山辺中学校PTA落語会のご報告

 7月24日は、山辺中学校でもPTA主催の落語会にお招きいただき、口演させていただきました。いただいたタイトルの「山辺中学校PTA文化部教育講演会 出前落語 ~語りで感じる喜怒哀楽の世界~」にふさわしい会に近づくべく、400人を超える全校生徒に加え、大勢の保護者の方や先生方を前に、精一杯の高座をつとめさせていただきました。間助さんとの出前寄席は本当に久しぶりで、互いに新境地への手がかりを見出した会となりました。

【本日の根多帳】
 ○庭蟹     石々亭註馬
 ○親の顔    笑風亭間助

 普段なら3席申し上げるくらいの時間をいただきましたが、今回は新しい試みとして、持ち時間を半々にして、それぞれがたっぷり一席ずつ口演するスタイルを採用してみました。結果として大成功で、私はじっくりと腰を落ち着けたマクラができたほか、間助さんは爆発力を増した一席につなげることができました。私の「庭蟹」はサゲの一言の後にでてきた、場内一同の「オー」という今までにない歓声が、間助さんの「親の顔」はいつもながらの爆笑が印象的でした。

 このたびの会では、生徒の皆さんのことも特筆されます。終演直後に、原稿のない状態で、自分の言葉でしっかりと感想を言ってくれた2人の生徒がいました。誰から頼まれるでもなく、ステージ下から私たちにマイクを渡してくれた生徒がいました。ステージ上に忘れた羽織に気づき、退場する私たちにダッシュで届けてくれた生徒がいました。他にも、最前列で盛り上げてくれた生徒たちや、後片付けしている時に「ありがとうございました」「また来てね」などと声を掛けてくれた生徒たち…山辺中には素敵な生徒さんがたくさんいるのだと実感できました。まさに「一度きたらまたきたくなる」学校というのが素直な感想です。
 先生方やPTAの皆様も負けてはいません。後片付けをお手伝いいただいたり、過分なほど立派な花束やらお土産やらをいただいたり…本当に気持ちいい時間を過ごさせていただきました。

 現在、山辺中学校は新校舎が建設中だそうです。現在の校舎のラストイヤーという記念すべき年に、このような機会をいただけたことを深く感謝いたします。

 ※写真はしばらくお待ち下さい…

【石々亭註馬】

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