しみずの湯イベント~落語会

 めっきり秋らしくなった「秋分の日」の9月23日(金曜)。新庄市五日町のスーパー銭湯、しみずの湯で開催された「しみずの湯イベント~落語会」に山形落語愛好協会の下記の三名がお邪魔してきました。同銭湯の落語会にお呼ばれするのは、昨年の8月に続いて二回目です。会場に到着すると、スタッフの方々と、フロントに置かれた本日の落語会のチラシが、われわれを笑顔で迎えてくれました。そして、落語会は会場となった食堂で、午後二時に開演。今回は奇しくもお客さんのほとんどが男性の方でしたが、約十数名のみなさまに、当会の落語三席で「笑って楽しんで心も健康になって」いただくことが出来ましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】
・楽笑亭 明 世・・・『強情灸』
・輪々亭 そらし・・・『地獄八景』
・山彦亭 虎之輔・・・『三方一両損』

開口一番は明世さんです。マクラでは、スーパー銭湯のサウナを舞台にした小噺を披露。これが当会場の雰囲気と絶妙にマッチしていい流れになったところで、今回がネタ下ろしの演目「強情灸」に突入。かつて、立川談志師匠が「男の美学ってのはなあ、やせ我慢よ」と明快に言い放ったそうですが、江戸っ子の見栄っつぱりを痛快に笑い飛ばす一席で会場を温めて、お後と交代です。(^_-)-☆

続いては、そらしさんの登場です。そらしさんが高座に上がり、ゆったりとした方言で語り出すと、会場はほんわかとした幸せな雰囲気に包まれますね。演目は、お彼岸の中日(なかび)にぴったりな「地獄八景」。登場人物も多く、身振り手振りのアクションも多い大ネタですが、ベテランガイドのそらしさんの案内で、お客さんは息をのんだり、手に汗を握ったりしながら、「地獄めぐりツアー」のひと時を楽しみましたよ( ^^) _U~~

そして、トリは虎之輔が務めさせてもらいました。幸いにもこの頃になると、お客さんも増えてきて、いい感じです。マクラで、困っている人を見ると、自分に余裕がなくても助けずにはいられない江戸っ子の小噺をかけ、演目の「三方一両損」に突入しました。前回の当会場でもそうでしたが、今回も途中で席を立つ人などほとんどいません。お客さんがしっかり聞いて、笑いどころでは大いに笑ってくれるので、演者も気持ち良く演じさせてもらい、お開きを迎えることが出来ました。 ^^) _旦~~

しみずの湯のスタッフの皆様、そしてお客さまの皆様、本日はまことにありがとうございました。貴湯のフロントのところには、80インチのテレビが置いてあり、甲子園大会予選等のスポーツ中継時等、お客さんが集まって、大いに盛り上がるとお聞きしました。山形落語愛好協会の出前落語会も、ぜひ貴湯の恒例イベントに加えていただければ、幸いです。また、新庄市の皆様とお会いできることを楽しみにしています。   【山彦亭 虎之輔】

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