柳家小さん(人間国宝)が好きだった噺で得意にしていた演目だそうです。おめでたい内容で、お客様の予想を裏切りながら進んでいくので終始楽しく笑いの絶えない一席でございました。(^_^)v

 ひざがわりは、私・魚々太郎の「目薬」です。字が苦手な夫婦が繰り広げる、ただただバカバカしい内容に大いにお客様に笑っていただいたところです。(^o^)

 トリはさくらんぼ落語愛好会の乃芽家一曻さんの「長短」です。「長短」をやらせたら山形県一との呼び声にふさわしく、大いにお客様を沸かせて落語会を締めて下さいました。(^^)/
 
 なかなか他の団体との交流が取れない現状の中、こういう機会は本当にありがたいです。さくらんぼ落語愛好会のお二人には、本当によい物を見せていただきました。すごく勉強になりました。そしてなんと言っても、こういう交流を作って下さったおきらく亭金遊さんには感謝、感謝です。やはりこういうネットワークを作っていただけると、他流試合を楽しめます。おきらく亭金遊さんには、新しい落語普及の息吹を感じます。今回の会は、予想を大幅に超えるお客様の数と盛り上がりを見せて、明日の落語芝居「文七元結」、明後日の落語芸術協会の寄席につながることでしょう。最後に、大いに笑って下さったお客様に感謝し、落語会の報告とさせていただきます。本当にありがとうございました。<(_ _)>

【天空亭魚々太郎】

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