東栄小学校PTA研修会~落語会のご報告

 勤労感謝の日を前にした11月22日(金)、鶴岡市立東栄小学校のPTA研修会に、楽笑亭明世さんと私、山彦亭虎之輔の2人がお邪魔してきました。こちらの小学校での出前落語は、今回が初めてです。
 会場に着くと、本日の研修会のタイトル『落語で笑って「心」豊かに』のポスターが掲示してあり、講師として我々二人の名前も書かれていて、恐縮しました。会場の前方には、全校生徒約60名、後方には保護者の皆様約40名。そして、横にはPTA役員と先生方と、100名を超える皆様に、4年生の教科書に載っている「ぞろぞろ」を中心に落語を披露し、たくさん笑っていただきましたよ。(*^^)v
 
【本日の噺家と演目】
〇山彦亭 虎之輔  「落語入門(落語の歴史、特徴、演じ方など)」&「ぞろぞろ」
〇楽笑亭 明世 「親の顔」
〇山彦亭 虎之輔「時そば」
 

 初めは虎之輔が落語の歴史や特徴、演目の種類や道具などについてのお話をし、引き続いて教科書バージョン「ぞろぞろ」を披露しました。子供たちの反応が大変良く、楽しい雰囲気の中で、生の落語に親しんでもらいましたよ(*^▽^*)


 続いて、明世さんの「親の顔」です。この現代落語は、100点満点で5点を取った子ども(金太)のテストの回答をめぐって、父親(八五郎)と金太と先生が三社面談をするという話で、PTA研修会には打ってつけの演目です。金太の珍解答に、子供たちが大笑いする一席となりました。(^O^)

 
 トリは虎之輔の「時そば」です。マクラの中で、「日本三大〇〇」について質問をしながら進めたのですが、なんと「日本三大あき(秋?)」のところで、高学年の男子生徒が手を挙げ、正解の一つを答えてくれました。また、「虎さん」から「寅さん」に話が及び、タンカバイを幾つか振ると大笑いが起き、その勢いのまま「時そば」に突入。最後まで楽しく演じ切ることができました。!(^^)!

 小学生の皆さんは生の落語に触れ、興味深く聴いてくれました。保護者や先生方の中には、東京の寄席で落語を聞いたことがある方も若干おられたものの、初めてという方が大部分のようでした。皆さんが笑顔で聞き入ってくれたので、私たち噺家も最後まで楽しく、活気にあふれた時間を過ごすことができました。こうした機会を作ってもらった皆様に感謝して、ご報告とさせてもらいます。本日は、誠にありがとうございました。      【山彦亭虎之輔】

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