城西町第二町内会「ポケットの会」落語会

すっかり秋らしくなった10月21日(木)、山形市の城西二区公民館で開催された「城西町第二町『ポケット会』落語会」にお伺いしました。『ポケット会』約20名の皆さまは、午前10時からの前半、体操や歌唱に取り組まれていました。そして午前10時半からの後半は、当会の落語三席で笑いながらの頭の体操をして、楽しんでいただきましたよ!!(^^)!

【本日の噺家と演目】

・山彦亭 虎之輔・・・『時そば~アレンジバージョン』

・楽笑亭 明世・・・『新・世帯念仏』

・山彦亭 虎之輔・・・『六尺棒』 開口一番は、私、虎之輔です。マクラとして「秋にまつわる小噺」を幾つか振ったのですが、最初の小噺のオチで大いに笑ってもらい、その勢いのまま、演目の「時そば~アレンジバージョン」に突入することが出来ました。ポケットの会には、男性の会員もおられるとのことですが、本日の参加者は、なぜか全員女性。アットホームな楽しい雰囲気の中、こちらもノリに乗って楽しく演じ、お後と交代です。
 続いての登場は、明世さんです。演目は、「新・世帯念仏」。この演目は、もともと、扇子で木魚に見立てた高座を一定のリズムで叩いて「南無阿弥陀仏」と読経しながら、小言を繰り出す老人を描いた「小言念仏」という江戸落語ですが、上方落語家の桂文珍師匠が設定を現代に置き換え、新作落語として衣替えしたのが、この「新・世帯念仏」という上方落語なのです。かつて大阪で暮らしていたという、明世さん。ほんまもんの関西弁で話す上方落語は聞きごたえがありますね。お客さんもしっかり引き込まれて、笑いが巻き起こりましたよ。(^_^)

 そして、トリは虎之輔が務めさせてもらいました。マクラで江戸時代の人々の生活の知恵の話しから、「六尺棒」の二つの役割へと流れ、頑固一徹おやじと、したたかな道楽息子の対決を描いた江戸落語の「六尺棒」に入っていきました。今回の高座は、真ん中の上方落語を、江戸落語と江戸落語ではさむサンドイッチ型になったわけですが、お客様のマスク越しの笑い声といきいきとした反応がビンビンと伝わって来て、こちらも楽しく演じきることができましたよ(*^-^*)

会場に到着した時、来たる10月24日(日)に開催される山形落語愛好協会主催の「ソーゾーシーツアー」のチラシをスタッフの方にお渡ししたところ、開演時には皆様のお手元に配っていただきました。最後のあいさつのところでもPRさせてもらった次第です。山形落語愛好協会が城西町の『ポケット会』の皆様にお呼ばれするのは、今回が初めてとのことでしたが、大変あたたかく迎え入れてもらい、われわれも予定された60分の高座を楽しく終了することが出来ました。また、帰る際にはいなりずしとバナナをいただき、恐縮しています。『ポケット会』の会長さんはじめ、スタッフの皆様、そして会員の皆さまに感謝申し上げ、報告とさせていただきます。本当にありがとうございました。また、お呼びいただけましたら幸いです。<(_

【山彦亭 虎之輔】

 

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