あるところの忘年会での落語

 今日は「忘年会で落語を」ということで、某所での忘年会にお邪魔しました。参加者へ教育の一環で話術の勉強も兼ねた落語会ということで、ちょっと恐縮しながらもお邪魔しました。
 結果はというと・・・(^^;) 乾杯のすぐあとからの高座だったのですが、円卓でお酒を交わし、お客さんどうしでだんだん会話が盛り上がり・・・(^^;) 残念ながら落語を観てくれる人がほとんどいない状況でした(>__<) ですが、最初から最後まで、一生懸命観て、笑ってくれる方もおり、その方のためにも、最後まで一生懸命高座を務めさせていただきました。
 2席目に入ってからは、半分くらいの方が聴いてくれるまでなんとか盛り返しましたが、ちょっと課題の残る高座となってしまいましたねぇ・・・(^_^;) 久しぶりに ちょっと残念な結果にはなりましたが、その一方でいろいろな教訓も感じられる有意義な体験となりました。
 やはり、話芸は場づくりが第一! お客さんのためにも、場づくりには細心の注意をはらっていく必要がありますねぇ(^_^;)

【場づくりの基本】  ※とりあえずまとめてみます(^^)/
・周知方法 ・・・ 落語会としての周知がベスト。イベント中の出し物という形の場合は、
           お客さんに、落語があることを前もって周知してもらうようお願いする。
・会場設定 ・・・ お客さんの数に応じて、隙間が多すぎない部屋。
          ※路上や野外スペースなど、オープンスペースは不向き。
・最前列のお客さんとの距離 ・・・ 2m以内くらい。最前列から会場全体に笑いが伝わる。
・お客さんの密集度 ・・・ お客さん同士の距離が近いほど笑いが伝わりやすい。
・客席はイスか座布団か? ・・・ どちらでも良いが、可能ならばテーブルはない方が良いかも。
・客席の向き ・・・ 演者に体を向けて座ること(お客同士で顔が見えると安心して笑えないため)
            円卓は、お客さんが向かい合わせになるので、話芸には最も不向き。
            ※円卓の場合は、イスを演者の方にむき直ってもらう。
・お囃子 ・・・ 高座の前に数分くらいお囃子を流す。お客さんの心の準備のため。
・最初のごあいさつ ・・・ できれば、演者全員でごあいさつ。お客さんとの距離を縮めるため。

 出前落語の場合には、完全な場をつくることは難しいですが、以上を参考に出来る限りの場づくりを心がけていきたいと思いますm(_ _)m

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