第3回薬師町二区新春落語会のご報告

 山形市薬師町二区様から3回目の依頼を頂き、約20名のお客様の前で新春落語会が薬師町柏山寺本堂にてめでたく開催されました(*^^*)1月とは思えない暖かい土曜の昼下がりに華やかで個性豊かな4人の噺家がお伺いいたしましたよ。
 まず最初に司会の方から挨拶があったのですが、なんと年末年始の社会面を風刺した旬な小噺を準備して披露して頂いたのです(^o^)いやあ〜お陰様で落語会の前から場が温まりました!

【本日のプログラム】
○ 宝笑亭 卯さ銀 「こうもり」
○ 天空亭 魚々太郎 「大安売り」
 〜中入り〜
  天空齋 魚々太によるマジック
○ 走風亭 満月  「家見舞い」
○ 宝笑亭 熊水  「天狗裁き」


 開口一番は卯さ銀さんの「こうもり」です。卯さ銀さんは今年は東京オリンピックということで今年は「卯さ金」と改名しようかという意気込みを語っておられます。こうもりは恩返しの噺ですが、時々ぶっ込まれるこうもりのあおいちゃんの小ボケにお客様も爆笑の連続でした。卯さ銀さんによるキュンキュンとしたコウモリの所作にも注目です。

 中トリは魚々太郎さんの「大安売り」です。大安売りといえば当会では恋之介さんの鉄板ネタなのですが、魚々太郎さんは上方をベースとしたバージョンで、いい感じに関取の雰囲気も醸し出す迫力ある演目でありました!

 中入りを挟んで、当会でもすっかりお馴染みとなりました魚々太さんによるマジックです。これが落語会の間にあるといい潤滑油になるんですよね〜(^^)、お客さんとの掛け合いもあって笑いも絶えない場となりました。

 3番手は満月の「家見舞い」です。お寺での落語はなんだか安心感がありますね〜今年は落語で一隅を照らす人を目指していこうかと思います!お正月ということで少しでもおめでたく且つバカバカしい一席を選んで高座に上がりました。大変に感の良いお客様で前半から大いにのめり込んで笑って頂きましたよ。

 トリは熊水ちゃんの「天狗裁き」です。高校時代に薬師町の近辺で学んでいたこともあり、ある意味ホームタウンに帰ってきたかのごとく伸び伸びとした高座でした。八五郎の夢を巡って、家人、隣家の男、家主、奉行、そして天狗と次から次へと登場してくる者との掛け合いが凄まじくもう笑いが止まりません(^o^)
 終演後は、お茶と干し柿、酒田ではお馴染みという絶品のきなこ餅を特別に山形市内で作って準備していただきました。魚々太郎さんは昔酒田に住んでおられたため、この味を懐かしんで感動しておりましたねえ。そして「来年も宜しくお願いします」という嬉しいお言葉も頂きました。企画運営の役員の方々、お客様方本当にありがとうございました!

【走風亭 満月】

コメントは受け付けていません。