南陽市沖郷公民館「沖郷いきいき大学」での落語会のご報告

今日は南陽市は沖郷公民館にて行われた「沖郷いきいき大学」での今年最後の催しにて、私共、山形落語愛好協会の落語会を企画していただきました!
朝から雪が降りしきる中、約40人のお客様にたっぷりと笑っていただきましたよ!

【本日の噺家と演目】
・濃紺亭 らん朝『代書屋』
・山彦亭 虎之輔『火焔太鼓』
 仲入り
・濃紺亭 らん朝『幾代餅』

開口一番は、らん朝の落語にてお付き合いいただきました。
今年も残り半月、気忙しい頃合いになりましたが新年の準備はお済みでしょうか?ウチは・・・全然終わってません!特に年賀状が!!
というマクラからネタに入ります。
いつでも物のわからない人というのはいますが、そういう人がカッチリした生業、たとえば代書屋さんと話をすると・・・
どうにもかみ合わない二人のやり取りに笑っていただきました。


続いては虎之輔さんです。
マクラでは振っては落とし振っては落とし、ポンポンと小気味良く笑いのリズムを作り上げていきます。
ネタは十八番の『火焔太鼓』。古道具屋の甚兵衛さん、埃だらけの時代がかった太鼓を仕入れてきたところから話が転がりだします。
途中、古道具屋の小僧さんが太鼓にハタキをかける様や、最後に太鼓を売った金をカミさんの目の前に次々出す甚兵衛さんの様子に、お客様大笑いの中でお仲入りでございます。


仲入りの後は、再びらん朝です。
年の瀬も押し迫ったという事で、トリネタはちょっといい話を・・・
という事で人情噺の『幾代餅』にてお付き合いいただきました。
真面目一徹が売りの搗米屋の若い衆、清蔵さん。たまたま見た花魁の錦絵を見てそれに恋煩い・・・実に器用な一目惚れ。
どうにか願いを叶えてやろうと、親方や医者の先生が寄ってたかって清蔵さんに一肌脱いでやります。
花魁の幾代太夫が出てくるところでは「落語家さんだねぇ」とお褒めの言葉もいただきました!
笑いあり、涙ありの一席でお開きとなりました。

最後のご挨拶でもたくさんの拍手を頂戴いたしました。また及びいただければ幸いです。

実は当初は3人でお伺いする予定でしたが、うち二人が体調不良、代演に虎之輔さんに来てもらいどうにか開演にこぎつけた次第です。
風邪や季節性インフルエンザなどが猛威を振るう最中ではありますが、皆様体調には十分お気を付けいただき、明るく新年をお迎えくださいませ。

本日はありがとうございました!
【濃紺亭 らん朝】

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