上山市中川地区公民館「笑いと健康のつどい」のご報告

 本日は上山市の中川地区公民館にて、「笑いと健康のつどい」として、落語会が開催されました。同公民館での落語会にお招きいただいたのは、今回で3度目。今回は、笑風亭間助顧問、如月家道楽さん、そして私、山彦亭虎之輔の三人でお邪魔しました。前回までは、中川地区の役員の皆様に加えて、一般の方もお呼びしていたそうですが、今回はコロナ禍のため役員のみとのこと。ソーシャルデイスタンスを取った配置でご視聴いただき、10分間の中入りの際は換気をする等、万全の感染対策を取りながらの90分でしたが、20数名の役員の皆様に、たっぷりと落語をお楽しみいただきましたよ(^^)

  【本日のプログラム】
◯笑風亭 間助  「つる」
◯如月家 道楽  「蛙茶番」
◯山彦亭 虎之輔 「火焔太鼓」
◯笑風亭 間助  「カラオケ病院」

 開口一番は、間助顧問です。演目はおめでたい一席の「つる」。おとぎ話で有名な「鶴の恩返し」のパロディをマクラに、場をしっかりと温めてくれました。そして、演目に突入。お客様を古典落語の世界に引き込み、マスクの中は笑顔満開。大いに笑っていただきましたよ(*^_^*)

 続いては、道楽さんです。道楽さんといえば、マクラで劇的なイメージチェンジをするのが恒例。今回は最近通信販売で購入したというグッズの紹介が、その切り口となりました。「さて、三つ目は何でしょう」と問いかけたところ、勘のいいお客様に見破られましたが、これもご愛敬。座が一気になごやかになりましたね。演目の「蛙茶番」は、戦時中は禁演落語となり、戦後復活した
意味深長な噺。本日がネタおろしとのことでしたが、今後も益々期待大の演目です(^o^)

 中入りをはさんで、地元上山市出身の虎之輔が「火焔太鼓」をかけました。コロナ禍の中、日本中いや世界中が早く平穏無事な世界に戻ってほしいという願いを込めて、落語の中でも「ハッピーエンド」充足感の高いこの演目を選んだ次第です。ここでも勘の良いお客様に、笑いどころでしっかり笑っていただくことができましたよ(^_-)-☆

 そしてトリは、間助顧問の鉄板ネタ「カラオケ病院」です。「病院」と「カラオケ」という、まったく異質なものが、どこでどうして結びつくのか、はてさて。ともあれ、「落語」と「カラオケ」の相性は抜群でした。落語に加えてのおなじみの歌謡曲の替え歌に大いに盛り上がり、大いに笑って、お楽しみいただけましたよ( ˆoˆ )/

 終演後には、お客様からの質疑応答の時間が設けられ、様々な質問をいただきました。また、終会後に事務室でコーヒーをご馳走になったのですが、その際、役員の方に「山形落語協会を招いての落語会を、定期的に行いたい」との有難いことばをいただき、嬉しい限りです。
 企画・運営して下さった関係者の皆様、聴いて下さったお客様に感謝申し上げ、落語会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。<(_ _)>

【山彦亭 虎之輔】

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