西向いきいきサロン~落語会

 小春日和の11月16日(火)、山形市の西向公民館で開催された「西向いきいきサロン~落語会」にお伺いして来ました。同サロンの皆さまに、山形落語愛好協会がお呼ばれするのは、今回が初めてです。当協会を同サロンに紹介してくれたのは、山形市福祉協議会地域福祉課の鈴木健悟さんで、会場にも来られていました。そして午前10時に落語会がスタート、約15名の皆様に古典落語や新作落語で、秋のひと時をたっぷりと楽しんでいただきましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】
・山彦亭 虎之輔・・・『時そば~アレンジバージョン』
・如月家 道楽・・・・『金色夜叉」
・山彦亭 虎之輔・・・『六尺棒』

 開口一番は虎之輔です。マクラで「秋もすっかり深まってきました。秋と言えば……」で始まる小噺を幾つか振って、笑いを頂戴したところで、この季節になると聞きたくなる「時そば」に突入。あったかいそばの出て来るこの演目の前半、客がそばやに「どうだい景気は」と尋ね、そばやが「どうにも景気が悪くて」と答えると、「悪いからいいじゃねえか、世の中持ち回りだ。今が悪けりゃ必ずよくなるからね。」とうんちくを傾けるくだりをはなしながら、「これは、コロナ禍の今の世の中にぴったりのメッセージだ」と思ってしまいました。その後もノリの良いお客様に、笑いどころを外さずに笑っていただき、お後と交代です(^_-)-☆

 続いての登場は、道楽さんです。満面の笑顔と、会場に響きわたる朗々としたバリトンでお客さんを放しません。そして、恒例のカミ対応のパフォーマンスでドカーンと爆笑。「私はこれをやるために、西向に来ました」の決めゼリフで締め、会場がなごんだところで、本日の演目、「きんいろよまた」ならぬ小説をモチーフにした「金色夜叉」へ。お客様もテーマソングを一緒に合唱するなど、お客さま参加型の一席で最後まで盛り上がりましたよ(^_-)-☆

トリは虎之輔です。改めて自己紹介し、「虎さんと呼んでください」と言うと、マスク越しに呼んでくれました。ノリのいいお客さまに気をよくし、「皆さん、とらさんつながりで、久しぶりに『寅さんのタンカバイ』を聞いてみたくなりませんか」と水を向けると大きな拍手をいただき、タンカバイを披露させてもらった次第です。そして、道楽息子と頑固おやじが対決する演目の「六尺棒」へ。ここでも笑顔を絶やさない聞き上手のお客様のおかげで、最後まで楽しく演じ切って、お開きとなりました。( ^)o(^ )

 終了後は、主催者の方に、おいしい本沢の青采づけや柿などの食品詰め合わせをおみやげにいただき、恐縮しています。また、道路まで出てお見送りをしていただき、重ねてありがとうございました。また、西向いきいきサロンの皆様とお会いできることを楽しみにしています。本日は、まことにありがとうございました。   【山彦亭 虎之輔】

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