第8回どんが茶話会 落語会のご報告

彼岸も過ぎ、すっかり春めいた3月25日(土)、河北町谷地のどんがホールで開催された「どんが茶話会」で落語会を開催いたしました。
どんがホールでは1年を通して様々なイベントを開催しており、この茶話会は年3回開催しているとのことです。今回は年明け最初の茶話会で、昨年に続いて「新春寄席」として呼んでいただきました。会場のまちかど多目的ホールは木を基調とし、ステージも備えた円筒に近い形の非常にユニークなホールです(道路から見える円い飛び出した部分)。別の予定があり参加できない方もいたそうですが、30人を超える皆様がお集まりくださり、3人の噺家(+手伝い数人)で楽しく高座を務めさせて頂きました。

【本日の根多帳】
○かぼちゃ屋   宝笑亭 卯さ銀
○寿限無     宝笑亭 熊水
~仲入り~
○粗忽の釘    助さん家 格さん

今回も、実に陽気な方がお集まりでした。昨年に引き続きの方もいらっしゃったようで、なお嬉しく感じます。
根多帳を見ると古典落語の典型なのかな?とも思うのですが、実はさにあらず。卯さ銀さんは、先月の山形落語まつりでも大好評だった山形弁での高座でした。絶好調の高座に、お集まりの皆様は最初から大喜びです。熊水ちゃんの高座は普通の寿限無で始まったのですが…途中から全く時間と空間が変わっただけでなく、進行も別物で、まさしく世界が一変しました(具体的には生の高座をお楽しみに…)。こちらも好調で、そのまま仲入り、お集まりの皆様のティータイムです。
トリの格さんさんは当会随一の本格江戸古典落語で、びしっと決めて下さいました。特に夫婦の馴れ初めの場面は凄い盛り上がりでした。

どんがホールには1年ぶりにお邪魔しましたが、スタッフの皆様からは実に良くして頂きました。ありがとうございます。建物全体も素晴らしく、オープンな空間で様々な世代の方々が思い思いの時間を過ごせるよう工夫されています。その建物を活用した事業も多様で、様々な世代向けに、多様な取り組みが行われています。私たちがそのお役に立てたのであれば何よりです。またお声掛け頂ければ幸いです。

【石々亭 註馬】

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