上山市東地区公民館での「あずま寄席」のご報告

小春日和の11月22日(水)、上山市の東地区公民館で開催された「令和5年度いきいき会食会~あずま寄席」にお呼ばれし、如月家道楽さんと、私、山彦亭虎之輔がお邪魔して来ました。同公民館でいきいき会食会が開かれるのは、2019年以来四年ぶりとのことでした。落語の部は午前10時50分にスタート。約30名のお客さんに当会の落語三席で笑って、楽しんでいただきましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】
・山彦亭 虎之輔・・・『還付金詐欺落語~スーパーマン』
・如月家 道 楽・・・『芋煮』
・山彦亭 虎之輔・・・『火焔太鼓』

開口一番は、ご当地上山市出身の虎之輔です。マクラでは、上山市の観光ボランティアガイドも務めている虎之輔が、お客さんを「上山市の城下町散策コース」にご案内。寅さんのロケ地でもある「観音寺(かんのんじ)」では、寅さんのタンカバイを披露。そこから、映画と実際のテキヤ稼業との違い➡全国行脚の泥棒➡うそ電話詐欺と進んで、本日の演目「還付金詐欺落語~スーパーマン」に突入です。コロナ禍の今も絶えない特殊詐欺を題材にした噺ですが、紳士然とした詐欺師と、とぼけた味わいのおばあちゃんとの電話のやり取りのところ、たくさんの笑いを頂戴し、会場があたたまったところで、お後と交代です。(^_-)-☆

続いては、道楽さんの登場です。 マクラで小噺をかけてお客さんを引き込んだ後は、知る人ぞ知る恒例の「カミングアウト」へ。今回は道楽さんが「カミング」と言ったら、お客さんが「アウト」と唱和するという新趣向。お客さんの「アウト」の声と同時に起きたパフォーマンスに、会場は大爆笑でした。
そして、演目の「芋煮」に突入。「え、そんな新作落語あるの?」と思われた落語通の皆さん、新作落語ではありませんよ(^^♪ 古典落語の「味噌豆」に出てくる「味噌豆」を、季節に合わせて山形のソールフードである「芋煮」に変えただけの定番の一席でした。道楽さんは小僧の定吉が「芋煮」を持って、はばかりに向かうところで、「おいしい芋煮、ヘイヘイ」とラップ調の歌まがいにしたノリノリのセリフで演じ、会場を大いに沸かせましたよ( ^^) _U~~

そしてトリは、虎之輔が務めさせてもらいました。マクラで、短い秋の小噺をかけると、笑いが巻き起こりましたよ。そして、落語の中でもハッピーエンド感が際立つ演目の『火焔太鼓』に入りました。ぼーっしっかりして抜け目のないおかみさんに、小言を言われっぱなしの甚兵衛さんでしたが……。ここでも、ノリのいいにお客さまにしっかりと笑っていただき、いつもとは違うオチのサゲで、無事お開きとさせていただきました( ^)o(^ )

終演後のいきいき会食会には、我々噺家二人もお相伴し、山菜おこわや柿のくるみ和え、蕨の煮物、さばの味噌煮等々、東地区食生活改善推進協議会の皆さんが塩分を控えめに作ってくれたごちそうに、舌鼓を打ちました。今回のお客さまは、東地区会長会や東地区民生児童委員協議会の皆さん等、役員の方がほとんどでしたが、「一般の方にも聞かせたい」という声も聞かれました。
「いきいき会食会~あずま寄席」にお越しいただいた東地区の皆様、そしてスタッフの皆さん、本日はまことにありがとうございました。また、皆様にお目にかかれることを楽しみにしています。 【山彦亭 虎之輔】

コメントは受け付けていません。