山形市東町町内会さわやかサロン落語会のご報告

 本日は、山形市は東町にあります「ふすま同窓会館」という、山形大学がまだ旧制高校だった頃の資料が残る文化の香り高い会場での落語会でした。毎年のように招いて下さるありがたいさわやかサロンです。そこに分福亭丘んさん、如月家道楽さん、山彦亭虎之輔さん、そして私・天空亭魚々太郎(天空齋魚々太)の4人(5人?)がお邪魔し、20名弱の大変反応がよいお客様に落語を披露してきましたヨ。(#^^#)

【本日のプログラム】
〇「味噌豆」・・・・・・如月家  道楽
〇「時蕎麦」・・・・・・山彦亭 虎之輔
    仲入り(天空齋 魚々太)
〇「熊の皮」・・・・・・分福亭  丘ん
〇「火焔太鼓」・・・・・天空亭魚々太郎

 開口一番は、如月家道楽さんの「味噌豆」です。道楽さんの意表をついた演出やよく響く低音の魅力、そして読み聞かせや演劇で培ったその人物になりきることがしっかりと出来ており、落語を始めて未だ1年とは思えない語り口でした。「味噌豆」は、初代林家三平が2代目林家三平に教えた唯一の噺です。初っ端からお客さんを笑いの壺に叩き込んでおりましたヨ。!(^^)!

 次は山彦亭虎之輔さんの「時蕎麦」です。まずはまくらで大いに笑わせお客さんを温めていきます。その後、リニューアルバージョンアップ版「時蕎麦」で、古典落語と思わせておいて途中から新作に切り替わるという展開にお客さんは大いに沸き、笑いを巻き起こしていましたヨ。( ^)o(^ )

 仲入りは、山田屋のふうき豆が全員に配られ、休憩タイムです。山田屋のふうき豆は、菓子店を営むボクの義父が「あの味は真似出来ない」と言っておりましたが、「いっぷく豆」というパクリ商品を店頭に並べるほどの山形県を代表する美味しい和菓子の一つだと思います。仲入りの間、天空齋魚々太がお客様参加型のロープマジックを3つほど披露し、大笑いしていただき、「落語よりおもしゃいみだいな!」という有り難いのか有難くないのか・・・大変有り難いお言葉を頂戴したところです。(*^-^*)

 中入り後の膝替わりは、分福亭丘んさんの「熊の皮」です。衝撃的な実体験のまくらで一気にお客さんの集中を高め、旦那を尻に敷くおかみさんの表現が、まさに芸とは思えないほど真に迫っておりました。ということは・・・もう言わずもがなでしょう。ボクら男にゃ出来ません。だって・・・ねえ!尻の下にねえ・・・。(*’▽’)

 トリは、私・天空亭魚々太郎の「火焔太鼓」にお付き合いいただきました。まだまだ、練習中の噺。そして、「このバージョンで行こう」というところにまで煮詰まっていない段階の噺です。「火焔太鼓」を披露するのは今回が3度目ですが、3度とも細かい部分を変えており、今回は下げまで変えてみました。そんな未完成の噺に大いに笑っていただき、有り難いばかりでございました。(*^。^*)

 このサロンは知的な方が多いので、とてもやりやすい場ではありますが、こちらの戸惑いを見抜く目を持った怖い方ばかりと言い換えることも出来ます。一層の精進をと思って帰路についた私たちでした。
 企画・運営して下さった関係者の皆様、そしてお聴き下さったお客様に感謝し、山形市東町町内会さわやかサロン落語会の報告とさせていただきます。本当に有難う御座いました。そうそう、ボクらも山田屋のふうき豆を頂戴し、自宅でいただきました。おいしかったあ。<(_ _)>

【天空亭 魚々太郎】

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