ワークショップ明星園新春寄席


 新しい「令和」初の正月を迎えました。その松の内も明けた1月8日(水)、山形市長町にある「ワークショップ明星園」で開かれた「新春寄席」に、錯乱坊双極さんと、私、山彦亭虎之輔の二人がお邪魔してきました。会場の食堂に張られた紅白の幕と、「歓迎 山形落語協会」の掲示物が我々を温かく迎えてくれました。約40名の入所者の皆様とスタッフの方々に、落語を楽しんでもらいましたよ(*´▽`*)

【本日のプログラム】
〇錯乱坊 双極     「寿限無」
〇山彦亭 虎之輔      「ぞろぞろ」


 初っ端は、双極さんです。昨年の山形落語協会の「落語納め」は、12月21日のニチイケアセンターでの落語会でした。そこで、双極さんはトリを務めました。そして、当協会の「落語初め」となるこの新春寄席の開口一番も双極さんということで、なんと彼は年末のオオトリと年初めのトップバッターという二つの大役を務めたことになります。ねずみ年にちなんだ小噺等を振って場を温めてから、新春にふさわしい演目の「寿限無」へ。何度も繰りかえされるおなじみの早口言葉で、お客さんの心をしっかりつかみましたよ!(^^)!


 トリは、虎之輔が務めさせてもらいました。初詣でにまつわる小噺を幾つか振ってから、今、小学校の教科書に一番採録されている演目の「ぞろぞろ」へ。入所者の皆さんは大変反応がよく、随所で笑ってもらいましたよ。実は、正月になってから咳が止まらなくなり、声もハスキーボイスになっていました。途中で咳が出ないかと心配しながら高座に上がったのですが、難なく最後まで楽しく演じ切ることができ、ほっとしました(^_-)-☆


 最後のごあいさつの時、持ち時間が3分ほどあったので、急遽、虎之輔がおまけとして「寅さんのタンカバイ」を披露しました。昨年末から二十二年ぶりの「男はつらいよ」の新作が公開されていますが、十代の入所者の方は寅さんを知らないと思いきや、結構寅さんを知っていて、タンカバイを楽しんでもらいましたよ。その後、入所者の代表者から手づくりの匂い袋とメモ帳をいただきました。また、委員をされている入所者の方からお礼の言葉を頂戴しました。
 ワークショップ明星園の皆さん、本日はありがとうございました。またの機会にお会いできるのを楽しみにしております。
                             【山彦亭 虎之輔】  

コメントは受け付けていません。