大曽根地区新春交流会での落語披露


本日は山形市内での今年の落語初めとして、大曽根地区新春交流会に笑風亭間助さん、走風亭満月さんと濃紺亭らん朝の三人でお伺いしました。
会としては2017年以来のお伺いでしたが、地元の皆様たくさんのお越しで客席は大入、60名以上の方にたっぷりと笑いをお届けしてきましたヨ!

【今日の噺家と演目】
○濃紺亭 らん朝 「ん廻し」
○走風亭 満月  「そば清」
○笑風亭 間助  「初天神」
 

開口一番はらん朝で「ん廻し」です。最近のニュースから今年の話題、そしてお馴染みの野球小咄でお耳慣らしで一笑い頂いてからネタに入ります。
落語でおなじみ大家さん、長屋の皆にお裾分けの料理、木の芽田楽を振舞おうとしますが、せっかくなので一ひねり。言葉の中に「ん」が一つ入るたびに木の芽田楽を一本ずつあげようという趣向。これに長屋の連中はあれこれとなぞかけまがいの言葉を言い立ててたんまり持ち帰ろうと知恵を絞ります。
最後の長台詞の所では笑いとともに「おぉ~」と感嘆の声もいただきましたよ!
 

続いては満月さんで「そば清」です。満月さんは年末に仙台の寄席「花座」に行ってきたそうで初めて行った感想や、ご時世ならではの小咄でご機嫌を伺ってから得意ネタへ。
「賭け」そばを生業にしてる通称「そば清」さん、始めは町内の若い衆相手にそばの大食いで荒稼ぎしますが、せいろ50枚で1両の勝負に二の足を踏んでトンズラ。旅先で怪しげな草を持ち帰り満を持して大食い勝負に挑みますが・・・
満月さんの飄々と、そして次第に早くそばを手繰る仕草、せいろ50枚の勝負でいっぱいいっぱいになる様で大笑いしていただきました!
 

トリは間助さんで「初天神」です。今年最初の出番で口が回らないとは言いながら、とんとんと小気味よくマクラを入れて十八番のネタへ。
初天神の境内には出店が付きもの、最初は良い子にしていた金坊ですが次第にいつもの「あれ買ってくれ~これ買ってくれ~」が始まると、父親は頑として拒否。しかしそこは蛙の子は蛙。似た者同士の親子の駆け引きが繰り広げられます。
親子の微笑ましいやりとりがのどかな正月風景を思い起こさせてくれ、会場は温かな笑いに包まれました!

未だお客様には席の間隔を空けてマスクを着用の上でお聞きいただきましたが、お天気にも恵まれ初笑いにはもってこいの一日だったと思います。
お客様の大きな笑いに包まれて、私達にとっても幸先の良い落語初めとなりました。今年一年、これからお伺いする会場でもこちらに負けない笑いをお届けできるよう頑張ります。
また、帰る際にはお土産まで頂戴いたしました。
本日はありがとうございました!
【濃紺亭 らん朝】

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