
敬老の日の9月16日(月)、上山市の旭町の旭町公民館で開かれた「のんき・元気・やる気!旭町地区敬老祝賀会」にお呼ばれし、山形落語愛好協会の下記の三名がお邪魔して来ました。午前10時に始まった同会では、地区会長のあいさつの後、来賓の上山市長・上山市議(旭町在住)のあいさつがあり、その後めでたく百寿、卒寿、米寿、傘寿、喜寿を迎えられた方々の表彰式がありました。そして、落語の部は10時15分にスタート。約35名の元気はつらつとした皆様に、当会の落語三席でたっぷりと楽しんでいただきましたよ!!(^^)!
【本日の噺家と演目】
・頭垂亭 稲 穂・・・『寿限無』
・如月家 道 楽・・・『怪談 耳なし芳一』(講談)
・山彦亭 虎之輔・・・『六尺棒』

しょっぱなは稲穂さんです。開口一番、「今日が、デビューの高座です」と自己申告すると、お客様からあったかーい拍手をいただきましたよ。そして、筆者も知らなかった「昨年、大病を患って生死の境をさまよい、闘病生活を余儀なくされた」と衝撃の告白を始めるも、「三途の川が洪水で渡れず、この世にもどされました」とオトスところ等、新人とは思えない「これぞ落語」という話しぶりでしたよ。大病を克服し、古稀のアマチュア噺家としてスタートした稲穂さんの初演目は、最も有名な噺の一つで、国語の教科書にも登場する『寿限無』。この噺の聞かせどころである「言い立て」も無事クリアし、お客様をしっかり引き付けて、お後と交代です(^_-)-☆

続いては、道楽さんの登場です。演目は、九月中旬になっても連日30度を超える今の時節にぴったりの『怪談 耳なし芳一』ですが、今回は小噺で大いに沸かせる前半と、おどろおどろしい講談を抑揚たっぷりに聞かせる後半という、落語と講談の二部構成を取っていましたね。後半のクライマックス、芳一が耳を平家の落ち武者に引きちぎられる鬼気迫る場面では、お客様も鳥肌が立つ恐怖を味わったのではないでしょうか。九百年以上も前の世界にタイムスリップしていたお客様が、「小泉八雲作の『怪談 耳なし芳一』これにて読み終わります」の締めの言葉で、現実に引き戻されたところで、お後と交代です( ^)o(^ )

トリは、地元上山市出身の虎之輔が務めさせてもらいました。マクラでは、上山市の観光ボランティアガイドも務めている虎之輔が、お客様を城下町散策コースにプチご案内。「男はつらいよ!第16葛飾立志伝」のロケ地になった観音寺では、寅さんが蔵王連峰をバックにタンカバイをする場面があることを紹介し、「お客様参加型の寅さんのタンカバイ」をかけたのですが、お客さんがオチをしっかり答えてくれ、会場は盛り上がりましたよ。その勢いで、演目の『六尺棒』へ突入。老舗の大店の頑固おやじと、放蕩息子の壮絶な親子喧嘩の一席で、たっぷりと楽しんでもらい、無事、お開きとなりましたよ (^_-)-☆
終演後は、懇親会にも参加させてもらい、豪華なお弁当や手作りのおいしいなす漬け、味噌汁等をごちそうになりました。旭町の皆様は親近感あふれる方々ばかりで、奥さんと一緒に日本全国を旅行した話とか、モンゴルで仕事をしてきた話等、楽しい話をたくさん聞かせてもらいましたよ。「旭町地区敬老会」のスタッフの皆様、そしてお客さまの皆様、本日はまことにありがとうございました。また、皆様とお会いできることを楽しみにしています(*^_^*) 【山彦亭 虎之輔】