大蔵村いきいき講演会落語会〜寒さも吹き飛ぶ笑いの嵐〜のご報告


 本日は、恒例となりました大蔵村教育委員会主催行事「大蔵村いきいき講演会」にお呼び頂き、道楽さん、双極さん、虎之輔さん、満月の4名で伺いました。例年3月に開催している行事ですが、今回は降雪時期を考慮して、11月の開催ということで、気候も思ったより穏やかだった上、お集まり頂いた約20名のお客様の笑いの力か落語会が進むにつれて太陽の陽がさすなど天候にも恵まれた落語会となりました( ^∀^)
【本日の噺家と演目】
⚫︎ 走風亭 満月 「そば清」
⚫︎ 山彦亭 虎之輔 「火焔太鼓」
⚫︎ 如月家 道楽 「紙入れ」
⚫︎ 錯乱坊 双極 「崇徳院」

 開口一番は、私満月が務めました。マクラでは、今年の目標やコロナ禍で生まれた言葉などを盛り込みながら本題へ。新蕎麦の季節であり、大蔵村の落語会といえば、お蕎麦ということで、迷わず「そば清」を選んでみました。そばを限界まで食べた時の所作に対するお客様の反応が良く私も気持ちよく演じさせて頂きました。

 続いて、虎之輔さんです。マクラに大蔵村肘折温泉の話題を取り込み、お客様との距離をぐっと縮めながら本題「火焔太鼓」へ。道具屋の甚兵衛さんが、お殿様に太鼓を売る噺なのですが、要所要所のくすぐりがなんともバカバカしくお客様にもおおいに笑っていただきました。

 中入りを挟んで、3席目は道楽さんの登場です。マクラでは、道楽さんによるお馴染みのカミングアウトを会場のお客様参加型で、噺家とお客様が一体となりやって頂きました。これはもう盛り上がること間違いなしでした。本題は、大人向けの大人が好きな間男が登場する「紙入れ」へ。私も大好きな噺で、お客様も身を乗り出して聞き入っておられました。

 トリは、双極さんが上がり、これまたみんな大好き恋バナ「崇徳院」です。若旦那の恋煩いに笑いを堪えられずにいた熊さんでしたが、若旦那の恋の成就のために、いや三軒長屋のために体を張ってお嬢さんを探す愛と感動の物語でした。もちろんお客様も大笑いでしたよ。

 終演後は、お客様から「もう落語大好き」というお言葉を頂き、その一言にやっぱり大蔵村に来て落語ができて良かったなあと思った次第です。引き続き当会をご贔屓によろしくお願いいたします。今回も「大蔵山蕎麦ねぎぼうず」さんで美味しいお蕎麦をいただき、帰路につきました。大蔵村教育委員会の皆様ありがとうございました。
【走風亭 満月】

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