本日は、第五地区の2つの町内会のいきいきサロンにお招きいただき、落語を披露させていただきました。会場となったのは花小路の南に隣接する法祥寺で、徳川家から下賜された葵の御紋を寺の紋に使っているという、非常に歴史のある曹洞宗のお寺です。一方で、寺の方は非常にさばけている方で、曹洞宗以外の宗旨が関係する落語も構わないとのお話もいただきました。
外の天気そのままの、あたたかい20人ほどの皆様に囲まれて、噺家も大変満足した落語会になりました。
【本日の根多帳】
○フルムーン 石々亭註馬
○大安売り 猪鹿亭蝶介
○堪忍袋 石々亭註馬
蝶介・註馬の二人での落語会も(確か)昨年9月以来だったと思います。
開口一番は私註馬の「フルムーン」。恐れ多くも、大日如来の掛け軸を前に、下品な噺をしてしまいました。
続いては蝶介さんの「大安売り」。大相撲初場所が大詰めの中で、抜群の反応をいただきました。
トリは註馬の「堪忍袋」。夫婦もののつながり(?)にかこつけて、久しぶりに掛けてみました。やはり奥が深いもので、今回も新しい発見がありました。
終演後は、皆様と一緒に、手作りのなめこ汁とデパ地下の弁当をいただきながら、懇談させていただきました。皆様から大変喜んでいただき、口々に「楽しかった」などの言葉を頂きました。次に呼んでいただいた時には、お寺が舞台の落語を口演させていただければと、次の目標も見えてきました。これからもご贔屓お引き立て頂ければ幸いです。
【石々亭註馬】