三遊亭小圓朝師匠からの特別稽古会のご報告


 今日は、1年に1度の特別稽古会を行いました。稽古を観ていただいたのは、なんと!落語界の名跡、三遊亭小圓朝師匠です!! 小圓朝師匠に教えていただけるのは今回で4年目。落語ボランティア育成講座の修了生も参加し、最初から最後まで目からウロコがポロポロの、ほかではとても経験できないようなすばらしい稽古会となりましたよ(*^_^*)
 
 【今日の稽古内容】 
 〇笑風亭 おすし   「つる」
 〇天空亭 魚々太郎 「片棒」
 〇笑介亭 まくら   「つる」
 〇笑風亭 間助    「初天神」
 〇走風亭 満月    「寄合酒」
 〇桜亭 猫いち    「あくび指南」
 

 それぞれの噺家の実演後、なんと小圓朝師匠みずからが高座に座り、実演を交えての解説をしていただきました(*^_^*) さすがは小圓朝師匠、事前に演目を伝えていないにも関わらず、しかも持ちネタでもないのに、すぐに場面を作って実演してしまいます!! もう、その演技のすごいことと言ったらありません(ToT)
 さまざまなポイントを伝えていただきましたが、特に重要なのは「登場人物のコントラスト」といったところになると思います。

 【ポイント!】
 〇何よりもまず大きな声で演じること(前座修行中の基本中の基本)。 ※これはみんなOK!
 〇内緒ばなしのときなども、会場の一番うしろに届くような発声の工夫が重要
 〇噺家にできることは50%くらい。あとはお客さんの想像力で芸が成り立っている。
 〇お客さんが想像しやすいリアリティが重要。
 〇上下の角度をしっかり決めると、場面が立体的に見える。
 〇初心者は、まず上下の視線の場所を決めること。
 〇(凧揚げなど)目線を使ってより立体的に見せることでリアリティが高まる。

・・・などなど。 もう、全部がためになりすぎてメンバー一同大興奮でございます!!


 更に、各演目でのキャラクターの考え方(どのような心持ちかなど)や所作の工夫などについても教えていただきました(*^_^*) 「片棒」での真剣な父親とおバカな息子のコントラストや「寄合酒」での登場人物のキャラクター付、目線を使っての場面の表し方など、もうどれをとってもウロコがポロポロでございます(*^_^*)
 

 稽古の最後には、みんなで記念写真(*^_^*) 小圓朝師匠のお計らいでわたくしを真ん中にしての写真を撮っていただき大変恐縮してしまいました(^_^;) ですが、これは大変うれしい写真なので、一生モノとして大事にとっておきたいと思います(*^_^*)
 
 【笑風亭 間助】

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