佐的金あじさいサロン~落語会のご報告

 春本番となり、若葉が目にしみるようになった5月13日金曜日。山形市村木沢の村木沢コミュニテーセンター(あじさい交流館)で開催された「佐的金あじさいサロン~落語会」に山形落語愛好協会の下記の三名がお伺いしてきました。
 そして、落語会は会場となった大ホールで、午前十時に開演。われわれ山形落語愛好協会のメンバーは「コロナ禍が続いて、閉塞感が漂う今こそ、山形のみなさんに笑って楽しんで、心も健康になっていただきたい」という思いで活動していますが、その言葉通り、村木沢の10数名のお客さんに、当会の落語三席で、「笑って楽しんで、心も健康になっていただく」ことが出来ましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】
・楽笑亭 明世・・・・『真夜中の乗客』
・笑門亭 福来助・・ ・『まんじゅうこわい』
・山彦亭 虎之輔・・・『三方一両損』

 開口一番は明世さんです。マクラでは、日本一短い小噺を皮切りに、次々と小噺を披露。充分過ぎるくらいソーシャルデイスタンスを確保した会場を、しっかりと温めてくれました。そして、演目の「真夜中の乗客」へ。明世さんはとぼけた味わいが持ち味ですが、関西弁で聞かせるこの演目でも、その持ち味を遺憾なく発揮。真夜中のタクシーという密室が舞台の恐怖のミステリーと思いきや、最後にどんでん返しをくらう噺で大いに笑ってもらい、お後と交代です(^_-)-☆ (^_-)-☆

 続いては、福来助さんの登場です。マクラでは、今、世界中を震撼とさせているロシアのウクライナ侵略、その張本人であるプーチン大統領という時事ネタを10分強にわたって熱弁。首謀者を「〇〇殺」するやり方から、演目の「まんじゅうこわい」へと突入しました。この演目は超有名な古典落語なので、会場の皆さんもご存知のストーリーだったと思いますが、くすぐりのひとつひとつをしっかりとキャッチしていただき、笑っていただくことが出来ました(*^_^*)

そして、トリは虎之輔が務めさせてもらいました。時間が押していたので、予定していたマクラはカットし、本編につながる「江戸っ子」にまつわる話からスタートしました。そして、これぞ「江戸っ子」というイキのいい二人と、江戸は南町奉行所の御存知、大岡越前守が登場する演目の『三方一両損』へ。みなさん、大ネタの演目にじっと聞き入り、笑いどころではマスク越しながらも大いに笑ってもらい、本日のおひらきとなりました。 ^^) _旦~~

 佐的金あじさいサロンのスタッフの皆様、そして会員の皆様、ありがとうございました。また、皆様とお会いできることを楽しみにしています。      【山彦亭 虎之輔】

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