悪戸いきいきサロン~秋の落語会

冷たい雨が朝から降り続き、冬のように低い気温となった10月7日(金曜日)。山形市村木沢の悪戸公民館で開催された「悪戸いきいきサロン~落語会」に、山形落語愛好協会の下記の3名がお邪魔して来ました。同公民館での落語会に当会の噺家がお呼ばれするのは、今年の7月に続いて、今回が二度目。ご来場いただいた10数名の皆様に、当会の落語三席で存分にお楽しみいただきましたよ(^_-)-☆

【本日の噺家と演目】
〇如月家 道 楽・・・『味噌豆』
〇楽笑亭 明 世・・・『強情灸』
〇山彦亭 虎之輔・・・『時そば~アレンジバージョン』

開口一番は、前回の当会場での落語会に出演が決まっていながら、前日に足の小指を骨折し、無念の欠場となった道楽さん。満を持しての当館初出場です。マクラでお客様に問いかけながら小噺を進めましたが、特に男性のお客さんのリアクションが活発で、道楽さんもノリノリで会場を沸かせます。そして、恒例のカミングアウトでドカンと大爆笑の後、演目の「味噌豆」へ突入。和尚さんと小僧さんの珍妙なやり取りに笑いが起き、会場はしっかりとあったまりましたよ(^_-)-☆

続いては、明世さんの登場です。マクラでは、最近友人からもらい、思わずドキッとした手紙を紹介。それは「秋も深まり、わが家の( )も熟してきました。食べに来てください」というお誘いの文面で、( )には文脈から「柿」が入るのですが、それに似た別の字が表記されていたのです。みなさん、明世さんをときめかせた( )に入る漢字一字は何でしょうか?ともあれ、男性の多い本日の会場にベストマッチの小噺で沸かせた後、演目の「強情灸」へ。江戸っ子の見栄っ張りを痛快に笑い飛ばす一席で、会場はさらにヒートアップしましたよ(*^_^*)

そしてトリは、虎之輔が務めさせてもらいました。マクラでは「食欲の秋」にちなみ、「秋の食べ物なぞかけ」をしましたが、ここでも特に男性のお客さんがオチを答えたり、「うーん、なるほど」と反応したりで、楽しく進みましたよ。ここで問題です。「『ごちそうを食べる時』とかけて、『川を渡る時』と解く。その心は?( )がないと困ります」、さあ、みなさん( )に入る言葉は何でしょうか?ともあれ、なぞかけで頭の体操をした後は食べ物つながりで、おなじみの演目「時そば」へ。笑いどころを外さずに大いに笑っていただき、無事お開きを迎えました(^^)/

最後のあいさつの後は、お待ちかねの悪戸芋煮の会食です。悪戸地区は悪戸芋の名産地。とろりとした悪戸芋や、これもご当地産の枝豆や茄子づけ、さらに当館の館長である加藤さん提供のつや姫のおにぎりのご馳走に一同、舌鼓を打ってきました。去る9月24日には、当地区の芋煮会の様子がYTSの「朝だ!生です旅サラダ」で中継放送されたとのこと。MCの中丸雄一君が「めちゃくちゃうまいっすね」と、悪戸芋煮を絶賛して行ったとのことでした。
悪戸いきいきサロンの皆様、またお目にかかることを楽しみにしています。本日はまことにありがとうございました。    
【山彦亭 虎之輔】

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