朝日町大暮山落語会のご報告

本日は朝日町大暮山公民館での落語会にメンバー4人でお伺いしました。こちらへは2019年以来のお呼ばれです。運営の方が開演前に寄席囃子を流してくれたりと実に良い雰囲気の中、20名以上のお客様にお集まりいただき、90分たっぷりと笑ってもらいましたよ!

【本日の噺家と演目】
・走風亭 満月『置泥』
・楽笑亭 明世『茶漬間男』
 お仲入り
・山彦亭 虎之輔『三方一両損』
・濃紺亭 らん朝『宮戸川』

開口一番は満月さんで『置泥』です。
久々の出前寄席出演となりましたが、そこはベテランの妙技。小噺をトントンと重ねるにつれお客様の耳も慣れてきた所でネタへ。
お人好しの泥棒と図々しい無一文の大工のやり取りに笑い声が次第に大きくなります。サゲに至る頃には、お客様はすっかり落語を聴く耳になっていました。久々の出番でも腕に遅れは取らせません!

続いては明世さんで『茶漬間男』です。
マクラからお色気タップリの小噺を重ねていきます。本日はことに察しの良いお客様ばかりで、クスクス笑いが次第に大きくなります。
ネタに入れば落語は想像する芸能、カミさんと間男が二階でドタバタやっている様子をそんな事とはつゆ知らず、階下で茶漬けを啜りながらボンヤリブツブツと愚痴る亭主の様子から何事かとつい想像してしまいますねえ。
最後まで間抜けな亭主の一言でお仲入りです。

仲入り後、後半戦のハナは虎之輔さんで『三方一両損』です。虎さん得意の啖呵売が存分に活きるこのネタ、二人の大工が拾った金を返すのいらねぇののやり取りは、火事と喧嘩は江戸の華とよく言ったもので凄みのある大声でもって繰り広げます!
やがて時代劇でもお馴染み南町奉行大岡越前守のお裁きを受けて、サゲの一言でもってお後と交代です。

 

本日のトリはらん朝で『宮戸川』です。
当日は夏の甲子園県大会の準決勝、丁度私の出番の時に第2試合の結果が出たばかりですがこの場は落語にお付き合いいただきました。
野球に絡めたマクラを振ってちょいと初々しい男女の噺に入ります。訪ねた先のおじ夫婦の家でのドタバタ劇の果てに、降りしきる雨、轟く雷鳴、その先は・・・皆様のご想像にお任せいたします。

終演後、本日のネタの紹介と来月20日の山形落語まつりのPRを経て、運営の方のご挨拶でお開きとなりました。朝日町といえばワインが有名ですが、お土産に一人一本づつ頂戴いたしました!またのお招きに備え、各人腕に磨きをかけて精進してまいります。
本日はありがとうございました!
【濃紺亭 らん朝】

コメントは受け付けていません。