鶴岡市 第4回 櫛引寄席開催の報告

2023年11月12日、外はやや雨模様、ここ数日、急に寒さが増してきましたが、毎年恒例の櫛引寄席です。

第4回を迎えた今年は少し趣向を変えた出前寄席ということで、場所は櫛引温泉♨️湯〜TOWN、櫛引生涯学習学習センター主催、山形落語愛好教会の監修で8月から4回のセミナー、そしてめでたく本日受講生4人のデビュー高座となりました。
皆さん、本当に頑張ってくれましたね。
まずは最後まで楽しんで講習を受けてもらえることが出来るか、私達も本気で取り組みました。

笑風亭間助さんが櫛引公報の表紙に採用されました。

【本日の演目と噺家】
○「たけのこ」  猫々亭 美々  
○「桃太郎」   岩下亭 横志麻
○「からぬけ」  笑風亭 寛介
○「味噌豆」   笑風亭 一太朗



新人落語家デビューにしては皆さん素晴らしかったです。
集まった30人のお客さんを前にして皆さんドキドキだったと思いますが、そこを表に出さないのは肝が座ってますね。
特に笑風亭寛介くんはなんと小学4年生最年少ですから驚きです。
それからお気づきと思いますが笑風亭一門が二人も増えました。ちなみに「寛介」は本名です。笑

4人にはこれから、研鑽を積んで庄内の高座では力を貸してもらうことになるので大きな戦力になりそうですね。

中入り後
○講談「怪談 耳なし芳一」 如月家道楽
○落語「中村仲蔵」     楽笑亭明世

さて、中入り後まずは私、道楽の講談で始まりました。無類の怪談好きの道楽、死期を、いや四季を通して怪談を語ります。
周りを暗くして怪談の雰囲気で盛り上げました。講談は色物ですがお客様が真剣に聴いて頂いているのが伝わりました。
落語の「噺す」とは別の、講談を「語る」、どちらも大切にしていきたいものです。

さて、トリは明世さんの「中村仲蔵」人情噺の古典ですが、実在の人物をモデルにしています。
落語には滑稽噺、人情噺が有りますが人情噺は比較的長尺で講談などでも有名な演目なんですね。
いつもは時間の縛りが有り人情噺のような長尺演目は難しいのですが今日は前座で新人落語家の方が座を温め、大いに盛り上げてくれましたので我々二人は安心して好きな事を演らせて頂きました。笑

協会メンバー、そして協会サポーターの皆さん、これからも4人の新人落語家を温かく見守って頂ければ幸いです。
主催の櫛引生涯学習センター池田肇さん、講師の間助さん、佐と吉さん、大変お疲れ様でした。
そして講座をお手伝い頂いた虎之輔さん、らん朝さん、明世さん、有難うございました。
今回、受講者の方々とも素晴らしいご縁を頂いたことは何よりの収穫でした。
本当に有難うございました。

受講生の皆さん、達成感いっぱいの笑顔です。

【如月家 道楽】

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