西蔵王観光協議会「中秋の名月」落語会のご報告

 9月8日は、西蔵王高原の放牧場入口にある「ペンション三百坊」で開催された月見のイベントにお呼びいただきました。翌日が満月だったとはいえ(しかもスーパームーン)、晴天にも恵まれ、すばらしい中秋の名月を眺めることができました。月明かりと篝火の中、芋煮やおにぎりをいただいた後での落語会は、その余韻を楽しみながらの高座となっていたのですが…

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【本日の根多帳】
○道具屋   桜亭猫いち
○雑俳    石々亭註馬
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 会場となった「ペンション三百坊」では、よくコンサートなどが開催されており、何回か来たことがあった場所でした。高座を設けたのは、まさにその時にチェンバロが置かれていた場所で、しゃべってみるとなかなかの音響です。それだけで少し気持ちよくなってしまいました。いくつかあるイベントプログラムの一環で、二人で30分ほど、笑いどころの多い噺を披露しましたが、爆発的に受けるというよりは、中秋の名月の感動に浸りながら聴き入るといった感じで、ややしっとりとした雰囲気での高座となりました。このような落語会も乙なものですね。
 最後の最後に地雷が…観光協会のスタッフの中に註馬の素性を知る人がおり(落語を始める前に関わりがあった方です)、表の顔の暴露話となったところが最大の大ウケという、何とも不思議な会でした。蛇足ながら。

【石々亭註馬】

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