本日は、山形市西田にありますディドリームセンター笑顔のたねさんにお伺いしてまいりました(^^)
台風が接近する中ではありましたが、比較的穏やかな気候の中元気いっぱいの利用者さん１１名と職員の皆様の前で落語を披露させていただきました。魚々太郎さん、私恋之介、そして本日めでたくデビューを飾った分福亭丘ん（ぶんぶくていおかん）さんの３人で楽しいひと時をお手伝いして参りましたよ(^^)

【今日の噺家と演目】
○天空亭　魚々太郎　「初音の鼓」
○分福亭　丘ん　　　「金明竹」
○浅草亭　恋之介　　「一目上がり」

まずは魚々太郎さんの初音の鼓。お客様の中には、東京の寄席に何度も足を運ばれたことのある方がいらっしゃいましたが、ほとんどが落語初体験の方でしたので、落語入門のようなマクラで場を作っておりました。高座にかける度にバージョンアップしているこの噺ですが、鼓を叩くシーンでは有名な時代劇のテーマも取り入れるなど、にぎやかで楽しい一席となりました(*^^)v

続いては本日デビュー！丘んさんの「金明竹」です。初高座は緊張して声が小さくなってしまったり、頭が真っ白になりセリフが出てこないこともありますが、よく通る声で、最後まで難しい言いたてをスラスラと流暢に喋っておりました！今回はあえてショートバージョンにしているということで、このクオリティで今後フルバージョンもぜひ聞いてみたいところですね。お客様も思わず「すごーい」という感嘆の声を漏らしておりましたよ(*^^)v

最後は恋之介の「一目上がり」です。この噺は、個人的には江戸の長屋の何気ない風景を感じていただければいいかなくらいに思って演っているのですが、ちょっと文化的なところもあり、教訓めいた内容もあるため、格調高いと思っていただける副産物があり、演者にとってはお得な噺です。本日のお客様も要所で頷いて聞いてくださったり、笑いどころはしっかりと拾ってくださったりと、双方満足した一席になったかと思います。

終演後には皆さんで記念撮影を行い、全員と握手をさせていただきました(^^)３年連続でご依頼いただいており、私は初めておじゃましましたが、演者としても非常にやりがいのある、良い場だったと思います。
この９月は新人噺家のデビューが４人と、一気に層が厚くなりました。また来年度以降、個性豊かな当会の噺家で本日のお客様に笑顔のたねを咲かせにお伺いさせていただければ幸いです。本日はありがとうございました！！

【浅草亭　恋之介】