山形市小学校教育研究会国語部会のご報告

kyouiku

 本日は南沼原コミュニティセンター研修室にて、山形市小学校教育研究会国語部会の本年度最後の研修会で落語を披露させていただきました。ご存知の方も多いかと思いますが、小学校四年生の教科書には「ぞろぞろ」が掲載されており、山形県内小学校の国語の授業で生の落語を披露させていただいております。今回は校長先生や教頭先生を含む市内の先生方に、実際に国語の授業で演っている落語をご覧頂き、また終演後には質疑応答で様々な質問にお答えさせて頂きましたよ(*^^)v
 
 【今日の噺家と演目】
  〇笑風亭 間助 「ぞろぞろ」
  〇浅草亭 恋之介「寿限無」
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 初めに、間助さんが落語の歴史や特徴、扇子と手ぬぐいの所作についてお話をしたあと、小噺と教科書そのままのぞろぞろをご披露致しました。教科書の内容とまったく同じバージョンのぞろぞろですが、その中にも間助さんの子供たちの心をつかむ工夫がこらされており、また先生方が従来持っておられた教科書のぞろぞろの細かい所作等の印象の違いを感じていただいたようです(*^_^*)
  
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 続いてわたくし恋之介の「寿限無」です。こちらは教科書通りではなく、また普段小学校で演じる寿限無でもなく、落語の多様性を感じていただくためいろんなアレンジを加えたバージョンでございます。マクラで笑いの場を作った後、特にカジュアルなくすぐりをチョイスし、新しい寿限無をご覧いただきました(*^_^*)
 
 終演後には、様々な質問をお寄せいただき、間助さんとわたくしで回答させていただきました。「何故落語を演ろうと思ったのか」「落語の魅力について」「落語を演じることで得られる利点」「好きなネタや得意ネタ」等多岐にわたり、回答する中で、これまであまり意識してこなかったことも改めて考えさせられた内容もあり、噺家にとっても大変良い気づきが得られた時間となりました(*^_^*)
 
 本日の研修会が、ご参加下さった先生方の今後の指導の一助になったのであれば本当に幸いでございます(*^_^*)また、今後も市内の小学生の生徒さんたちに落語の魅力や、落語で得られた経験などをお伝え出来ればと思っております。本日はありがとうございました(*^^)v
 
 【浅草亭 恋之介】

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