第9回山形落語まつり ご来場いただきありがとうございました!!


半年に一度の大イベント、山形落語まつりが遊学館ホールにて開催されました。2014年7月に始まったこのイベントも、多くのお客様に支えられ9回目を数えるまでになりました。連日猛暑が続いていましたが台風が接近しているということもあり、やや不安定な天候でしたが、多くのお客様が足を運んでくださいました(*^_^*) 今回も多くのバラエティ豊かな噺家がたくさんの笑いをお届け致しましたよ(*^^)v

【今日の噺家と演目】
〇走風亭 満月    「風呂敷」
〇笑風亭 佐と吉   「ざる屋」
〇山彦亭 虎之輔   「六尺棒」
〇宝笑亭 卯さ銀   「転宅」
ー仲入りー
〇石々亭 註馬    「漫談」
〇闘球亭 丘割    「粗忽の使者」
〇天空亭 魚々太郎  「時そば」


開口一番、満月さんの「風呂敷」からスタートです(*^^)v このような大きなホールでのイベントは、最初に出る噺家の出来でその後の流れが決まってしまうということもあり、実は非常に難しいポジションです。しかしマクラで徐々に会場を温め、後半にかけてしっかりと笑いをとり会場を温めてくれました。幕開けにふさわしい、満月さんらしさが詰まったコミカルな落語をお届け致しましたよ(*^^)v


続いて佐と吉さんの「ざる屋」です。マクラで会場の皆さんの心を鷲掴みにし、そのまま本編でも大爆笑をかっさらいましたよ。佐と吉さんはここのところ出番が少なく、本人も心配しておりましたが、完全に杞憂でしたね(^^;)佐と吉ファンだけでなく、新規のお客様にも、持ち味のほんわかかつ安定した落語の魅力を存分にお伝え出来たのではないかと思います(*^^)v


続いて、虎之輔さんの「六尺棒」です。「山形落語愛好協会の啖呵売担当、虎之輔です」の出だしから始まったものの、啖呵売をやらないというイリュージョン(*^_^*) 虎之輔さんは当会の噺家の中でも唯一無二の独特の持ち味があり、会場に虎之輔ワールドを展開しておりましたよ。一生懸命な高座に、アンケートでも複数の方から激励のコメントを頂いておりました(*^_^*)


中トリは、山形落語まつりが生んだ大スター、卯さ銀さんの「転宅」です。卯さ銀さんを楽しみにしている方が多く、アンケートでも「卯さ銀さんが出るから来ました!」と書かれるほどの人気ぶり(*^_^*) 誰にも真似できない山形弁落語で、マクラから最後まで大爆笑の高座で、まつりの前半を締めてくれましたよ。(*^^)v


仲入りを挟んで註馬さんの漫談です。註馬さんにかかればただの漫談になるわけはなく、相撲甚句からのマジックのおまけつきという贅沢なプログラム! お客様参加型の相撲甚句は、会場全体を巻き込んで大盛り上がりとなりましたよ(*^_^*) そしてマジックでは本日会場アナウンスを担当してくれた熊水ちゃんが登場し、アシスタントをしてくれました。こちらも、熊水ちゃんファンにとってはとても嬉しいサプライズで、会場の温度を一気に温めてくれました(*^^)v


続いてはヘビー級噺家、丘割君の「粗忽の使者」です。丘割君も大人気の噺家ですので、こちらも大盛り上がり!喋りのスピードがとても速いのですが、しっかりと言葉がお客様に届く聞き取りやすい高座で、アンケートでも本日一番の高評価を頂いておりました (*^_^*)粗忽者のやりとりに、終始爆笑の高座で、註馬さん(と熊水ちゃん)が作ってくれた上昇気流をそのままトリの魚々太郎さんへとつないでくれましたよ(*^_^*)


本日のトリは爆笑王、魚々太郎さんの「時そば」です。爆笑のマクラからの時代背景を丁寧に説明するマクラで落語の世界へ誘い、上方落語がベースの珍しい時そばを披露してくださいました(*^^)vここまでの噺家のリレーで会場の温度は最高潮に達していましたので、もう何を言っても面白い!もちろん、魚々太郎さんの安定感のある爆笑落語で、オチを知っていても最後の最後まで楽しめる、素晴らしい一席となりました(*^_^*)


最後は出演者全員で並んでご挨拶をさせていただきました。
次回山形落語まつりは遂に10回目を迎えます。残念ながら、遊学館ホールは改装のためしばらく使えなくなり、別の会場で行うことを予定しておりますが、噺家全員でご来場の皆様に笑いをお届けるため、しっかりと準備して参りたいと思います。
本日はご来場まことにありがとうございました!

【出囃子担当の浅草亭 恋之介】

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