「おきたま若者塾-伝統話芸に学ぶ、笑いを交えた話し方講座-」のご報告


 今日は、おきたまネットワークサポートセンターさんが主催している「おきたま若者塾」に講師としてお伺いいたしました。講義の内容は「伝統話芸に学ぶ、笑いを交えた話し方講座」ということで、アマチュア落語の経験などをまとめた資料をもとにして、体験型の講座として構成させていただきました(*^^)v

 【講座内容】
 ①落語 「親の顔」(笑風亭 間助)
 ②落語と話芸について
 ③話の組み立て方
 ④落語の手法と小噺
 ⑤小噺を見てみよう(笑風亭 佐と吉)(石々亭 註馬)
 ⑤小噺体験(高座に座って実際にやってみよう!)
 ⑥感想・講評
 ⑦落語 「転失気」(笑風亭 佐と吉)

 若者塾ということで、普段の落語のお客さんと比べるとグーンと若い方が多いです(*^_^*) 今回はわたくしが講師兼進行役、佐と吉くんと註馬さんには小噺指導を中心にお手伝いしてもらいました。

 まずはアイスブレーキングを兼ねて、落語の雰囲気を知ってもらうために一席やらせていただき、その後に落語につきものの「マクラ」について説明。続いて、マクラの作り方から、簡単な話術の手法までをお話しました。単なる講釈に終わらないよう、一席目の落語でかけたマクラの構成をネタばらしするなど、体験型を意識してのちょっとした工夫をしてみたのでした(*^_^*)

 早々に座学は終了し、いよいよメインの小噺体験に入ります。今回は当会選りすぐりの小噺を30本ほど用意しました(この準備が一苦労でしたが(^_^;))。ここからは参加者のみなさん一人ひとりが高座の主役! 実際に参加者全員から出囃子に合わせて高座に上がってもらい、小噺を披露していただきました。これが毎度のことながらメチャメチャ盛り上がるんですよねぇ(*^^)v こちらで用意した「小噺カード」をくじ引きしてもらい、「カードに書いてある小噺を有無を言わさず演じてもらう!」という恐ろしい企画なのでした(・∀・)つ みなさん多少は緊張しつつも、笑い話をみごとに演じ切り、爆笑に次ぐ爆笑を誘っておりましたよ(*^^)v

 最後に噺家3人から、ちょっとした講評(というか感想です(^^))をさせていただきましたが、アドリブなどもバンバン入り初めてとは思えないくらい、どれも本当におもしろおかしい高座ばかりでしたよ(*^^)v
 この講座の醍醐味は、実際に参加者のみなさんが高座に上がってもらうこと。参加者全員に「たくさんのお客さんの視線をひとり占めしながら、しかも笑わせる!」というなかなかできない体験をしていただくことができました。若い男性の方から「参加して良かった!」との感想をいただけたのがとってもとってもうれしいです(#^.^#)
 今回は、体験型の講座を通して人前に出ることの苦手意識を無くしたり、これまで以上に笑いを交えたお話ができるように、との思いで講座を構成してみました。今回の講座で得たものを、少しでもみなさんの地域生活やお仕事などに活かしていただけたら大変うれしいですね(*^_^*)

 【笑風亭 間助】  (写真:佐と吉)

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